No.340 全日本プロレス「2008新春シャイニング・シリーズ」鈴木みのる&ブッチャー組再び。




全日本プロレス「2008新春シャイニング・シリーズ(二日目)」
2008年1月3日 東京・後楽園ホール
同行者=千里眼

前日2日の興行では東京愚連隊復活、
西村が次期シリーズにD.F.ジュニアが参加して引退シリーズとなり
3月1日の両国大会ではドリーの引退試合が行なわれる、と発表されるとか
ヘビー級バトルロイヤルはブッチャーが優勝しちゃうとか
諏訪魔がVMと仲間割れしそうな展開、とか
軍団再編がありそうな動き。

【第8試合・世界タッグ選手権】
武藤‐小島が先発、武藤がグランドでアキレス腱固め。
ブレイクすると武藤フルネルソン。
小島外してキーロック。武藤再びアキレス腱。
ジョーとTARUに交代。TARUヘッドロックから場外に落とすもジョーうまくリングに戻って再開。
手四つ、TARU切ってレフェリーの死角から急所攻撃(5分経過)。
TARU、小島にタッチ、小島、ロープに飛んでサンセット・フリップ。
ジョーと小島で張り手の応酬、その後タックル合戦、ジョー勝ってシュミット式バックブリーカー。
武藤にタッチ、武藤高速エルボー。ロープに振ってスリーパーで固める。
ジョーと小島になってジョーがボディスラムからネックロック、さらにヘッドロックに移行。
武藤にタッチ、スリーパーからネックロック。TARUがカット(10分経過)。
ジョーと交代、ジョーと小島がラリアットの相打ち、ジョーが腕を痛めた様子。
そこを小島が集中攻撃。場外戦でジョーが盛り返して鉄柱に小島を固定してラリアットで突進するもかわされ自爆。
リングに戻って小島エルボーから腕ひしぎ逆十字。
ロープブレイクに小島なかなか離そうとせず。TARUにタッチ。TARUも逆十字。
小島に交代、キックから脇固め。
TARUに交代、TARU、ジョーの腕に噛みつき。
TARU、ロープに振ってラリアット、相打ち2回、ジョーがビッグブートで脱出して武藤にタッチ(15分経過)。
武藤、TARUの膝に低空ドロップキック。さらにドラゴンスクリューから4の字。しかし小島がカット。
武藤、シャイニング出すもスカされTARUがキック。
小島にタッチ、チョップからエルボー、「いっちゃうぞ」なしでコーナー上からダイブしてエルボー。カウント2。
ひねりを加えたブレンバスター、カウント2。
武藤、小島の蹴りをキャッチしてドラゴンスクリュー。小島も同じムーブでお返し。
小島さらにアンクルロック。武藤脱出してジョーにタッチ。
TARU入ったところを落として2人でコーナー突進攻撃、武藤シャインイング。
武藤コーナー上に上がるもTARUが椅子をぶつけて撃墜(20分経過)。
小島がジョーにカッターを決めてTARUにタッチ。
TARUキックからジョーをコーナーに釘付けにして2人交互に突進攻撃。
武藤にも2回やる。ダブルのブレンバスター。小島コーナー上からエルボー。TARUギロチンドロップ、カウント2。
ジョーを2人掛かりでロープに振るも戻って来たジョーに両腕ラリアット食らって2人ともダウン。
小島とジョーがロープワークからラリアット合戦。
武藤出てシャイニング。小島サポーター投げ捨ててのラリアット、少し浅い。



小島がレフェリーの和田京平と椅子の奪い合い、後ろからジョーが体当たり。
これでレフェリーがダウン。TARUが棒で攻撃、小島が椅子でジョーを攻撃、椅子の座る部分が吹っ飛ぶ。
しかしジョー復活、棒を奪って真っ二つに折る。TARUを持ち上げてパワーボム。小島がカット。
武藤が小島を捕まえて足4の字。ジョー、コーナー上に上がってTARUにダイビング・ボディアタック。カウント2。
アルゼンチンバックブリーカーの体勢から膝を突いてバスター。カウント1。



ジョー、TARUを大きく持ち上げて振り回しスパイラル・ボム、これで3カウント、新王者組の誕生。
VMがゾディアックを乱入させる。ゾディアック大暴れ、若手を蹴散らす、西村にもラリアット。
ここで諏訪魔登場、ゾディアックを蹴散らして小島とパンチ合戦、さらに小島にパワーボム。
諏訪魔とTARU睨み合う、「今日はこれぐらいにしたる」と後ろを向いて油断させながらも向かってきたTARUに諏訪魔ジャーマンを決める。
さらに着ていたVMのTシャツを両手で引きちぎる。



