No.385 
既成の名前をリングネームに使用したプロレスラー

ここでは「武蔵」、「ジェイソン・信長」(プロレスラーではないが)など中途半端に半分使用したりした名前は除外。

「(スーパースター)ビリー・グラハム」
アメリカで超有名な実在のキリスト教の宣教師の名前。
日本でも講演しており、
レスラーの方が先に知っていたもので
「ビリー・グラハム来日公演」の広告を見た「えっ!?」と思ったものでした。
実際は’56年、’67年と宣教師の方が先に来日している(レスラーの初来日は’74年)。
しかし、生存している宣教師、宗教家などの名前をそっくりリングネームにいただくという発想は
日本じゃ考えられませんね。

「(バッドバッド・)レロイ・ブラウン」はジュブナイルノベルスの主人公の架空の少年探偵。
但し少年探偵に「バッドバッド」がついてるかは不明。

音楽でジム・クロウチの曲にもろ「バッドバッド・レロイ・ブラウン」という曲があり、
ウィキではこの曲がリングネームの元になったとされている。
またクイーンの「シアー・ハート・アタック」には「Bring Back That Leroy Brown」という曲が収録されており
歌詞には「あのバッドバッド・レロイ・ブラウンには気をつけろ」みたいな歌詞があったような・・・(未確認)。
新日本初来日時は「クレイジー・レロイ・ブラウン」を名乗っていたが
なぜバッドバッドじゃなかったのかという経緯は不明。

「(ストーンコールド・)スティーブ・オースチン」

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この方はもともと本名が「スティーブ・ウィリアムス」だったそうで、ドクター・デスと同名。
「スティーブ・オースチン」はアメリカのTVドラマ「サイボーグ危機一髪」あるいは「600万ドルの男」の架空の主人公。
リー・メジャース演じる主人公は事故で片目、右腕、両足を失ったがサイボーグとして復活、
特殊任務に当たるという設定。
女性版といえる「バイオニック・ジェミー」はスピンオフ作品。
余談だが「600万ドルの男」ではアリ戦後のジョージ・フォアマンがゲスト出演するヴァージョンがあり、
オリンピック・オーデトリアムと思われる場内
(アンドレのイラストのポスターが貼ってある)のリングで乱闘するシーンがある。
フォアマンは主人公の味方で、別れ際に「俺も次はアリに勝つぜ」とセリフを言う。

「ストーンコールド」は「石のように冷たくなる」という意味らしいが「死後硬直」という意味もあるらしい。
レインボーの「闇からの一撃(STRAIGHT BETWEEN THE EYES)」には「ストーンコールド」という曲が収録されている。

日本では「上田馬之助」か。
幕末の剣豪に同名の剣客が存在したという。
これはおそらく時代劇や任侠ものが好きだった豊登の命名と思われる。
ウィキによると新撰組にも別人で同名の隊士が存在したらしい。
昔結構新撰組のこと調べてて、遂には函館の五稜郭、土方歳三の墓まで行ったんですが(註1)
これは知りませんでしたね、今後の課題って事で。

(2009.0816)
参考:ウィキペディアほか

追記:「力抜山」
同名の韓国の武術「借力」の達人が存在。
武術家は山篭り中に虎を倒したとも(出典不明)。
レスラーの力抜山が武術家からリングネームを採ったのか、
あるいはそもそも同名だったのかは不明。

(2009.0823)

註1:すまん!実は函館行った本当の理由は「函館競馬」でした。
五稜郭、土方歳三の墓はついでです。
でも昔新撰組のこと調べてたってのはホントです。

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