No.341 全日本プロレス「ドリー・ファンク・ジュニア引退試合」

 
↑記念Tシャツ背面。当日の対戦カードがプリントされている。↑サイン。

全日本プロレス「2008 プロレスLOVE in 両国 Vol.4」
2008年3月1日 東京・両国国技館
同行者=千里眼

【長蛇の列】
国技館前で待ち合わせして入場。
引退試合を行うドリーの「最後の」サイン入りTシャツが販売されるということで
売場を探して並ぶ。
階段で2階まで並んでいる行列。
「売り切れ次第終了となります」社員の声、列が長いので不安になる。
しかし列が進むと売り場のドリーが見えてくる。



おお・・・間近で見るレジェンドに興奮。
すっかりまいあがっちゃって挨拶もそこそこにTシャツにサインしていただく。
売り場を手伝っていた奥様に記念撮影のシャッターを押してもらいました。
ということでお宝ゲット(喜)。

【ドリー引退試合】
天龍・渕はサンダーストームで入場。
続いて「スピニング・トーホールド」の曲でドリーと西村が入場。
先発はドリーと渕。サーフボードの攻防。
渕の仕掛けを外そうとするドリーに声援。
だがなかなか外れない。



渕、ドリーの膝の裏を足で固定する攻め。
いつもは渕が年寄りキャラだが、今日は違う(笑)。
しかしドリー3回目のチャレンジで取り返し、今度は攻撃。



渕が返そうとするも、ドリー体をうまく回転させて決めさせない。
結局渕が足でロープブレイク。この攻防だけで5分見せられた。すごい。
渕膝蹴りで反撃して天龍にタッチ。天龍と渕がドリーをロープに振ってファンクスがやるダブルのパンチ。
天龍、ドリーをコーナーに詰めて胸板にチョップ!手加減しては失礼とばかりに強烈なチョップを連発。



天龍にブーイング、これは仕方ない。天龍さらにパンチ、延髄斬り。
しかしドリー反撃、ボディに膝蹴りを入れてから、かち上げるような独特のエルボー。



西村を入れて天龍をロープに振ってダブルのパンチ。ファンクの本家。
西村‐天龍の局面になりチョップ、エルボー合戦。
天龍が打ち勝つと西村が強引に天龍を場外に落として、ドリーと西村で両方からエルボー攻撃。
リングに戻って西村ハンマーロックからドリーにつなぐ。
ドリー、天龍の腕を決めながら脇腹にパンチ。
ドリー、天龍に河津落とし、西村にタッチ。
西村が天龍にコブラツイスト。
カットに入る渕をドリーがエルボーからコブラツイストで捕獲。
西村は卍固めに移行、こりゃBIの連携だ!
天龍、脱出して西村にチョップ、さらにバックドロップで投げて渕に交代。
渕、バックドロップ4連発、コーナーのドリーを挑発。10分経過。
渕、顔面踏み付けから天龍にタッチ。
天龍、西村をロープに振ってラリアート。さらにブレンバスター。
天龍、西村に逆エビ。ドリーがカットに入るもこれを渕がカット。
その間に天龍がテキサスクローバーホールドに移行。
ドリー、渕にエルボー、西村脱出してブレンバスターからドリーにタッチ。
ドリー、人間風車の体勢、あがらず1回はずしてエルボーを入れてようやく投げる。
そして渕の足を取って回転、スピニング・トーホールド。天龍は西村が4の字を決めて動けず。
渕粘るもギブアップ、ドリーが引退試合を飾った。

 

引き続いて引退セレモニー。報道関係者から次々と記念品が送られる。
俳優の坂口憲二、馳浩PWF会長、そして健介オフィス・アドバイザーのマサ斉藤が登場。

 

