当教室の活動がラジオで紹介されました  

2011年6月5日(日曜日)、NHK ラジオ第2放送の「聞いて 聞かせて 〜ブラインド・ロービジョン・ネット〜」で当教室の活動が紹介されました。
番組のホームページで放送内容をお聞きいただけます。

当教室の職員が DVD に出演しました  

2010年4月、「みんながまた来たくなるお店づくり」の冊子・DVD ができました。これは東京都杉並区が作成したものです。当教室の職員の圓山みち子も出演しておりますので、よろしければご覧ください。
 http://normalife.city.suginami.tokyo.jp/suginamisypher/www/info/detail.jsp?id=819

スラッシュのニューフェイス  

この4月から、スラッシュの新しい職員として高橋雅枝(たかはし まさえ)が加わりました。
高橋は、東京都内や埼玉県内で昨年度行われた視覚障害者対象のIT講習会で講師を勤めました。都内にある音楽大学のピアノ科を今春卒業し、音楽活動も続けながら、当教室の講師として活躍しています。
以下が彼女の自己紹介です。
パソコンも、ピアノも、キーをたたくということでは同じようなものです。でも、どちらもなかなか自分の思うようにはいきませんね。ですから、たまに味わう達成感がたまらなくて、やめられないのです。
まだまだ周りに支えられながらの講師ぶりですが、皆さんとのコミュニケーションを通して、私自身も成長していきたいと思っております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
では、スラッシュでお会いしましょう!!


パソコン講座の放送が始まりました  

2002年4月から、JBS日本福祉放送で「音声パソコン講座」が始まりました。この講座にはいくつかのコースがありますが、当教室の圓山が超初心者コースを担当しております。
特に今回の講座では、WindowsXPがインストールされた最新型のパソコンと、画面読み上げソフトのPC-Talker XPを使用しています。キー入力の練習に始まり、メールのやりとりやホームページの閲覧などを実践しながら丁寧に解説していきます。
番組は6月までの予定で、放送内容は週ごとに変わります。

○番組名
音声パソコン講座 超初心者コース パソコンに触ってみよう、学んでみよう

○放送時間
月曜から土曜の7時から7時30分と、 日曜の16時から16時30分。
再放送は月曜から金曜の20時から20時30分と、日曜の20時から20時30分です。


講演会「聞いて学ぶ漢字のあれこれ」  

2001年12月8日、小林一弘先生を講師にお迎えし、講演会「聞いて学ぶ漢字のあれこれ」が当教室で開催されました。

小林先生は、盲学校の中学・高等部の国語の先生として30年ほど視覚障害者教育の現場にたずさわられました。そして、東京都立文京盲学校の校長先生を最後に定年退職され、現在は日本点字委員会副会長・関東地区点字研究会会長・社会事業大学講師などを勤められています。

当日は視覚に障害のある方々をはじめ、当教室でパソコンボランティアをしてくださっている皆さんや、日頃図書館などで視覚障害者のために朗読ボランティアとして活動されている方など、全部で30名ほどの参加がありました。

近年、パソコンは視覚障害者の情報収集力を飛躍的に高めたのと同時に、障害を持つ本人からの情報の発信も容易にしました。現在は全く目の見えない人でも、パソコンの画面に出ている内容を合成音声で読み上げるソフトを使えば、漢字かな混じりの文章を作成できます。つまり、自力でホームページの作成や、メールのやりとりが可能になりました。それまでは、普通の文字を読み書きできない視覚障害者は、周囲の人たちに手紙や本を読んでもらったり、必要に応じて代筆してもらったりするしかありませんでした。

しかし、このようにパソコン環境は整ってきましたが、実際に文章を入力するさいに、読み上げソフトの音声だけを頼りに正しい漢字を選び、読みやすい文章を作っていくのは難しい作業です。

盲学校での漢字教育は始まってからまだ10年あまりです。従って、子供の頃に失明してずっと点字を使ってきた人たちには漢字の知識が乏しいという現実が否めません。

一方、大人になってから病気等で失明した人たちは漢字の形は知っているのですが、読み上げソフトの音声による説明だけで一つ一つの漢字を識別することには慣れていません。しかも、各読み上げソフトによって同じ漢字について違った説明がなされ、その内容自体が難しくてわかりづらいといったことも多々あります。

