No.42
ジャケットマッチ列伝 7

78年4月4日、アメリカ、フィラデルフィアでアントニオ猪木対ザ・ランバージャック、
坂口征二対ザ・モンスターマン、
ストロング小林対バッファロー・アレンの三大格闘技戦が行われた。
小林対アレンは柔道ジャケットマッチで行われた。この大会はテレビ放映で見ました。
小林は試合途中で柔道着を脱ぎ捨ててカナディアン・バックブリーカー。アレンをギブアップさせて勝利。
ジャケットマッチの意義はなかった。この試合はラウンド制ではなくて一本勝負だった。

同年3月20日、NY、MSGで坂口対ルスカの柔道ジャケットマッチが行われている。
これはテレビ放送で見ました。ルールは時間無制限一本勝負。
試合は豪快な投げの応酬があってこれはと思わせたが
最後はルスカが帯で坂口の首を絞めたかなんだかでルスカの反則負け、
柔道着脱いで乱闘してた。
MSGのリングという事を意識しすぎたか?

同6月7日、福岡スポーツセンターで三大格闘技戦。
メインは猪木対ザ・モンスターマンの約10ヶ月ぶりの再戦。
他に坂口対ザ・ランバージャック、ルスカ対アレンの柔道ジャケットマッチのこれまた再戦。
このルスカ対アレンはテレビ放映されず、
のちに格闘技のドキュメント映画「四角いジャングル」で劇場にて見ました。
試合は3分10ラウンド。4ラウンド場外戦で足を痛めたアレンにルスカが集中攻撃。
最後はグランドで足を決めてルスカのギブアップ勝ち。
新聞報道や専門誌では決まり手については「足固め」と表記されていたが
今写真を見るとルスカの決めた技はその後UWFで脚光を浴びたアキレス腱固めに相違なかった。

★1978(昭和53)年3月20日 アメリカ・ニューヨーク州MSG
▽柔道ジャケットマッチ時間無制限1本勝負
○坂口(反則、10:45)ルスカ●

★1978(昭和53)年4月4日 アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィアアリーナ
▽柔道ジャケットマッチ30分1本勝負
○ストロング小林(カナダ式背骨折り、12:58)B.アレン●
*小林は途中で柔道着を脱ぐ。

★1978(昭和53)年6月7日 福岡スポーツセンター 新日本プロレス
▽柔道ジャケットマッチ3分10ラウンド
○ルスカ(足固め、4R0:59)B.アレン●


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