No.407 プロレスリング・ノア「グローバル・リーグ戦'10優勝戦」

プロレスリング・ノア「Sprnig Navig'10最終戦」
2010年5月2日 東京・日本武道館
同行者=千里眼



【メイン・グローバル・リーグ戦'10優勝戦・秋山vs高山】
二人ともこの日2試合目で、スタミナの消耗、負傷など抱えての登場のよう。
高山は足を引きずってのリングイン。
開始直後高山のパンチが秋山にヒット、秋山ダウン。
すぐさま高山の蹴りが襲うがこれは秋山かわす。
秋山一本背負いを潰されバックからフェースロック。
高山、場外に秋山を落としてエプロンで固定、上からパンチ、下からニーリフトの連続攻撃。
高山、秋山をフェンスに叩きつけようとしたが逆転され、秋山が突進してエルボー。
秋山、床のマットをはがして硬い床でDDT。
さらに秋山、エプロンに高山を固定してニードロップ。
リングインして秋山ニーリフト連発からフォール、カウント2。
秋山フェースロック、秋山ニーリフトからエクスプロイダー。カウント2。
秋山フロントネックロック、しかし高山はずしてランニングニーアタック。
さらにベリートゥーベリーの投げ。
秋山キャプチュード気味の投げ、10分経過。

秋山コーナー上からダイブ、しかし高山キックで迎撃。
ダウンした秋山もがく。高山ビッグブート。
両者エルボーの応酬。
高山再びビッグブート、さらにジャーマン気味の投げからニーリフト、しかしカウント2。
パンチ合戦から高山再びニーリフト、カウント2。
高山バックを制すると大きく持ち上げてエベレストジャーマン、これが3カウント。




高山、執念でリーグ戦制覇。またしてもフリー選手が優勝。高山が秋山に何か話しかける。
しかし試合は両者ともヒザが得意技なので被ってしまいヒザ連発で変化に乏しかった。
まあこれは仕方ないかも・・・。

【第2試合・Bブロック公式戦・斎藤vs川田】
ローキック合戦から始まる。かなーり長い時間お互いの腿を蹴り合う。
川田が蹴り勝つ。



その後斎藤が「頭を押さえて細かい蹴りを入れる」川田の持ち技を使ったため?
川田怒って張り手からボディスラム、場外に落としてチョップ。
川田、斎藤をリングに戻して逆片エビ。5分経過。

川田、レッグロックからボーアンドアロー。珍しい、がすぐバランスを失う。
川田、キックからニ―ドロップ、カウント2。
斎藤バックドロップ、両者ダウン、しかし川田立てず、そのままリング下に落ちる。
斎藤追って川田をリングインさせる。
斎藤、川田をコーナーに振るが、ふらふらの川田はコーナーまで走れず途中で倒れる。
コーナーでへたれた川田に斎藤突進してのニーリフト。
さらにバックドロップの構え、川田脱出。10分経過。

川田復活してキック、斎藤ラリアートからバックドロップ、カウント2。
斎藤、延髄斬りから片エビ。カウント2。
川田エルボー、ダウンした斎藤の顔面を狙うキック、しかし斎藤が両手でブロックしてエルボーのお返し。
斎藤がロープに走ったところを川田延髄斬りで迎撃。
斎藤も延髄斬り、両者ダウン。
ダウンカウントが始まる。
カウント「8」で斎藤のみ立ったんだけど、そこでダウンカウントはストップされる。
「両者ノックアウト」はあっても「ノックアウト勝ち」はないのか?
ルールが不明瞭。

斎藤のバックドロップをディフェンスした川田が延髄斬り。
川田、斎藤の頭部にキック、さらに膝蹴り。
川田、ローキックからバックドロップ2発、さらに延髄斬り。カウント2。15分経過。

そしてここからお互いの顔面をヒジで殴り合うエルボー合戦が延々と行われる。
エルボーで倒れた斎藤に川田顔面キック、足持って片エビに押え込む、カウント3で川田勝利。
終了後はお互い握手。

