No.303
谷津嘉章、86年全日本アマレス選手権成績


↑別冊ゴング昭和58年11月号より
(新日で維新軍結成直後の写真)


当時ジャパンプロレス所属だった谷津嘉章が86年プロの立場から
ソウル五輪を2年後に控えた全日本アマレス選手権フリー130`級に出場した時の成績。

86年6月27-29日 東京駒沢体育館 試合時間は前後半3分ずつの6分。

1回戦
○谷津嘉章(警告失格、5:34)猿田充(山梨県民スポーツ事業団)

2回戦
○谷津嘉章(フォール、0:58)三田晴康(日体大)

*3回戦は不戦勝。

4回戦
○谷津嘉章(フォール、0:52)奈良英則(日大)

決勝戦
○谷津嘉章(警告失格、3:50)浅井功(日体大)

後半の試合はNHK教育テレビで放送されたが(註1)、谷津は全4試合で1ポイントも許さない圧勝だった。
試合は相手の低いタックルを切ってすかさずバックに回ってポイントを取る、といった戦法が多く見受けられた。
谷津はこの後ソウル五輪に出場する意思も見せたが
ルール整備が遅れプロ参戦が容認されたのは次のバルセロナ大会からとなり
また87年には所属するジャパンプロレスが新日本再登場派と全日本残留派に分裂する御家騒動が勃発し
谷津の五輪参戦はまたしても霧散することとなった(註2)。

(2007.0)
註1:画面には観客席から見守る長州力の姿も一瞬ながら映った。
註2:76年のモントリオール五輪には出場しているので、1度も五輪に出場しなかったわけではない。

参考:東京スポーツ
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