No.379 「ハッスル・ツアー2009〜5.4 in Yokohama」

ハッスル横浜後援会/ハッスルエンターテインメント
「ハッスル・ツアー2009〜5.4 in Yokohama」
2009年5月4日 神奈川県・横浜文化体育館
同行者=千里眼

発表では「満員」とあったが場内はかなりの空席が見られハッスルでもこの入りかと改めて考えてしまう。

メインは前々回フランソワーズにパンティを被せられたボノくんが失踪したまま、
越中とRGだけが登場しハンディキャップマッチの様相。
注目のフランソワーズはボンテージスタイルで登場。
外国人二人が越中を攻撃、しかし越中けつとジャーマンで反撃、けつ連発。



ここでフランソワーズ登場、するとRGがタッチをねだる。
RG登場、何だかうれしそう、足取りを2回仕掛ける。フランソワーズかわしてキック。手を取っての投げ。



RGついにフランソワーズをバックから捕まえセクハラ攻撃、
しかしすぐ脱出して張り手、キック、ランス・ケイドにタッチ。
ケイド、RGに英語で説教してラリアート、RG吹っ飛ぶ。
ボナパルトも入ってきて説教。
RG両側に立たれた外国人二人に交互にチョップ、しかし倒れない。
RG、足踏み付けと目潰しで二人をダウンさせるとタイツをずらして赤フンはいた尻を出して後ずさり、尻をつけようとする。
が、捕まりダブルのアトミックドロップ、スパインバスターからビッグブート食らうとダウン。
越中入るが2対1、ギロチンドロップ。カウント2。
固定してのコーナー上からのギロチンドロップ、さらにネックロック、越中ピンチ。
その時ボノくんが登場してリングイン。
フランソワーズがパンティを顔に被せるもボノくんひるまず、越中が外国人二人を蹴散らしたのでフランソワーズと対峙。



フランソワーズを捕まえてハイアングルのボディスラム、これは強烈。
さらにダッシュしてのボディプレス、これで3カウント。
「108回パンティを被ったら煩悩が消えた」とかコメント。
フランソワーズは外国人に担がれて退場。ハードヒットを受けたのは驚いたが、これでエージェントのお役は終了か。
どうもマネジャーやってパンティ脱いでるうちが華だった感じで、
いざ試合やるってことになるとボンテージルックはそんなにエロくはなくこの時点で彼女の物語は終了を暗示してたということでしょう。

【エンディング】
高田総統&モンスター軍が登場する。リング上はハッスル軍が集結。
総統コールが起きる。しばらく聞いていた高田総統だが「もういいよ・・・落ち込むから」(笑)。
んで友人で横浜出身の高田伸彦が宮本亜門の舞台に出る、っていう宣伝をしたら「今日はここまでだ」って言って帰り支度。
川田に「ちゃんとやってくださいよ」とたしなめられて舞台を小走り。
マグナムTOKYOがリングインして高田総統に挑戦。
川田が「ナンバー2の俺を倒してからにしろ」と挑発するとマイクはしばらく田舎者対決になる。
次回の大会で総統への挑戦権を賭けたボノくん対川田、マグナム&TAJIRI対ケイド&ボナパルドの外国人コンビの対戦を約束。
そしてハッスル軍とモンスター軍と戦いも終焉に近づいている、と両国でのハルマゲドンを予告して退場。



KGが「ハルマゲドンって何ですか?親子丼みたいなものですか」とボケる。
RG「違うよ、ハルマゲドンの中に何が入ってるって言うんだよ、最終戦争という意味だよ」
TAJIRI「ハルマゲドンがやって来ることは間違いない、もしかしたらボクたちも全員いなくなっちゃうかもしれない」
しかしそんな不安も何所へやら、最後はボノくんがハッスルポーズで〆。

【オープニング&第1ハッスル】
TAJIRIと「空手美少女」KGちゃんのマイク。
ほどなく開国仮面と横浜開港150周年記念イベントのマスコットも登場。
KGちゃんはルックスは・・・普通ですがしゃべりは上手。
上手に使えばハッスルのナビゲーターとしての素質充分。
技も空手の蹴り、ルチャの手を取ってのロープ上からダイブしての投げや
フライング・ヘッドシザースホイップなど切れよく決める。
試合は途中開国仮面が延髄斬り失敗したりして冷や冷やしたが
最後はコーナー上からのダイブで鎖国仮面に勝利。
プライドに出場していた小路がモンスター軍で出ていたが、
上半身の発達はすごいものがあった、しかしなぜ総合に出ないのか?体壊したのか?