【第3試合・Aブロック公式戦・佐々木vs力皇】
佐々木がノーザンライトボムで勝利。
試合がエプロンに直結している花道で展開されましたが、そこでのカウントは11。
つまりあそこはエプロンに直結していてもエプロンではなく「場外」なんですね。

【第4試合・Bブロック公式戦・森嶋vs高山】
この試合の勝者がBブロック最高得点者になるので勝てば自動的に決勝進出。
時間内引き分けだと川田が決勝進出、時間切れ引き分けだと川田を入れた三者で同点の巴戦が行われる。
と、場内に説明がある。

開始早々森嶋突進してエルボー連打。
高山もエルボー。さらに高山スモールパッケージ2回。
高山キックからアームバー。森嶋場外に逃げる。早くも高山が圧倒。
高山、森嶋の腕をフェンスに絡ませてキック。
ショルダー式アームブリーカー、鉄柱に腕をからませるなどバリエーションある腕攻撃。
両者リングに戻る。高山腕攻めからキック、腕ひしぎ逆十字。
腕を巻きこんで回転する攻撃。パンチから腕攻撃、5分経過。

高山、腕にキック。大巨人殺しの腕固め。ロープブレイク。
森嶋ラリアートで形勢を逆転させるとコーナー上からミサイルキック。高山ダウン。
コーナーで森嶋の踏みつけ。
コーナーでへたれた高山の顔面に向かってヒッププッシュ2発。
森嶋ジャンピング・ボディプレス、カウント2。さらにフェースロック、10分経過。

高山キック、森嶋ダウンさせマウントパンチみたいな攻撃。
森嶋さらにコーナー上からボディプレス、距離が遠くて自分の膝が先に着地したように見えた。
森嶋ラリアート。カウント2。
高山ニーリフトからエルボー連発。
森嶋をコーナーに逆さ吊りにして、ダッシュしてのニーリフト。
高山バックとってジャーマンの構え、森嶋脱出。
森嶋ラリアート3発、カウント2。
森嶋コーナー上に登ってダイブ、ヒップドロップ。カウント2。これがヘンな落ち方して高山痛そう。
高山、エルボーからバックドロップ、森嶋ラリアート。
高山フルネルソンからドラゴンスープレックスで投げっ放し。カウント2。
高山ニーリフトからエベレストジャーマン。カウント3。
これで高山がBブロック最高得点を得て決勝に進出。
序盤から高山が腕攻めで圧倒、まあ試合にはなっていたが貫録の差を見せた一戦だった。

【第5試合・Aブロック公式戦・杉浦vs秋山】
この試合の勝者がAブロック最高得点者になるので勝てば自動的に決勝進出。
時間内引き分けだと佐々木が決勝進出、時間切れ引き分けだと佐々木を入れた三者で同点の巴戦が行われる。
と、場内に説明がある。

ロープに詰めて杉浦が張り手。そこから場外戦。リング戻って張り手合戦。
杉浦、バックを取ろうとする。秋山ディフェンス。杉浦リストを取る。
秋山足掛けて倒してグランド。これは秋山が足を決めるが杉浦がロープブレイクに逃げる。
スタンドで両者ブレンバスター狙い、5分経過。

杉浦、コーナーへのキック3発。
秋山、ジャンピングニー。
杉浦、投げっ放しジャーマン。
後頭部をコーナーにぶつけて場外。
杉浦フェースロック、秋山脱出してフロントネックロック。
杉浦エルボー、花道でブレンバスターの攻防、パンチ、キック。
杉浦、花道側から秋山をブレンバスターの体勢で持ち上げ、
そこからトップロープに落として捻って落とす複雑な技。
秋山花道でダウン、カウントが始まる。
秋山リングに戻ろうとして這うが、場外に落ちる。カウント19で生還。
10分経過。

杉浦キック連発、秋山ニーパット2発。
秋山コーナー上からダイブしてエルボー。
さらにネックロック狙いも杉浦抜けてアンクルロック。
しかしロープブレイク、杉浦再度アンクルロック。15分経過。



これも秋山必死に逃げロープブレイク。
杉浦の投げっ放しジャーマンと秋山のエクスプロイダーの投げ合い。
さらに張り手合戦。
杉浦ドラゴンスープレックス、カウント2。
杉浦膝蹴り2発からアンクルスラム、カウント2。
秋山膝蹴りからネックロック。20分経過。

