No.297 全日本プロレス「2007新春シャイニングシリーズ」(開幕2日目)
全日本プロレス「2007新春シャイニングシリーズ(二日目)」
2007年1月3日 東京・後楽園ホール
同行者=千里眼
【第1試合、渕‐菊タロー】
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菊タローがマイクアピール。
「今日の対戦相手はあの男、今年は何とかあの男からピンフォールを取りたいと思います。
渕、出て来いやー!」
で、渕が入場。
試合は最初綺麗なロープブレイク、しかし2回目菊タローが張り手「来いテメー」。
スタンドでのリストロックの応酬。
渕、コーナーで菊タローの両足を組めて宙ぶらりんにさせる。
渕、グラウンドコブラから股裂き。
スタンドで渕バックドロップ。2発目は菊タローかわしてカンチョー攻撃、渕場外に逃げる。
菊タロー、レフェリー(村山大地)にもカンチョー!意味ないだろ、それ。
油断している菊タローに今度はレフェリーがカンチョー!
リングに戻った渕、ロープに振って顔面キック。
3発目は菊タロー足をキャッチしてドラゴンスクリュー、さらにシャイニング・ウイザード。
菊タロースモールパッケージホールドでフォールを狙う。
決まらず3連発、4回目は何故かレフェリーにスモールパッケージ!だからそれって意味ないだろ(笑)。
ブレイクしたレフェリーが怒って菊タローにキック、そこに渕がスモールパッケージ、これでカウント3。
いつもながらの菊タローの不条理ワールドがレフェリーまで巻き込んで3WAY戦の様相で展開された(笑)。
【第2試合・AHIIワールド】
AHIIはサンリオとのコラボキャラのハバネロ戦士。辛いから「アヒー」か。
最初は女子ダンサーが二人登場して羽子板を始める。
そこに暗黒スパイシー軍団のモンスター、トウ・バン・ジャンが登場。
ダンサーが呼ぶとAHIIが登場、覆面レフェリーもリングインして試合が始まる。
AHII途中苦戦するも、空中殺法を駆使して619からウラカン・ラナで勝利。
ダンサーと3人でダンスを披露してAHII退場。
トウ・バン・ジャンは額にお札を貼られて動けなくなっていたが
ショッカーの戦闘員風の黒子みたいのが2人現れてお札をはがして退場。
動きはそれなりにプロレスしてましたが戦っている間ずっとBGMがかかっていたり
AHIIがピンチになると女の子が場内にAHIIの応援を呼びかけたりと、
ヒーローショーの要素が多い感じ。
【第3試合】
6人タッグマッチだったが、TARUの挑発でセコンドの雷陣がジャージ姿のまま急遽参加してのハンディキャップマッチ。
ブキャナンは「フードかぶせると大人しくなるキャラ」やめたようで素のまま。
序盤はTARUと雷陣のエルボー合戦で沸かせたが、
途中から雷陣捕まって集中攻撃を受ける。
最後はツームストンパイルドライバー。
【第4試合・ジュニアヘビー級バトルロイヤル】
入場曲は「オーヴァー・ザ・レインボー」。
新日本勢の登場は知らなかったのでサプライズ、T.マスクやライガーまで登場とは豪華。
なぜかバトルなのにVM、ライガー、邪道、外道らとハヤシ、TAKA、東京愚連隊、新日正規軍とが真っ二つ。
最後は伏兵・カス野郎さんが鮮やかな回転エビ固めを決めて優勝。
【三冠ヘビー級選手権調印式】
永田が登場すると場内ブーイング。
インタビューに永田答える。
「歴史と伝統のあるこの三冠ヘビー級選手権を前に興奮しております。
(ブーイングに)黙ってお聞きください。私は鈴木選手を尊敬しております。
歴史に残る素晴しい試合をお見せできると思います」
そしてチャンピオン鈴木みのるがコメント。
「しゃべってもいいけどさあ、
だいたい全日本ってこんなこと(調印式)やんないじゃん。
誰がやらせたの?テレビ朝日?