【第2ハッスル】
試合前のVTRでサスケの常磐線北千住-南千住間での写メール暴行事件(09年2月)を説明し、
この試合が禊ぎマッチであることを強調。
サスケ、いきなり場外戦に持ち込むラフファイトでスタート。
ルチャのダイビング・アタックを敢行するも失敗。
川田キック、チョップ連発。サスケ技失敗、タイミングが合わない。



両者リング中央でもつれた時どちらかの体から何かが落ちる(何だか不明)。
5分経過、サスケがブレンバスター。しかし川田ラリアットからパワーボム。
これでカウント3。実にあっけない決着。
試合後、川田の説教。
「サスケ、人生で誰でも過ちは冒す。おまえは馬鹿が取り柄なんだからもっとバカになれ。
馬鹿になって恥をかけ。ただし、二度とつかまるようなことはするなよ。そいういうことだ、バッドラックだ」
と、何やら猪木気味。しかし叱咤激励も入ってモンスター軍じゃなくてB.フェース的なスタンスの川田。
川田が去った後サスケのスピーチ。
「川田さんっ、ありがとうございましたー。これからは人様にご迷惑をかけることなく、バカに生きさせてもらいます。
この後ロビーで撮影会を行ないます。前から、斜めから、後ろから、どうぞ思う存分撮ってくださーい」
と自虐ネタ。禊ぎとこの自虐ネタが試合のテーマになっており、
お互い高名なレスラー同士のシングルなのにあっけない決着の凡戦に終わらせたのはどうも納得がいかない。
サスケは自粛期間?があったため試合してないせいか技の失敗が多かったのも凡戦となった要因かと。

【越中のVTR】
越中詩郎デビュー30周年、ということで「ハッスルでは越中選手を『ケツおやじ』と呼ぶことにしました」とVTR。
インタビュアーが越中に「今度、越中さんをケツおやじと呼ぶことにしました」と言うと
越中が「誰がケツおやじだよふざけんじゃねーよバカヤロー」と怒りだして「終」のマークが出て終了。
続いてパンチ・ド・Cと坂田のVTRに突入、何だったんだ?客は笑ってたが(もちろんおいらも笑いました)。

【第3ハッスル】
パンチ・ド・Cが先に入場。全身黄色と黒のコスチューム。
入場すると客席に向かって右手を挙げて「C!」のパフォーマンス。四方向にやる。
続いて「悲しき願い」でナットーマンのキャラを封印した坂田が入場。
ゴング鳴って試合開始、しかしド・Cがまた客席四方向に、また坂田に向かって「C!」を始める。
それに対して坂田が「ン〜〜〜〜〜〜ッ、Y!」と両手を広げて横浜の「Y」、客席四方向に。
試合じゃなしにパフォーマンス合戦を繰り広げる両者。

 
↑C!  Y!

坂田が何回目かの「Y!」をやった時ド・Cが邪魔すると、坂田苦しそうに「C・・・」のポーズ。
レフェリーが「ファイト」促してようやく試合(でももうゴング鳴ってる)。
ド・Cがヘッドバット。すくい上げるようなエルボー。エルボーの手が上に行くたびに「C!」。
ド・Cがコブラツイスト、右手で「C!」。ジャンボ鶴田の「オー!」や剛竜馬の「ショアッ!」より回数多いぞー。
坂田腰投げで脱出、ドロップキック、5分経過。
胸板へのチョップ合戦。ド・Cがチョップすると客席から「C!」の掛け声、坂田がチョップで返すと勿論客席は「Y!」。
「C!」 「Y!」 「C!」 「Y!」しばらく続く。坂田がブレンバスターからタイガードライバー。
さらにスーパーキックを決めるとあっけなく3カウント。
パフォーマンスが先行して元リングス対ノアのイデオロギー対決には・・・ならなかった。
試合後小路が乱入、「いつまでも二等兵じゃないんだ」とド・Cの方にアピール、ド・Cはコーナーでへたれてて返答なし。
ド・Cの志賀は試合はともかくパフォーマンスとしては相当受けていた。わかりやすいキャラクター。
でももうちょっと試合で見せてくれないとな。