武藤握手を求める。諏訪魔なかなか応じなかったが最後に武藤と握手してすっ、とリングを降りて退場。
これで正規軍へのカムバック確定か?
やはり波乱はあった。
しかし力の均衡を考えると諏訪魔が抜けたVMは補強をしなければならないだろう。
新外国人の登場も有りうるか?小島はコジ魔に変身するのか?
次回も期待できそうな展開。

【第1試合】
駿河は昨日デビューした新人。背は高いがまだ肉がついていない。
真田の執拗な逆エビ攻撃、最後はシャチホコのようにえぐい角度で決まって駿河ギブアップ。

【第2試合】
菊タロー、土方の蹴りを嫌がって後退、ロープワークで菊タローが寝転ぶと土方が踏みつける。
菊タロー「おいおい、お前はキックボクサーか?」スタイル真似してもたけど、どもならん。
菊タロー、荒谷にタッチ、荒谷「もうちょっと頑張れ」とばかりに菊タローの頭を叩くが菊タローが荒谷に張り手。
荒谷しぶしぶ出る。T28出て軽快な動きも荒谷に捕まってヘッドバット叩きこまれる。
しかしT28ロープワークからドロップキック。
荒谷ボディスラム。2人で攻撃(5分経過)。
土方‐菊タローになって土方キック連発。
菊タロー、ドロップキックで脱出して荒谷にタッチ。
荒谷‐T28になって荒谷ラリアット。T28ドロップキック、コーナー上からのドロップキック。
T28コーナー上から背面エルボー。
荒谷、T28をロープに振ってラリアット、しかし当たりが浅い。
荒谷、パワーボム、カウント2。さらにコーナーに登ってムーンサルト、これで決まり。
退場時の曲は映画「ロッキー」のクライマックスから一転、「好きです♪つぼ八」へ(笑)。



【第3試合】
前半5分はTAKAとYASSHIがグランドレスリング、ロープワークでエルボーと目潰しの応酬ぐらいで見せ続け
両者なかなかの練習量と技量を感じた。
カス野郎さんはこの日マイクアピール1回もなかった。

【第4試合】
バルコニーのアンチ西村の観客を仲間にしょうとする論外。
場外戦で竹村が乱入して西村にバケツで頭から水をぶっ掛ける。



よく見ると竹村の白いTシャツにはバルコニーのアンチ西村派の垂れ幕と同じコメントが書かれている。
しかも手書き(笑)。
ということでどっちが無我かわかんないけど西村組対東京愚連隊の抗争は今年も続きそう。

【第6試合】
またしてもブッチャー&みのる組が登場。例の合体テーマ曲で入場。
佐々木組入場、佐々木の背中のタオルには「あけましておめでとうございます」とある。
先発は佐々木とブ、ブ、ブッチャー!
チョップ対地獄突きの打ち合い、最後に佐々木がラリアット、
さすがに若い佐々木が打ち勝ち、ブッチャーは自軍コーナーに後退。