ドリーのスピーチ、テンカウントゴング、
曲が流れる中、西村の騎馬でリング下を1周して退場するドリー。
感慨深い。

  
↑後列左から、馳浩PWF会長、坂口憲二、マサ斉藤健介オフィス・アドバイザー、ドリーの奥様、ドリー、武藤全日本社長。


【本日のゾディアックさん】
第三試合に登場。十字架につながれた姿での入場は変わりないが、
リングインしたらいきなり頭のフード取っちゃう。で暴れだすのかと思ったら、暴れない(笑)。
「フードを取ったら暴れだす」という初期設定がすでにおざなりになってしまっている。
しかし選手コールの際は未だに「身長・体重不明」とコールされる(笑)。
そんなに長期間不明のまんまなんでしょうか。測ろうとすると暴れだすから測れない?
また「リングインする時は必ずトップロープをまたぐ」というポリシーは崩れてませんが、
その分リングインする時にほんの短い時間だが時間がかかり、スピーディーな展開に水を差すようにも見える。
それから試合終了後、今までは再び十字架につながれて退場していたが、本日は普通にスタスタと退場(笑)。
挙句の果ては諏訪魔‐TARU戦、メインの三冠戦にセコンドとして登場!(笑)
もはや賞味期限切れか?
まあでもドーリングとの巨体外人対決は迫力ありました。

【三冠戦・佐々木‐小島】
小島のセコンドにはVM、佐々木のセコンドは北斗、中嶋ら健介オフィスの面々が揃いまさに総力戦といった雰囲気。
ゴングが鳴ってもお互いなかなかコーナーから出ず長い睨み合い。
小島が先に動いてロックアップからグランド。小島キーロック。佐々木外してレッグロック。
小島ヘッドロック、ロープに振ってタックル合戦。
それからチョップ合戦、佐々木がロープに走ったところVMのセコンド近藤が足を引っぱって倒す。
健介オフィス勢が怒ってセコンド同士の場外乱闘。
リング内は椅子が入れられるがレフェリーがカット、しかし小島再び椅子を手にして攻撃。
小島パンチ、キック攻撃。いっちゃうぞエルボー。
佐々木が後ろから投げようとすると小島が足で急所攻撃。
さらに小島がロープに走ると、佐々木がキャッチしてパワースラム。
小島後頭部にパンチ、10分経過。
小島カッターを狙うも佐々木チョップで脱出。
ブレンバスターの体勢で小島を持ち上げるも、体を入れ替えた小島がカッターで場外へ落とす。
小島、場外で佐々木を投げてエプロンに上がる、
一瞬の隙を突いて佐々木が場外を走り、エプロンの小島の足にラリアート、足をすくわれた小島落ちる。
佐々木が場外でノーザンライトボム。かなり効いたようで小島場外でダウン、レフェリーがカウントを数える。
佐々木が小島を中に入れフォール。レフェリーのリングインが間に合わず場外からカウントを叩く珍しいシーン。
佐々木、小島をコーナーに叩きつけタックルからストラングル・ホールド。
VM側が乱入しそうな構え。佐々木ストラングルを自らほどいてフォール、カウント2。
佐々木が突進したところを小島が捕まえてカッター、さらにマンハッタンドロップ。
両者ダウン、15分経過。小島が起きて逆にストラングル。これを佐々木が力で跳ね飛ばす。
コーナーの小島に佐々木がラリアート。
小島、佐々木をコーナー上から雪崩式フランケンシュタイナー。両者ダウン。
小島がロープに走ったところ佐々木が一本背負い、さらに佐々木が後ろからラリアート。
小島をコーナー上に乗せて、エプロンに出て場内へ落とすラリアート。
佐々木、コーナー上からフライングボディアタック。カウント2。
2人ともラリアート、右腕同士がぶつかり、これは痛そう。9回連続。両者右腕を痛めた様子。
佐々木が腕ひしぎ逆十字。小島足でロープに逃げる。



