No.324 極太あやや対女ブロック・レスナーのばったもん対決 プロレスリングSUN

プロレスリングSUN
「COLORS 〜SUN SUN Summer Sardonyx〜」
2007年8月5日 東京・新宿FACE
同行者=千里眼

東スポ紙上で「極太あやや」として有名な高橋奈苗の女子世界王座の初防衛戦に
「女ブロック・レスナー」と発表されたジェイミー・ディーが挑んだ一戦。
ちなみに千里眼氏によると高橋奈苗を「極太あやや」と表現しているのは東スポだけだそう。
しかし、今年はこれで生観戦4回中3回が女子プロとは自分でも異常かな、と思う(笑)。
すごく暑い中新宿のコマ劇場横のビルにある新宿FACEに向かい当日券で入場。
場内はとても小さく目の前がすぐリング。そのリングも小さくて低く、目線の前にエプロンがある。
場外フェンスはこの団体もなし。
客層はバラバラ。年配の女性の団体客って、何なんだ?
第一試合は植松が仕切ってて、男子レスラーにも細かい指示を与えての試合進行。



男子同士になったらいきなり目前でプランチャーが炸裂して選手がなだれ込んでくる。
前の客がこぼしたジュースで床がぬれる。
男子レスラーが「ぬるぬるだよ、ぬるぬる」と言ってる。

第二試合は痴漢撃退、JD消滅でマスコミに話題を撒いた風香登場。
足にレガース着用だけど、線が細く見るからに格闘スタイルでないのは明白で・・・。



特に試合がどうこう、というものでもない。
で試合は場外戦で右腕を痛めた夏樹が苦しそう。
風香はその痛めた腕にキックをお見舞い。
さらに猪木がやるショルダー式のアームブリーカー。



夏樹も粘るが田コロのソラール状態。
ソラール→たいよう?因縁か。
最後は風香の2度目の腕ひしぎ逆十字。
風香試合後のマイクも噛むし。
植松が「風香、こっち(REM)に来い、写真集出して儲けよう」
風香「いえ、写真集は自分で出します」



第三試合はアジャ・コング登場。
例によって灯油缶持参。
試合はHikaru組が先制攻撃を仕掛けるも
この日2試合目の前村が捕まって集中攻撃。


HikaruはREMの巧みなインサイドワークに嵌まってまったくリングインできず、
アジャが灯油缶攻撃→灯油缶に頭を落とすブレンバスター→コーナー上からのエルボー
→木村につないでネックハンギング・ボムで3カウント。

全然試合に参加できなかったHikaruが再戦を直訴。
しかし前村は失神、夏樹は負傷とタッグパートナーがいない。
「パートナーがいないじゃないか、どうするんだ?」アジャの挑発に
Hikaruが「1対2でやってやらあ!」


アジャ「そういうことなら、やりましょう」臨戦態勢。
すると突如Hikaruの横に風香登場!
・・・って全然頼もしくない・・・。
とにかく風香を入れて2対2で再び試合が始まった。

またしても先制攻撃を仕掛けるHikaru。
しかし場外戦でREMに立て直されるとHikaru、頭から袋をかぶされてしまう。



ふくろ女にされてしまったHikaruの背中を有刺鉄線を巻いた凶器で殴るアジャ。
足だけ出してるふくろ女はエロい。乱歩か安部公房の世界みたいだ。



さらに袋から出したHikaruを捕らえて額に凶器攻撃、Hikaru流血。



アジャが先程と同じパターンの連続攻撃、フォールするとHikaruカウント2で脱出。



アジャ、木村につないで木村がネックハンギング・ボム、これもHikaruがカウント2で返すと、
木村前回のお返しとばかりにサッカーボールキック顔面。これで3カウント。
アジャのチームが圧倒的な強さを見せて終わった。

メインの前に選手権試合を「シェリー・マーテル追悼試合」として行うことが発表され、
生前のS.マーテルのビデオレターの映像が流される。
シェリー・マーテルは東京ドームでの天龍対R.サベージの時サベージのマネジャーで出てきて
ハイヒール脱いでそれを持って天龍を殴ったのが思い出される。
さてメインはこれといったセレモニーもなく選手権試合が始まり、
「女レスナー」ディーは確かにでかくて女にあるまじき筋肉質の巨体だが、
その分スタミナに難がありそうだし、左足の膝にブレスをつけてて何だか膝が悪そう。
試合はディーがエルボーからラリアート、力で攻める。
ディー、サソリ固めを出すが、形が崩れているのにまだこだわって攻めてるところに、引き出しの少なさを感じる。
高橋はクリップラー・クロスフェースでスタミナを奪う戦法。


案の定10分を過ぎたところでディーに疲労の色が。
するとREM側のセコンドが乱入して場外戦。前の試合で流血したHikaruも元気いっぱいに植松を本部席に叩きつける(笑)。
奈落の攻防を経てディーがエアプレーン・スピンの体勢で顔面から落とす。
負けずに高橋がコーナー上から相手を落とす、しかしカウント2。さらに逆さ押さえ込み、これも2。



高橋コーナーに登っての攻撃を狙うが、もたついてディーに捕まってしまい高角度パワーボムを食う。
さらにチョークスラム2連発、これが決まって3カウント、王座移動。
極太あやや負けちゃった・・・。



アジャがマイクを取って「おまえら全然勝てないじゃんかよ、次はダブルコングだ」
と、アメージング・コングの再投入でSUN壊滅を示唆。
でも極太あややなら、じゃんじゃん焼肉でも食ってきっと次は勝ってくれるであろー(根拠なし)。

(2007.0805)

(株)ファーストオンステージ
プロレスリングSUN「COLORS 〜SUN SUN Summer Sardonyx〜」
2007年8月5日 東京・新宿FACE
観衆430人(超満員=公式サイトより)

1.ミックスドマッチ(男女混合)20分1本勝負
○エルブレイザー、前村早紀(体固め、11:36)植松寿絵、THE★ZEST●
*ライトニングストラック。

2.15分1本勝負
○風香(腕ひしぎ逆十字固めによるRSC、9:11)夏樹☆たいよう ●

3.30分1本勝負
○木村響子、アジャ・コング(踏みつけ式体固め、4:44)Hikaru、前村早紀●
*チェーンでのラリアット。Hikaruのアピールにより急遽もう一試合。

4.?分1本勝負
○木村響子、アジャ・コング(踏みつけ式体固め、10:14)風香、Hikaru●
*サッカーボールキック。

5.AWA世界女子選手権試合〜S.マーテル追悼試合(60分1本勝負)
○ジェイミー・ディー(体固め、15:57)高橋奈苗●
*チョークスラム。ジェイミー・ディーが第5代王者。

*試合時間、決まり手の場内発表はあったりなかったり。

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