No.214
人間対猛獣7.ケニア73歳男性対ヒョウ


東京スポーツ2005年6月25日(土)付け(24日発行)26面の記事より。
『ケニアのケニア山の近くの農村で73歳の男性が農作業中、
草むらからヒョウが飛び出し、襲い掛かってきた。
男性は手になたを持っていたが、とっさに地面に捨て、何とヒョウの口にこぶしを押し込んだ。
ヒョウは男性の手首に歯を立てて抵抗したが、男性はその舌を素手で引っこ抜き、虫の息に。
「そうするようにささやく神様の声が聞こえたんだよ』 (『』内記事)。

どうやらつい最近の出来事らしい。
「神の声」で一命を取りとめたばかりか野生のヒョウを虫の息にした73歳男性。
筆者切鮫は似たような事例を思い起こした。
25年以上前にテレビのワイドショー(註1)で見た記憶・・・。
日本でツキノワグマに襲われたお年寄り(性別不明)の話。
そのお年寄りはクマにのしかかられて顔をかまれそうになった時、とっさに手を前に出したそうな。
その手が偶然クマの口に入ってしまった。
お年寄りはクマの口の奥に穴があるのを感じ、その穴に指を突っ込んだ。
するとその穴は気管→鼻へつながる道だったらしく、クマは息が出来なくなって窒息死してしまった。
共通ポイントは2点、非力なお年寄りという点と、口腔内への攻撃という点だ。
お年寄りは骨はもろくなっているであろうが、脱力というか力の抜けた体が意外な結果を生むのか。
また筋肉の塊のような野生動物も、柔らかい粘膜質の口の中というのは確かに弱点ではあろう。
だからといってこの文章を読んでむやみに動物の口の中に手を入れて怪我をしても、こちらは一切責任は持ちません。
また口腔内への攻撃が必ずしもクマに対する有効な撃退法になるとも限りませんのでどうか試してみないように。
んー、まあ、こうなると格闘技でも何でもないなあ、という声も聞こえるような気もしますが、まあソレハソレデ。


(2005.0703)


註1:日本テレビ系「ウイークエンダー」だったような気がする。

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