No.290「大相撲九月場所14日目」朝青龍V18決定、しかし乱れ飛ぶ座布団。




大相撲九月場所14日目
2006(平成18)年9月23日 両国国技館
同行者=知人3名

知人と升席観戦、相撲茶屋を通してのルートなのでおみやげは豪華、酒類は飲みまくり(笑)。
国技館の前に行くと、早速露鵬のタクシーから降りての会場入りに遭遇。応援の熱気が高い。
十両の序盤から観戦。
やがて幕内土俵入り。
豪華な化粧回しをつけた巨漢たちが次々に土俵に上がってゆく。大関陣は声援が高い。



続いて横綱朝青龍の土俵入り。朝青龍の土俵入りは割りと淡白気味。



進行は淡々としかし間をおかず手際よく進み、成熟した興行のシステムを感じさせる。
小休憩で席を立つと、廊下でサイン攻めにあう十両力士に遭遇。ファンの熱気を体感。



さて、幕内五番目の取り組みで人気の高見盛登場。



だんだんと表情に緊張感が、というより何だかいっちゃってるような感じ(笑)。
制限時間いっぱい。
↓このポーズは何?変身?弓を引くナックルパート?
この後ガシンガシンと擬音が入りそうなムーブでロボコップ化。



相撲は立会いから積極的に攻めた高見盛が勝利。
安堵の表情で懸賞金を受け取る。
このおすもうさんは表情の変化が激しくて楽しい。

 

優勝争いは3敗の平幕・安馬が大関・栃東戦で善戦空しく敗れたため、
結びの一番を待たずして横綱・朝青龍の18回目の優勝が決定。
余談ですが安馬(あま)って四股名は出世したら改名するんでしょうか。
おいら競馬もちょろっとやるんでこの名前はどうも気になる。



結びの一番、横綱・朝青龍登場。懸賞金の数がすごいすごい。土俵上が通勤ラッシュ状態。両力士がなかなか塩を取りにいけないぐらい。

  

相撲は熱戦の末大関・千代大海の素首落とし(そくびおとし)に横綱バッタリ手を着いた!

 

この瞬間座布団が宙に舞った、おいらも座布団投げた。
物言いがついたが軍配どおり。千代大海が大関の意地を見せて勝利。
再び舞う座布団!興奮の場内。拾った座布団で後頭部を守る砂かぶりの皆さん。



いやあ優勝が決まった後とはいえ、すごいの見ました。
こういう意外な結果(大関には失礼)になった場合は客は座布団を投げるのが正しい観戦マナーなのではないかと思う。
そうそうないことであるし、観客参加のパフォーマンスとしては最大級のものである。
興奮冷めやらぬまま会場を後にする。
人気停滞がささやかれる昨今の大相撲だが、この日の場内を見るとファンの熱気は強いものがあり、
外国人力士の割合が高くなったとはいえ国技の人気はそうたやすく衰えるものではなさそうだ。

(2006.0924)

追記:翌日の日刊スポーツの写真を見ると千代大海の手が朝青龍の髷をつかんでいるようにも見えるが微妙。
それから相撲は昭和50年代、輪島・北の湖全盛時に2階椅子席で何回か生観戦したが日時が特定できず。

大相撲九月場所14日目
2006(平成18)年9月23日 両国国技館
満員御礼

◎中入り後取り組み

○里山(寄り切り 1分1秒4)琉鵬●

○潮丸(寄り倒し 2秒0)春日錦●

○安壮富士(突き落とし 5秒7)宝智山●

○北勝力(押し出し 3秒5)春日王●

○高見盛(寄り切り 4秒2)白露山●

○豪風(押し出し 3秒8)朝赤龍●

○垣添(突き落とし 1秒1)霜鳥●

○普天王(小手投げ 9秒0)嘉風●

○琴奨菊(寄り切り 5秒6)栃乃花●

○栃乃洋(突き落とし 4秒4)土佐ノ海●

○岩木山(はたき込み 4秒8)豊真将●

○十文字(寄り切り 1分24秒7)玉春日●

○出島(押し出し 1秒8)旭鷲山●

○玉乃島(押し出し 32秒1)豊ノ島●

○時天空(肩透かし 2秒6)旭天鵬●

○安美錦(外掛け 6秒0)稀勢の里●

○雅山(押し出し 5秒4)露鵬●

○黒海(はたき込み 2秒9)琴光喜●

○栃東(突き落とし 9秒1)安馬●

○琴欧州(上手投げ 15秒7)白鵬●

○千代大海(素首落とし 16秒4)朝青龍●

*勝敗、決まり手、タイムは日刊スポーツ参照。

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