秋山エクスプロイダー、カウント1ではね返す杉浦。
秋山ランニングニーリフト。さらにエクスプロイダー、後頭部にニー。
秋山ラリアート、さらにスターネスダスト。これでカウント3。
この結果Aブロック最高得点者は秋山と決定、優勝戦は秋山と高山のシングル初対決と決まる。

【第1試合・田上&井上雅央vs小川良成&ジェイソン・ジョーンズ】
もう田上と井上のビジュアルが往年の馬場・R.木村組"義兄弟コンビ"にそっくり(笑)。↓



んで第1試合から社長が同士討ちで急所に入れられて悶絶(笑)。
井上雅央は動きにメリハリ、スピードがないユルい動き。
もう完全立ち位置が百田、永源、それからミスター林の流れをくんだ場所。



会場はアリーナの席が極端に少ない感じがした。
ひな壇などほとんど見えない。
んで試合開始が16:30だったのだが五分前でこの入り。↓



2階席は一番安い席から上が徐々に埋まり、何だか招待券でもばらまいているかのよう(真偽は不明)。
だとしたらこの日の客の熱気のなさは当然で、例えば選手名コールなんてのが全然かからなかった。
豪華メンバーでヘビー級初のリーグ戦優勝戦なのにこの入りでは方舟そうとうキツいのでは。

今回の試合は、試合内容がエルボーで顔殴る、困ったら取りあえずラリアート、と
とても変化に乏しく、同じ試合ばっかり見させられた気がする。
メインも秋山と高山ってヒザがかぶるんだけど、もう膝蹴りばっかり。
レスリングもあまりやらないし(すぐヒートアップさせようとする)、この辺も再構築するべきでは。
そんな中違った技で印象的だったのは、序盤徹底した腕攻めを展開した高山と、
アンクルロックがどんな入り方をするのか、また掛けられた方はどんな脱出をするのかスリリングな杉浦だった。

それから団体名のロゴが変わったけど(チケット等参照)、
どう見ても「NOAH」って読めないぞ。はっきり言ってセンスない。
以前の書き殴ったようなのがよかったのになあ。

(10.0503)



プロレスリング・ノア「Sprnig Navig'10最終戦」
2010年5月2日 東京・日本武道館
観客1万1千人(=主催者発表)

1.30分1本勝負
○井上雅央、田上明(アルゼンチン式背骨折り、9:31)小川良成、ジェイソン・ジョーンズ●

2.グローバル・リーグ戦'10 Bブロック公式戦30分1本勝負
○川田利明(片エビ固め、16:13)齋藤彰俊●
*顔面キック。

3.グローバル・リーグ戦'10 Aブロック公式戦30分1本勝負
○佐々木健介(体固め、13:27)力皇猛●
*ノーザンライトボム。

4.グローバル・リーグ戦'10 Bブロック公式戦30分1本勝負
○高山善廣(ジャーマン・スープレックスホールド、14:56)森嶋猛●
*この結果Bブロックは高山が決勝進出。

5.グローバル・リーグ戦'10 Aブロック公式戦30分1本勝負
○秋山準(体固め、21:49)杉浦貴●
*スターネスダスト。この結果Aブロックは秋山が決勝進出。

*KENTA怪我からの復帰挨拶。

6.30分1本勝負
○石森太二、佐野巧真、リッキー・マルビン(片エビ固め、9:23)起田高志、宮原健斗、梶原慧●
*シューティング・スタープレス。

7.30分1本勝負
○谷口周平、潮崎豪(変形ジャーマン・スープレックスホールド、15:22)丸藤正道、青木篤志●

8.30分1本勝負
○バイソン・スミス、キース・ウォーカー、デリリアス(片エビ固め、10:54)モハメド・ヨネ、金丸義信、平柳玄藩●
*フェースクラッシャー。

9.「グローバル・リーグ戦’10」優勝決定戦 時間無制限1本勝負
○高山善廣(ジャーマン・スープレックスホールド、13:38)秋山準●
*高山が初優勝。

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