No.429 全日本プロレス「2011ファン感謝デー」
ゆずポン、奈苗らスターダム勢が第1試合に登場。

全日本プロレス
「2011ファン感謝デー」
2011年12月11日 東京・後楽園ホール
同行者=なし

試合前のMC&リングアナウンサーをKENSOさんが行うことが発表される。
んでKENSOさん、サンタクロースのコスチュームで登場。
四方のコーナーで相変わらずの不思議ポーズ。



しゃべりが相変わらず何しゃべってるのかわからず
客席四方への「ビチっと!」もいまいち決まらん(笑)。

【第1試合・「ここが噂のエル・パラシオ」×全日本プロレス】
「ここが噂のエル・パラシオ」は女子プロレス団体を舞台にしたドラマだそうで、
ゆずポンも出演しているそう。
全日でゆずポンが見れるとは何だか豪華だなあ・・・。

KENSOさんはゆずポンをコールするとき3サイズまで発表、
ゆずポンもリング中央でポーズを決める。
スタートは夏樹と愛川。素早い動きを見せる。
カズと武田に代わって武田、ローキック連発。カズ痛がる。
愛川に代わって愛川もカズにキック。
高橋出てきて武藤を指名。
武藤、高橋相手にグランドで攻める。グランドでは武藤が圧倒。



しかし高橋、武藤にブレンバスターと冷蔵庫爆弾を決めて意地を見せる。




↑戦況を見守るゆずポンと武田。

試合は乱戦になって高橋が愛川を羽交い絞め。



カズに攻撃を促すが
なぜかカズは攻撃をせず仲間割れ。
カズ、愛川に攻撃の的を絞りコブラツイスト。
そして顔を近づけて強引に唇を奪おうとする(笑)セクハラ攻撃!



ゆずポンピンチ!腰投げで脱出。
さらにカズ、ゆずポンをコーナーに釘付け。
足をロープに引っ掛ける。向こう側からだとヤバい大股開き。



寄ってきたカズにゆずポンビンタ!



さらにセクハラのカズに高橋、夏樹が攻撃して様相は一瞬のうちにカズ孤立。
5人の攻撃を連続して受ける。
最後は愛川のシャイニング・“ゆ”ザードが決まって、あらら、ゆずポンがカズから3カウント(笑)。
カズだけ帰っちゃって最後は5人で記念撮影。
カズは今年は恒例の縄マッチを封印してセクハラ大王で登場。相変わらずの試合巧者。
全日でスターダム勢が見られるなんて非常に得した感じです。

【第3試合・ラード・ウォリアーズvsハイブリッド・ウォリアーズ】
脂肪対筋肉!っていうわかりやすい構図(笑)。
第2試合は引っ込んでいたKENSOさんが再びリングアナで登場。
KENSOさん、第1試合ではレフェリーを紹介するの忘れ、客に突っ込まれていました。

まず初めにペインティングした大和が登場。
場内を走り回った後、過剰に腕を上下させるパフォーマンス。
これは・・・そうですね、アルティメット・ウォリアーの物真似ですね。



次いで田中稔と船木登場。
反対側のコーナーからラード・ウォリアーズが登場。
曲は「アイアンマン」です(笑)。
チープな鎧をまとって登場。吉江の鎧、取れちゃった。



菊タローはマスクがウォリアーズ仕様。
これで3年連続船木がらみのカード(笑)。

KENSOさんのおまぬけなリングアナっぷりがまた披露されましたが、
次の選手をコールする時、口癖かいちいち「そして!」が入る(笑)。
「そして!○○パウンド、ヨシ・ウォリアー〜、そして!〜」って感じ。
客席から「『そして!』はいいよ!」って声がかかる。

試合は船木と吉江でスタート、蹴りをばんばん入れる船木。
曙と稔は稔が体当たりするも体格差で通じず。
菊タローが出ると船木も出る。ローキックからグランドへ。
菊タローがアキレス腱固めを決めるも、船木がヒールホールドで返すと菊タロー「痛い」。



曙、ダブルインパクト狙いでコーナー上にあがってみるが、
大和に阻止される。
でも、阻止されなかったらやってたのかどうか?



菊タローがフォールされそうになると吉江が救出のプレス、
しかしハイブリッド軍がすかさずかわすので菊タロー自身が食らってしまう。
曙も同じパターンを決める。これってわざとなのか?(笑)
最後はリングコールでKENSOさんに
「アルティメット・ウォリアーもどき」と説明された大和が菊タローからフォール勝ち。

【メイン・諏訪魔vs渕】
序盤、渕のバックドロップが炸裂。
さらに渕、ヘッドシザースで攻める。
諏訪魔はずしてヘッドロック。
長いヘッドロックが続く。
すると、突然レフェリーの村山大値がセコンドを呼んで何やら告げる。

「大至急」と聞こえた。
試合中に大至急?
何かアクシデントがあった模様。
諏訪魔は変わらず渕をヘッドロックで絞め続ける。

セコンドが戻ってくる。手にしているのはテーピング。
それを諏訪魔に投げる。え?攻められてる渕じゃなくて、諏訪魔の方なの?
10分経過、ブレイク後渕がリング下に落ちる。
諏訪魔はテープでシューズをぐるぐるまきにする。
どうやら片方のシューズが裂けたよう。それで緊急措置としてのテーピング投入か。

