No.120
ネオ切鮫劇場５・WWE団体名改称第１戦
＊このコーナーはフィクションです。
アナ「団体名改称後初のテレビ中継だ」
解説「また新たな団体との抗争があるってきいたけどnwoとも違うのか？」
アナ「どうやらそれ以上の強力な軍団らしい、さあ選手の入場だ」
解説「あれー、これは・・・」
アナ「パンダのマスクに全身スーツ！」
解説「なんかかわいらしいな､見ろ､手を振ってるぞ」
アナ「放送席に寄せられた情報だと彼はザ･パンディータ。日本出身らしい」
解説「中国産じゃないのか、おっ、胸にロゴが」
アナ「胸にはWWFのロゴマーク、新たな敵は、WWF？動物保護団体の?」
解説「WWE対WWF、か！」
アナ「パンディータがマイクアピール、『我々が本当のWWF だ』といっているようだが」
解説「中国語か日本語か? 客席はすごいブーイングだ！プロレスファンなら当り前だが!」
アナ「今日の客席のボードは漢字が多いな､さっぱりわからない。
対する我がWWF、じゃなかったWWEは、おっと！こ、この曲は！」
解説「ホーガンか！？」
アナ「ホーガンだ！ハリウッド･ホーガン、統一王者がいきなり登場！」
解説「これはすごいことになったな！」
アナ「リング上ゴングが鳴った！向き合う両者、おっ、パンディータも意外に上背がある」
解説「ホーガンが仕掛けた！」
アナ「ホーガンがパンチのラッシュ！ロープに振った、クローズ･ライン！倒れたところをギロチンドロップ！」
解説「いきなりの必勝パターンだ」
アナ「勝ち誇るホーガン､…っと、何の音だ？」
解説「携帯電話だ！エチケット知らない客がいるな！」
アナ「携帯電話の着信音、あっとホーガンだ､ホーガンがタイツの中から携帯を取り出した！」
解説「何で試合中に携帯持ってるんだよ！」
ホーガン：ハロー､ハロー・・・、イエスアイム・・・WWF?
ホワット？・・・ノー､ノー､・・・ソーリー､ソーリー・・・。
アナ「どうやらWWF本部から直接ホーガンに抗議の電話のようだ」
解説「動物虐待でか!?」
アナ「何てこった!いちいち抗議されていては攻撃できない!」
解説「パンダがホーガンに組み付いたぞ!」
アナ｢パンダが足を掛けた､倒した!ホーガンがダウンだ!｣
解説「オーソトガリだ！なんでパンダがジュードー･テクニック?」
アナ「パンダ強いぞ､ホーガンを引きずり起こして､もう一度､オーソトガリ！」
解説「ホーガンが倒れたまま動かない!」
アナ「パンダ勝ち誇って・・・両手広げて飛行機のポーズだ！」
アナ｢誰か入ってきた!｣
解説「ストーンコールドだ、ストーンコールド乱入!」
アナ「豪華な乱入だ!ストーンコールド、パンディータに向かって何か言っているが､もう一人入ってきた!」
解説「パンタロンの東洋人だ！パンダの飼育係か?」
アナ「謎の東洋人、ストーンコールドに後ろから組み付いた、バックドロップー!」
解説「見たか？今パンダのオーソトガリも入っていたぞ!」
アナ「合体技だ！動物愛護団体強い！ホーガンもストーンコールドもダウンだー､あいつら何者だ？パンダの中身は？
今放送席に入った情報によるとあの東洋人は日本人レスラーナンバーワンの「ハカイオウ」ハシモトシンヤだそうだ！」
解説「ハシモト!その名は知っている！が日本人ナンバーワンはヒクソンに２連勝したタカダだときいたが？」
アナ「タカダ? そのヒクソンって誰だ?」
解説「・・・情報が錯綜しているようだが。それより今の合体技、知ってるぞ!」
アナ「何て技?」
解説「うーん、日本語でなあ・・・・・思い出した！『オレガタウエ』だ！」
（初出：旧演撃カフェ2002･0509、1265。その後内容を多少変更）
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