小島も逆十字、ロープブレイク、20分経過。
小島、先に立って佐々木にボディスラム、カウント2。さらにブレンバスター、これもカウント2。
小島、サポーター外してダッシュ、ラリアート、カウント2。
小島、もう一発を狙って走るも、佐々木が倒れこんでしまい不発。
起きた佐々木、ラリアート合戦、また両者ダウン。
小島がノーザンライトボム。カウント2。
佐々木が珍しいタイガースープレックス、カウント2。



佐々木ラリアート、さらにハーフネルソンスープレックス。
そしてノーザンライトボム、これで3カウント、佐々木の防衛。
小島は起き上がれず、担架で退場。
介抱にいそしむTARUが印象的、ゾディアックは手伝うわけでもなく、役に立ってない(笑)。

試合後のマイクで佐々木が今日は次男の5歳の誕生日、とか言うと放送席にいた鈴木みのるが登場。
「家庭のことなんかうちでやれよ、バーカ」と挑発。そしてチャンピオンカーニバルへの参戦を宣言。
すると川田、諏訪魔、ドーリング、太陽ケアらが次々とマイク持参で登場してチャンピオンカーニバル参加宣言。
西村も登場、「人類60億人・・・この私、1971年東京文京区出身・・・」予想通り長い喋り(笑)。
途中で武藤が出てきて「西村、おめー長いんだよ」。
最後にヘンな服着た棚橋が登場してこれも参加宣言。



最後にチャンピオンカーニバルの予告があっておしまい、というのはなかなか考えている。
これに小島と、TARUかゾディアックが参加して10人、ってところでしょうか。

【武藤、棚橋‐川田、ケア】
新日本の棚橋が登場、誰が負けるのかなかなか予想が難しい試合。
武藤とケアのグラウンドの後、棚橋が登場。客席から棚橋にブーイングの洗礼。棚橋両手でカモンカモンのゼスチャー。
棚橋いきなりコーナーの川田をぶん殴りに行くヒールファイト。今夜の自分の場をよくわかってる動き。
ケアと棚橋、ロックアップからコーナーでクリーンブレイク。棚橋が川田を挑発、川田出てくる。
ロックアップからロープに押し込む棚橋、ブレイク際に川田に張り手。バックの取り合いの攻防。
棚橋がヘッドロック。離れると1回組むと見せかけてスカして武藤にタッチ。
武藤と川田で手四つ、5分経過。川田が倒してケアにタッチ。
ケア、武藤を場外に落とし、エプロンでロープを使った腕攻め。ケア腕攻めからブレンバスター、フォールの体勢。
棚橋がカットに出るとまた客席からブーイング。
棚橋また川田に突進して場外に落とす。川田怒ってリングに入り膝蹴り連打から場外に落としてフェンス際でビッグブート。
川田場外で棚橋にエルボー連発からジャンピングニードロップ。
リング内はケアが武藤にキーロック。川田にタッチ、川田、武藤に蹴り。
川田、武藤の左腕に脇固め。さらにジャンピングニー。
棚橋がカットに入ってまたブーイング。
ケア‐棚橋になってケアがエルボーで棚橋を場外に落とすが、棚橋ロープを鉄棒のように掴んで回転してリング復帰。
と、後ろからケアがスリーパーで棚橋を捕獲、そのままスープレックス風に投げる。
川田が入ってキック連発からコーナー串刺しビッグブート。ブレンバスターからストレッチプラムの体勢に入ると武藤がカット。
川田と棚橋でエルボー合戦。川田殴り勝って再びビッグブート。2発目棚橋スカして首を引っ掛けて倒す。
武藤にタッチ、武藤足へのドロップキックからドラゴンスクリュー、4の字のフィニッシュフルコース。
棚橋もカットに入ったケアにドラゴンスクリューからテキサスクローバーホールド。15分経過。
ケア、スリーパーからキャメルクラッチ。
棚橋、川田入って川田が延髄斬りからストレッチプラム。
川田が棚橋を抑えてケアがキック、川田バックドロップ。
ケア変形の投げ、カウント2。ケアが武藤に左腕攻め、武藤シャイニング。
棚橋がケアを持ち上げて武藤がコーナー上からシャイニング、川田カットに入ってカウント2。
コーナー上の攻防、20分経過。
武藤、ケアにシャイニング、カウント2。ケア、シャイニングスカしてドロップキック、
しかし武藤再度のシャイニングでカウント3。
難しい試合に終止符を打った。

