No.219
遠藤幸吉氏の意味不明な実況解説:DVD猪木vsドリー編
猪木対ドリー・ファンク・ジュニア2連戦(註1)のDVDは素晴しい試合内容で面白いが
この2試合の解説・遠藤幸吉氏のコメントは奇ッ怪で支離滅裂、何だかとても笑えます。
でも一つのDVDでいろいろな楽しみ方ができるというのはある意味素敵、本来は遠藤さんに感謝しなければならないのかもしれません。
第1戦・大阪では試合開始直後
アナ「心配されますのはアントニオ猪木選手の痛めました左の手、中指であります」
遠藤「骨折がねぇ、相当ーそのー、きついもんですから、試合前にですねぇ、充分手当てを加えてですねぇ、
こらぁもう、どんなことあって、手がもげてもやるんだということをですねぇ、言っておりましたからですねぇ(後略)」
開始早々スプラッタ攻撃。
第2戦・福岡
●猪木がグランドでドリーの腕を攻める場面。
舟橋アナ「まあドリー・ファンク・ジュニアは猪木の動きをよくうかがっている、というような感じを受けるんですが」
遠藤「うん・・・その動きに対してね」
アナ「はい」
遠藤「まあ、うかがってるというんじゃなくて、やはり彼の動きに自分がですね、共についてゆかないとですよね、
オフ・バランスでですよね、自分だけがミスが多くなるわけですね、
ですから、やはりー、相手がどのように次の連携技を持ってくるんだということに対しての
自分の心構えでね、今のところなんかもはるかにですね、自分が先を、先を読みましてね」
アナ「・・・ロープ(ブレイク)です」
遠藤「こういう暑い時の試合ですからね、ヘタに反則なんかやってですよね、
バカスカバカスカいっても、こらもう、ちっとも冴えないですよね」
アナ「・・・激しい攻防です・・・」
オフ・バランスってどういう意味だ?誰かわかる人。
アンバランスっていうことか?
暑いと反則しても冴えない?どういう根拠だ?
●1本目はドリーがダブルアーム・スープレックス(実況内ではテキサスブロンコスープレックスと呼称)で取り
2本目、ドリーが再びダブルアーム・スープレックスを狙うところを
猪木がリバース・スープレックスで返した後バックを制し原爆固めでドリーをフォール。
アナ「決まりましたー、原爆固め、アントニオ猪木、ジャーマンスープレックスホールドー!」
遠藤「アメリカのスー・・・、テキサスのスープレックスをですよね、ドイツ式のね、スープレックスで負かしたということですよね(後略)」
スープレックスを地名で比較するというのは何だか・・・
そもそもはダブルアーム・スープレックスってのはB.ロビンソンの技だからなあ、テキサスのスープレックスってのはなあ・・・。
ジャーマンスープレックスもなあ・・・カール・ゴッチはベルギー人だしなあ・・・
まあこれは当時は公開されていなかったことだけどなあ・・・。
●1対1から残り時間5分、白熱の攻防、ドリーのボディスラムを猪木押し潰してフォール、カウント2。
アナ「さぁーて、うまく返した、カウント2です」
遠藤「いやぁ、やはり今のようにですね、わずかのね、バランスがねオフにあるんですねぇ」
またしてもオフバランス。
バランスがオフ・・・バランスが悪いということか。
といっている間に時間切れ引き分けでドリーの王座防衛。次回ありましたらまたお願いします。
(2005.0730)
註1:実際には大阪戦、福岡戦は8ヶ月ほど時間が空いている。
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