明日の宣伝?それか、いいこと言うじゃん。
・・・頑張りま〜す」
撮影の後、永田が握手を求める。
不信がる鈴木が握手に応じようとすると、永田が口に含んでいた水を吹きかける。そして乱闘に発展。
【第5試合・世界ジュニア次期挑戦者決定戦】
エルボー合戦から中嶋キック攻撃。
YASSHIは急所打ち、グランドでのヘッドロックで中嶋のスタミナを奪う。
コーナーでもつれてレフェリーが場外転落。
そこにセコンドの近藤が出てきて中嶋にチョークスラム。
さらにYASSHIが椅子攻撃でカウント3を奪取。
YASSHIの勝利かと思われたがここで和田京平が登場。
マイクを持って「反則負け!」
YASSHI、近藤が正規のレフェリーがカウントした、と抗議すると和田京平は
「オレはチーフなんだよ!」と撥ね付ける。
中嶋が納得いかない様子だったせいか和田レフェリーで再戦。
再戦は中嶋がキック連打、ジャーマンスープレックスで攻撃するも再び近藤が乱入して反則負け。
中嶋が辛くも挑戦権奪取。
【第6試合・6人タッグマッチ】
鈴木側は入場曲「風になれ」で入場。リングインのタイミングを合わせるためか鈴木は全日セコンドに蹴りを入れる。
ケアが鈴木を挑発するも鈴木無視。
序盤はTAKAとMASADAのヘッドロックからロープワークのタックル合戦。
小島に変わってチョップからボディスラム、ストンピング。
小島も鈴木をリクエスト、鈴木入る。
胸板への張り手合戦。鈴木も胸を出して受ける。以前より相手の攻撃を受けることが多くなった感じ。
ケアに変わってケアと鈴木のチョップ合戦。
TAKAに変わってTAKAが鈴木にチョップを出すが、鈴木の逆襲チョップ1発でTAKAダウン。
TAKAにNOSAWAとMASADAの合体攻撃。
NOSAWA、TAKAの足を掛けて頭側から前方回転させてからのグランド卍。珍しい動き。
小島と鈴木が乱闘開始。南側の客席で大暴れ。10分経過。
リング上、鈴木とTAKAになって鈴木が足を使った変形のフルネルソン。
替わったNOSAWAが足攻撃からロープを使った指攻め。
TAKA、NOSAWAのコーナーへの突進をかわしてジャンピング・ニーアタックで反撃。
小島に替わる。小島コーナーでNOSAWAにチョップ連打から反対側コーナーにたたきつけて「いっちゃうぞこのヤロー!」
コーナー上からエルボー狙うも鈴木のカットにあう、だが成功。15分経過。
小島がブレンバスター、しかしNOSAWAかわしてシャイニングウイザード。
鈴木に替わって、鈴木がコーナーの小島に突進、しばし見合って(フェイント?)から鈴木がストンピング。
鈴木、小島をキックでダウンさせて腕ひしぎ逆十字。ケアがこれをカット。
ケアに替わってケアがドロップキック。
ケアが担ごうとすると鈴木がバックに回ってスリーパー。さらにバックドロップ。
ケアにNOSAWA、MASADAが合体攻撃、しかしケア、ラリアートからTKOで勝利。
鈴木、帰り際に全日のセコンドにいた雷陣に八つ当たりのビンタ。
【第7試合・6人タッグマッチ】
武藤と諏訪魔でスタート。グランドのアマレス様の攻防。諏訪魔が首を取って固めようとするが武藤負けてない。
この序盤の武藤と諏訪魔のレスリングは一回もロープに飛ばないで魅せた。
替わったカズは近藤にフライングヘッドシザース。
佐々木対ロージー。ロックアップからタックル合戦。
さらにチョップ、ラリアートの応酬。
武藤‐諏訪魔になって武藤が高速エルボー。5分経過。
カズ‐諏訪魔になってカズが足にキック攻撃。
いつの間にかVMのセコンドにTARU、ブラウン、ブキャナンが現れて不穏な雰囲気。
佐々木‐諏訪魔、佐々木が腕パンチ連発から監獄固め。
武藤‐諏訪魔、武藤トーホールドからSTF、1・4を意識か。