【諏訪魔‐TARU】
VMを脱退した諏訪魔のケジメマッチ。
TARUマイクアピールから奇襲、エルボーで場外に落としてセコンドが攻撃。
戻った諏訪魔にTARUキック、諏訪魔ヘッドバットで反撃。
TARU紐で首絞め。VM側のセコンドがレフェリーをうまく引きつける。
TARUキック、パンチ。
諏訪魔ラリアート。場外戦で再びセコンドが干渉。
リングに戻ってTARUキック、5分経過。またTARUが諏訪魔を場外に落とす。
諏訪魔場外でTARUに反撃のパンチ。しかしゾディアックが諏訪魔を抱えて喉元をフェンスに叩きつけるギロチン攻撃。
机を持ち出すVM勢。場外で諏訪魔を机の上にセッティングすると、TARUがコーナー上から大サービスの場外ダイブ。
リングに戻ってTARU、ネックハンギングボムから椅子攻撃。
TARU、椅子をダウンした諏訪魔の顔の上に載せてからコーナー上。
ダイビングしてギロチンドロップ、椅子の効果もあってこれはきつそう。カウント2。
TARU、抱え上げて変形のボム。カウント2。
TARU、銀色の棒を持ち出してレフェリーといざこざ。
そこに諏訪魔がタックル。レフェリーもつれてダウン。
諏訪魔、ジャーマンからパワーボム、しかしレフェリー不在でカウントが取れず。
TARU、棒で諏訪魔を殴って手錠をかける。10分経過。
そしてビール瓶で諏訪魔を殴る。
諏訪魔、手錠を引きちぎってパワーボム、一発で決まって3カウント。
見事な諏訪魔の決着戦勝利。

第三試合でカズと土方が勝利後いざこざ。
よくわからなかった。

ドリー最後の試合、セレモニーと盛り上がって面白かった。
本人にも会えた?し満足。

(2008.0302)

全日本プロレス「2008 プロレスLOVE in 両国 Vol.4」
2008年3月1日 東京・両国国技館
観衆8500人



1.30分1本勝負
○真田聖也、駿河一(逆エビ固め、10:51)征矢学、C.J.オーティス●

2.30分1本勝負
○NOSAWA論外、 MAZADA、TAKEMURA(ラ・マヒストラル、13:53)大和ヒロシ、KAI、T28●

3.30分1本勝負
○土方隆司、ジョー・ドーリング、カズ・ハヤシ(飛びつき腕ひしぎ逆十字固め、9:53)ゾディアック、近藤修司、谷嵜なおき●

4.30分1本勝負
○諏訪魔(体固め、10:55)TARU●
*パワーボム。

5.世界ジュニアヘビー級選手権60分1本勝負
○シルバー・キング(片エビ固め、12:29)中嶋勝彦●
*デスバレーボム、シルバー・キングが新王者。

6.60分1本勝負
○武藤敬司、棚橋弘至(体固め、21:06)川田利明、太陽ケア●
*シャイニング・ウィザード。

7.「ドリー・ファンク・ジュニア引退試合」60分1本勝負
○ドリー・ファンク・ジュニア、西村修(スピニング・トーホールド、15:07)天龍源一郎、渕正信●

8.三冠ヘビー級選手権60分1本勝負
○佐々木健介(片エビ固め、25:18)小島聡●
*ノーザンライトボム、佐々木が2度目の防衛。

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