今回、小林先生のお話を拝聴し、視覚障害者に対する漢字教育はこれから一層大切になってくると確信しました。

講演は主に以下のようなテーマに沿って進められました。


小林先生がおっしゃっていた「漢字は学ぶことより使うこと(使いながら覚える)」という一言がとても印象に残りました。
ありがとうございました。

講演内容の記録も、当サイトで今後公開する予定です。


パソコン組立講座が開催されました  


写真、パソコン組立講座で、参加者が指先で確認しながら組み立て中

2000年7月8日、心配していた台風も開始時間を20分ほど遅らせるだけの影響ですみ、予定通りパソコン組立講座を開催することができました。
講師は大手メーカーでシステムエンジニアとして働いていらっしゃる方にお願いしました。会場の広さを考えた結果、今回は全盲の方5人が、計3台のパソコンの組立に挑戦しました。それぞれのチームにボランティアの方が1、2名つき、ネジが転がってもわかりやすいように床に材料を広げて、いよいよスタート。その後の詳しい様子については組立講座の記録をご覧ください。


インターネット体験会  

インターネット体験会の写真、
弱視の方は画面に注目

2000年7月12日、杉並区立盲人会館で、視覚障害者の方々を対象にしたインターネット体験会を行いました。
 当日は、音声ブラウザのIBMホームページ・リーダーを使って新聞・天気予報・テレビガイド・音楽など、参加者からリクエストされたホームページを閲覧してみました。音声ブラウザはホームページのテキスト(文字)の部分だけを片っ端から読み上げていきます。普通は表示されたページをざっと眺めて目的の箇所をクリックすればいいのですが、画面を見ることが困難な場合は目的の情報にたどりつくまで読み上げを聞いていかなければなりません。時間も倍以上かかり大変です。できれば広告やリンクなどは本文の後に載せてほしいものです。
また、MMメールというそふとを使って実際に複数のパソコン間でメールのやりとりもしてみました。メールの内容を読み書きすることも、スクリーンリーダー(画面読み上げソフト)の音声を聞きながらできます。
ほとんどの方が初めてのネット体験とあって、どのような機器やソフトを揃えれば音声対応でインターネットが使えるのか、費用はどれくらいかかるのかといった質問が相次ぎました。最後にはインターネット上のセキュリティに関する質問なども出ていました。
参加者の皆さんは最初は半信半疑な様子でしたが、けっこう楽しんでいただけたようでした。


部首画数別漢字変換辞書(MS-IME用・ATOK用)   

現在のスクリーンリーダーソフトでは、既存の日本語入力システムから直接漢字の部首変換や記号変換する機能は音声化されていません。しかし、この拡張辞書をインストールすると、95/98ReaderやPC-Talkerの音声で確認しながら、部首名や画数から漢字の変換ができます。この辞書には第一・第二水準漢字すべてと、漢方に関する漢字など約7,000件が登録されています。さらに、平仮名と数字を組み合わせた便利な単語も160件余り登録されています。
この辞書は1種類につき1000円です。ご希望の方は、フロッピーディスク(辞書1種類につき1枚)に、金額分の郵便小為替と返信用封筒を添えて、作者の山口さんまでお申し込みください。お問い合わせなども作者の方に直接お願いいたします。連絡先は以下のとおりです。
〒247-0004 横浜市栄区柏陽25〜7
電話 045(893)0705 (平日は午後8時〜10時)


新しいスタート  

新しいスタートの月、4月。スラッシュの講師の圓山光正が、今年度から週2回ずつ、筑波大学付属盲学校にパソコンの講師としていくことになりました。積極的な中学生や高校生を相手にしたパソコンの授業は大変だけどとっても楽しいそうです。
ただ、手で触ってわかりやすい教材が少ないため、ボランティアさんで手分けしての補助教材づくりも始まりました。いままでに、「エーデル」と言う点図お絵かきソフトを使って、フォーマットのしくみや、全角・半角とフォントサイズ、キーボードのキー配列を描いたり、それぞれのキーの働きをBASEで入力したり、が終わりましたがなかなかイメージどおりに行かなかったりして試行錯誤が続いています。これから授業内容もすすんでいくにつれ、作る資料の内容も高度になっていくのではとちょっと不安な思いです。とはいえ、このような資料は盲学校の先生方にも好評で、余分に希望される方も多いとのこと、うれしい悲鳴を上げています。

ちなみに、スラッシュの職員の高橋も、4月から社会福祉系の専門学校で点字の講師を務めることになりました。
お電話でのお問い合わせに対して、日を改めていただくことが時々ありますがお許しください。


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