No.19
2・アメリカ・ボストン発：「カイジュービッグバトル」
2003年12月10日早朝5：20頃の日本テレビの番組「ニュース朝いち430」で
「ちょっと変わったプロレス」と称されて紹介されたボストン中心に興行を行っている団体の話。
ルールは金網があるだけで縦縞の服を着たレフェリーもいるしまあ確かにプロレスみたいですが
選手全員が怪獣のぬいぐるみを着ている。
その名も「カイジュービッグバトル」。
和製モンスターは向こうでは「カイジュー」と呼ぶんですね。
アメリカには日本の特撮･怪獣映画の熱狂的なマニアが多くいてファンクラブもご盛況らしい。
NHKで以前、アメリカの映画会社トライスターと日本の東宝が
ハリウッド版ゴジラの製作をめぐって契約する過程をメインに据えた「ゴジラ海を渡る」というドキュメントを見たが
その番組の中でアメリカのファンクラブの集会の様子が放送されて、
長年日本のゴジラの着ぐるみの中に入って演技をしていた中島春雄氏がゲストとして呼ばれていてスピーチしていた。
カイジューはオリジナルで「ウニボーズ」とか「ゴミ・マン」とか名前が日本っぽい。
「ウニボーズ」はその名のとおり頭がウニのようにとげだらけ。どこが顔かもわからない。
「ゴミ・マン」は背が高く右手がムチに変形している。
どちらかというと東宝、円谷プロなどに多く見られる恐竜や爬虫類からのデザイン、
いうならば「本格怪獣」は少なく何かしらB級的な感じ。
そう・・・ピープロの「スペクトルマン」の怪獣のような侵略兵器たる変形したスタイル。
まあ「本格怪獣」は恐竜や爬虫類からのデザインが多いと書いたが、そうなると尻尾というものの存在が邪魔になる。
そういった部分での選択と思われる。
しかしカイジュービッグバトル、自分が子供の頃デパートの屋上でみた怪獣ショーとどこが違うんだろ、と思ってしまう。
だが大阪プロレスの一部の試合に似てなくもない。
ガイア・ジャパンには新井の存在もある。
新日本の獣神サンダーライガーの、覆面の角は許せるか。
AAAのグロンダって、何？
明確な境界線を引くのは難しいか（笑）。
番組では近々過去の名勝負集のDVDが全米で発売されると言っていた。
おいおい、名勝負って（笑）。
（2003・1210の千里眼氏へのメールを元に再構成、2004・0207）
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