みのるが出る。佐々木対みのるでチョップ合戦、
佐々木が山口にタッチ、みのるが山口にチョップ、膝蹴り。
みのるが山口を場外に落とすとブッチャーが来て場外で山口に攻撃。
リングに戻った山口にみのるがネックロック、フォールの体勢だがカウント2。
みのるアームロック。背中にキック。
ブッチャーのところに山口を持って行きブッチャーが地獄突き、みのるも地獄突き。
みのる膝蹴りから腕固め、佐々木がカットに入るもみのると揉み合い(5分経過)。
みのる、地獄突き、ブッチャーが見て笑ってる。
山口、みのるをコーナーに押し込んでエルボー、しかしみのるの膝蹴りで倒される。
みのる張り手、キャメルクラッチからヘッドロック、さらにバックに回ってフェースロック。
山口、足をロープに伸ばしてブレイク。みのるストンピング。
スタンドに以降、みのる胸板キック。膝蹴り(10分経過)。
みのる、山口の頭部に蹴り入れて大巨人殺しの腕折りから逆十字。ロープブレイク。
山口、水車落とし風にみのるを投げ飛ばして脱出、佐々木にタッチ。
佐々木、チョップからコーナーに振ってたたきつけてからラリアット。カウント2。
みのるスリーパーから佐々木をキープしてブッチャーにタッチ。
佐々木、チョップからブッチャーにバックドロップを仕掛けようとリフトアップを試みるも上がらず。
パンチ、チョップでコーナーへ追い込んで山口にタッチ。山口もリフトアップを試みるも不成功。
ブッチャー、地獄突きで脱出してみのるにタッチ。みのる、山口に張り手連発から膝蹴り。
みのるが何やらブッチャーに指示(15分経過)。
ブッチャー、自軍コーナーからぐるりとリング下を回って佐々木を捕まえ場外へ。
年寄りで歩みの遅いブッチャーがリング下に迫ってるのを寸前まで気づかない佐々木(笑)!
ブッチャーが場外で佐々木を押さえている間に山口を始末しようとするみのるの作戦。
みのる逆片エビ、山口逃げてロープ。
山口が逆襲でロープに飛んだところみのるがビッグブートで迎撃。さらに卍固め。
佐々木がブッチャーの捕縛から逃れリングインして救出、しかしみのるが佐々木を再びリング下に落とす、
しかもブッチャーの真ん前、佐々木再びブッチャーに捕まる。
みのるドロップキックからスリーパー、さらに逆落としからキャメルクラッチ、そこからさらにスリーパーで山口を仕留めた。
ブッチャーは前回に増してヨボヨボ度が高かったが、活躍の機会は増え、17分という長い試合をこなした。
試合後みのるがブッチャーの頭をナデナデ、2人でカメラに向かって記念撮影のポーズ。
負けた山口は長時間のグランドで切れたか口から出血、無念の表情。

【第7試合】
ゾディアックは前回のぴったりしたマスクはやめて少し露出した覆面。髪は部分的に赤く染めている。
前回は上半身裸だったが今回は所々破れた黒い服を着用。
ゾディアック今回はすでに試合開始直後フードを取って太陽ケアと場外乱闘。
諏訪魔はかまわず平井とリング内で試合、
平井はなぜかコールの時に「平井“ビッグ・セクシー”伸和」と呼ばれる。
夏目ナナプロデュースの大会の目玉、か?
諏訪魔、フロントスープレックスからエルボー、平井ネックブリーカーからケアにタッチ。
ケア、ロープワークからエルボー、チョップ合戦。
ケアが腕決めるとゾディアックがカットに入る。
5分頃諏訪魔がジャーマン2連発で平井から勝利。

(2008.0104)

全日本プロレス「2008新春シャイニング・シリーズ」
2008年1月3日 東京・後楽園ホール
観衆2100人(超満員)

1.20分1本勝負
○真田聖也(逆エビ固め、8:33)駿河一●

2.30分1本勝負
○荒谷望誉、 菊タロー(片エビ固め、8:31)土方隆司、T28●
*コーナー最上段からのムーンサルト。

3.30分1本勝負
○TAKAみちのく、カズ・ハヤシ(片エビ固め、14:21)近藤修司、“brother”YASSHI●
*みちのくドライバー。

4.30分1本勝負
○征矢学、西村修(反則、10:30)NOSAWA論外、 MAZADA●
*竹村の乱入。

5.ジュニアヘビー級バトルロイヤル(時間無制限・10人参加)



(退場順)
●近藤修司(TAKAのドロップキックでオーヴァー・ザ・トップロープ)
●“brother”YASSHI(形勢不利と見て自分からオーヴァー・ザ・トップロープ)
●渕正信(TAKAのスモール・パッケージで3カウント)
●TAKAみちのく(スモール・パッケージを外野に返されて3カウント)
●T28(菊タローのパイルドライバーで3カウント)
●菊タロー(カズに投げられオーヴァー・ザ・トップロープ)
●NOSAWA論外(カズに投げられオーヴァー・ザ・トップロープ)
●MAZADA(土方に投げられオーヴァー・ザ・トップロープ)

決勝:○カズ・ハヤシ(エビ固め、8:43)土方隆司●

6.30分1本勝負
○鈴木みのる、アブドーラ・ザ・ブッチャー (キャメルクラッチ+裸絞め、17:42)佐々木健介、山口竜志●

7.30分1本勝負
○諏訪魔、 ゾディアック(ジャーマン・スープレックスホールド、5:40)太陽ケア、平井“ビッグ・セクシー”伸和●

8.世界タッグ選手権60分1本勝負
○ジョー・ドーリング、武藤敬司(エビ固め、27:50)小島聡、 TARU●
*スイング式パワーボム、武藤組が王座奪取。

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