その12です。

こんにちは。またまた更新が遅くなってしまいました。

本当にごめんなさい。新聞も遅れていて第2号が出せるのはひと月遅れになってしまいそうです。

bbsにも書いたのですが、二女のアンズが急に入院してしまい、私も付き添っていたため全くお店の事ができずにいました。(←言い訳ですが…)

10日間入院したのですが、病院では付き添いの食事は出ないので、売店で買ったりしていたのですが、

市販のパン(袋入りのもの)が食べられなくなっている自分にビックリしました。

子どもの頃は大好きだったのに…。

もしかしたら、中にはおいしいものもあるのかもしれないのですが。

休みの日にカタネベーカリーのパン オ ルヴァンとパン ド レを持ってきてもらい、毎日食べていました。


病院ではもちろん小児病棟だったのですが、こんなに病気の子が沢山いるんだぁとおどろいてしまいました。

あまり病気の子供達と出会う機会がなかったので、あまり気にしていませんでしたが、

健康なことが当たり前ではないんだなと感じました。

健康でいられるだけで幸せだなと思います。

我が家のアンズは病気になったのがウソのように元気になり、毎日走り回っています。


お店は私がいない間も、ほぼ変わらず営業しておりました。

私の分の仕事を主人とアルバイトのみんなで何とかこなしてくれていたようです。

そのため新商品などができずにごめんなさい。


イチゴの季節がそろそろおしまいになります。みかんとオレンジを使っていたマンダリーヌも先日からグレープフルーツとオレンジに変えました。

チェリーやルバーヴ、アンズ、イチジクなどのフルーツがそろそろ八百屋さんに並びはじめます。季節のフルーツを使った新商品をどんどん出していきたいなと思っておりますのでお楽しみに。

その他にもさっぱりしたサンドウィッチなども考えています。


これから暑くなりパン屋の私たちには過酷な季節がやってきます。カタネベーカリーにとって初めての夏です。

覚悟はしていますが、どのくらい暑くなるのかちょっと心配です。今でもオーブンの近くは相当暑いので…。

暑さ対策ももう少し考えなくてはいけないかなと思います。


カタネベーカリーを始めて半年がたちました。オープン当初のバタバタもおさまったところなのですが、

この頃また人の入れ代わりがあって、まだまだ落ち着きません。それでも少しづつ良い方に向かっていると思いますが…。

時間をかけてでもより良いお店にしていきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願い致します。


とココまで書いて後は写真を載せて、更新しようと思っていた矢先に事件発生。

25日、営業の日曜日の朝3時頃、「何だ?電源が入らないぞ。」と主人の声。

驚いてお店に降りると、オーブンが全く動きません。

電源を入れるとブレーカーが落ちてしまいます。これは大変とできることはしてみましたが、電気のプロではないのでどうすることも出来ませんでした。

修理を依頼するにも日曜日のしかも朝の3時です。

しかたがなくお店の臨時休業を決めました。ずっとトラブル続きでゆっくり寝ることができなかったため、6時までもう一度睡眠…。

6時にオーブンの担当に電話。「技術の人と連絡がつき次第連絡するよ。」とのこと。

オーブンが動かなければ何もできない私たちは、お店で来て下さったお客さまに謝ることしか出来ませんでした。

日曜日はわざわざ来て下さるお客さまが多く、本当に申し訳なく思いました。

午後になって技術の人と連絡がつき、修理にきてくれる事になりました。1時間程で修理も終わり、無事動くように。

翌日の月曜日は定休日だったのですが、仕込んだ生地もあったので、火曜日の準備をしながらお店を開けました。

もちろんお休みの日はアルバイトは来ないので、主人が焼き、私が売る。というスタイルで営業しました。

子どもを保育園に預けて9時過ぎから夕方までの間、あるものだけでの営業だったのですが、

何だか昔ながらのパン屋さんのような気分でした。

そんな営業をして思ったことは、私たちが思っているよりお客さまはわざわざ来てくれているんだなという事です。

カタネベーカリーは毎日のようにお店に来てくださるお客さまが多いのですが、私たちは近所だからとか、通りがかりに来てくれているのかな?

と思っていたのですが、そんな事はないようで、いつものお客さまはあまり通りかかりませんでした。

初めて来たとおっしゃる方が多く、パンが少ししかなかったので「ふだんはもっといろいろな種類があります。」とずっと説明していました。

常連の皆様には定休日が浸透しているんだなと嬉しく思います。

何かのついでではなくわざわざ来て下さるお客さまの為にも、臨時のお休みはあってはならないなと思いました。

本当に、大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

2003年5月30日

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