【セミハッスル】
マグナムTOKYOとモンスターHGは3連戦中。過去はマグナムが2連勝でこれが3試合目。
マグナムは女性ダンサーたちに誘導されての入場。
派手なダンス、マグナムも踊る、踊りながら上着やズボンを脱ぐパフォーマンス。
ダンスの途中でHGが乱入してゴング。
マグナムのトペを椅子で受けるHG、体育館のはじまで行って場外乱闘。
マグナム、椅子攻撃、HGも椅子で逆襲。
HG噛みつき攻撃。マグナム流血。
リングに戻ってコーナーでへたり込んだマグナムにHG股間こすりつけ攻撃。



さらにHGランニング股間。HGバックドロップ2連発、ちゃんと試合になってる。
HG筋肉もついてるし動き、技もいい。HGニールキック、カウント2。
マグナム逆襲、腕を交差させて抱え挙げて叩きつける。10分経過。
ラリアートからフェースバスター。
ドロップキック、ブレンバスター。カウント2。
マグナム、グランドでSTFを狙うが、HG噛みつきで脱出。
マグナム、雪崩式フランケンシュタイナー、カウント2、HG復活。
噛みつき、雪崩式ブレンバスター、ハイキック。
ツームストンパイルドライバー(股間押しつけあり)、カウント2。
HG、コーナー上からド派手なフライング・ボディプレス、カウント2。



HG、肩掛けをはずす
HG、人間風車、しかしマグナムがんばってコブラツイスト、HG脱出。
マグナムショルダースルーからキック、ツームストンパイルドライバー、カウント2、15分。
マグナムラリアート2発、カウント2、もう1発、カウント2。
マグナムハイキック、さらにソバット。これがHGの顔面からアゴにハードヒット。
マグナム、カウント3で勝利。
モンスター軍入りしたHGが相当試合慣れしていていい動き。3連戦やったところ見るとマグナムとは手が合うのかもしれない。
マグナムは3連勝したのでHG戦は終結を宣言。

以前よりハードヒットが多くなった感じはする。
しかし川田対サスケ、坂田対ド・C(ノアの志賀)というレスラー同士の試合が凡戦で
マグナム対HGの試合の方が「試合になってる」という状況はいかがなものか。
5試合で2時間40分という興行時間も不自然。
それだけ前振り、ラストのマイク合戦に時間が掛かっていて(休憩も長かったが)
実質の試合時間が短いというのも(長いからいいというものでもないが)今後の課題かと。
しゃべりとかパフォーマンスとかで笑わせるのはそれでよいが(というかそこがハッスルのハッスルたる部分だからでしょうが)。

(09.0505-6)

ハッスル横浜後援会/ハッスルエンターテインメント
「ハッスル・ツアー2009〜5.4 in Yokohama」
2009年5月4日 神奈川県・横浜文化体育館
観衆5150人(満員=主催者発表)

1.第1ハッスル〜横浜開港150周年記念特別試合〜(時間無制限1本勝負)
○開国仮面、TAJIRI、KG(片エビ固め、9:43)REY大原、小路二等兵、鎖国仮面●
*火の鳥スプラッシュ。

2.第2ハッスル(時間無制限1本勝負)
○“モンスターK”川田利明(エビ固め、5:54)ザ・グレート・サスケ●
*パワーボム。

3.第3ハッスル(時間無制限1本勝負)
○坂田亘(片エビ固め、6:35)パンチ・ド・C(志賀賢太郎)
*スーパーキック。

*ハッスルブレイク。

4.セミハッスル(時間無制限1本勝負)
○マグナムTOKYO(踏みつけ体固め、16:20)モンスターHG●
*顔面キック。

5.メーンハッスル(時間無制限1本勝負)
○ボノくん、越中詩郎、RG(体固め、12:10)カウボーイ・ランス・ケイド、レネ・ボナパルト、フランソワーズ●
*ランニング・ボディプレス。

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