カズ‐諏訪魔、カズがロープに飛んだところでTARUが妨害、形勢がVM側に傾く。
諏訪魔、カズにブレンバスター、カズが場外に落ちたところをVMのセコンドが攻撃。10分経過。
近藤がカズに逆エビ、さらにシュミット式バックブリーカー。
ロージー‐カズ、VMのセコンド陣がカズに攻撃。
さらに諏訪魔が赤いロープでカズをロープにぶら下げる絞首刑。
全日本のセコンドがVM側まで来てカズを救出。
カズ、ロープワークからのキックで脱出、武藤にタッチ。
武藤、相手側に膝への低空ドロップキックとドラゴンスクリュー連発。
武藤、場外プランチャーを披露。
佐々木入ってチョップからラリアート、三角飛びネックブリーカー。
さらにストラングルホールド。近藤がカット。
諏訪魔、フロントスープレックス、佐々木チョップ。
諏訪魔、アンクルホールド。これはロープ、佐々木パワースラムからカズに交代。
カズ、スパインバスターから背面から回転のボディアタック。
諏訪魔パワーボム、カズこれをかわしてフェースバスター。20分経過。
佐々木(ラリアート)、武藤(シャイニング)、カズのコーナーを使った連続攻撃の後、カズがミサイルキック。
カズ、ツームストンからダイビングアタック、さらにドラゴンスリーパーに決めたところでYASSHIが飛び込んでカット。
諏訪魔、カズを大きく持ち上げてパワーボム、さらに馬乗りでガッチリ固めて3カウント奪取。
乱戦の後、中嶋が登場、カズ、武藤、佐々木がジュニア王座挑戦激励。
2時間半から45分ぐらい。
サプライズもあったし、パッパッパとテンポ良く展開するライブが楽しい。
(2007.0104)
全日本プロレス「2007新春シャイニングシリーズ」
2007年1月3日 東京・後楽園ホール
観衆2000人(超満員)
1.30分1本勝負
○渕正信(スモール・パッケージ・ホールド、8:02)菊タロー●
2.AHIIワールド(時間無制限1本勝負)
○AHII(エビ固め、3:41)トウ・バン・ジャン●
3.ハンディキャップマッチ30分1本勝負
○TARU、D.ブラウン、ブキャナン(体固め、7:58)荒谷望誉、平井伸和、土方隆司、雷陣明●
*ツームストンパイルドライバー、TARUの挑発によりセコンドの雷陣が急遽参加。
4.14人参加ジュニアヘビー級バトルロイヤル(時間無制限)
(退場順)
●カズ・ハヤシ(大勢にのしかかられてフォール)
●NOSAWA論外、MASADA、邪道、外道(場外乱闘でリングアウト)
●獣神T.ライガー、タイガーマスク(複数にのしかかられて同時フォール)
●稔(TAKAみちのくのエプロンでのキックで場外転落)
●金本浩二(“brother”YASSHIのダイビングエルボーで場外転落)
●近藤修司(井上の固め技で3カウント)
●ミラノ・コレクションA.T(井上の攻撃で場外転落)
●TAKAみちのく(エルボー攻撃自爆で場外転落)
決勝:○“brother”YASSHI(回転エビ固め、11:12)井上亘●
*1・4東京ドームで開催される3冠ヘビー級選手権の調印式。
5.世界ジュニアヘビー級選手権次期挑戦者決定戦30分1本勝負
○中嶋勝彦(反則、5:03)“brother”YASSHI●
*YASSHIの椅子攻撃と近藤修司乱入。
◎再試合
○中嶋勝彦(反則、1:55)“brother”YASSHI●
*近藤修司乱入、中嶋が挑戦権獲得。
6.30分1本勝負
○太陽ケア、小島聡、TAKAみちのく(片エビ固め、19:47)鈴木みのる、MASADA、NOSAWA論外●
7.60分1本勝負
○諏訪魔、ロージー、近藤修司(体固め、22:29)武藤敬司、佐々木健介、カズ・ハヤシ●
*パワーボム。
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