再開、諏訪魔胴締めスリーパー。渕耐える。
はずしてフォール、渕カウント2ではねのける。
諏訪魔フロントネックロック。スタンドでボディスラム2発。渕が腰を押さえて痛がる。15分経過。
諏訪魔ダブルアームスープレックスから逆エビ固め。
渕辛うじてロープブレイク。

諏訪魔バックドロップ、ロープに近かったので渕がロープを蹴って自爆させる。
渕ボディスラム、さらにドロップキック。
諏訪魔もドロップキックで返すが、渕のダメージが大きい。20分経過。
渕スモールパッケージ、逆さ押え込みと連続攻撃。
渕がバックドロップ、諏訪魔返してスモールパッケージ、
これが決まってカウント3、渕の得意技で勝利する奥深さを見せた諏訪魔でした。

それにしてもレフェリー(村山大値)のアクシデントに対する判断・処置は的確。
レフェリーが諏訪魔のシューズを直すと諏訪魔に加担したことになってしまうし、
まともに考えたら試合続行不可能で諏訪魔の負けという味気ない幕切れも想定できるため
このような配慮できちんと試合を成立させたということは
レフェリーとしての熟練度の大きさを感じさせた。

【セミ・F‐1タッグ選手権】
RG見るのはハッスル以来だなあ・・・などと考えながら。
まず「馳浩PWF会長入場」のコールで馳に扮した神奈月が登場、
スーツ姿だがコーナー上でのパフォーマンス(似てる)。
RGは征矢のパートナー、大森のモノマネで登場。
腕をあげてアックスを強調したり、膝を曲げての練り歩きでモノマネを見せる。
王者組は「パワー・ホール」で入場。

RGに小力が「おい、お前、そんなクオリティでこのリングに上がったのかよ、
天下獲り損ねた男が!(大意)」などと揶揄。
浜は「誰かと思えば征矢君か、コラ!お前の墓にクソぶっかけてやるぞ!」と御小のマネ。

「馳浩PWF会長」神奈月が認定書の読み上げ。
かん高い声をうまく真似る。



浜と征矢でスタート。浜タックルからサソリ固めを狙うが、
足の入れ方がわからずでうまく決まらず、観客失笑。



征矢と小力になって、小力トーキック、太鼓の乱れ打ちなどをやるが、
征矢の報復を恐れてか全部「エア」(笑)。
しっかし小力腹出てる。タイツから肉が垂れ下がってる(笑)。
小力コーナーに上がろうとして落ちる。
征矢背中パンチ、小力泣き顔で浜とRGに交代。
RG、膝歩きで大森のマネをしてからアックスボンバーを仕掛けるが
浜に通じず、逆にアトミックドロップを食らって吹っ飛ぶ。
RG、タイツを脱いで赤フンを見せて浜にヒップアタック。

小力がRGにネタを要求すると、RGは「君は1000%」の替え歌で「長州あるある」をカラオケで歌う。
しかも1番全部!小力が腕時計のゼスチャーで「長いよ!」あるいは「時間ないよ!」と意思表示。
観客席ややブーイング。小力がK-POPのダンスで長州のマネというネタを出すと、
RGはWHAM!の「WAKE ME UP」の替え歌で「全日あるある」を披露すると、客席からブーイング。

次は浜に振られるが浜、事前に
「あのー、ネタやるのはいいんですが
クオリティ低いとかマツコ・デラックスとか言うの、やめてもらえません?(大意)」と客席に嘆願(笑)。
そのあと「最強タッグでヘトヘトになった後タッチして驚異の回復を見せる曙」の物真似をやると客席から拍手。
浜「この後、俺控室で(曙に)しばかれるだろうな」と自虐ネタ。

最後に残った征矢にネタ披露の白羽の矢が。征矢、一度はエスケープしようとしたが、
リング中央で「ワイルドパラパラ」を披露。ダンス結構うまい。スナックで披露してるのか?
敵側の浜もなぜか一緒に踊っていたが、突如試合再開。
RGが白の下履きをはいて登場、客席から「越中か?」と野次も飛んだが、どうやら新崎人生らしい。



RGは念仏パワーボムを狙うが上がらず3度目の挑戦、小力に返されて失敗。
しかしRG、浜の腕を取って拝み渡りを見せる。



リングを半周までうまく渡ったRGだったが、最後はバランスを崩して股間をロープに挟んで落下。
しかし征矢に代わっている間にRGが「灰皿テキーラ」を用意。
これは・・・海老蔵ネタですね。



んでどうするのかと思ってたら自分で灰皿からテキーラを口に入れて、
それを浜の顔面に吹きかける。
自分で口に含むのなら、灰皿に入れる意味がないだろ、と思うんですが。
そこに征矢がワイルドボンバーをブチ込んで浜から3カウント。新王者組誕生。

最後に小力がマイクで「キレてませんよ」浜が「それがお前のやり方か」と最後まで御小ネタを貫く。
まあ・・・大森から新崎人生、さらに海老蔵まで持って行ったRGが、
試合?に勝ったとはいえネタがよかったかというと
カラオケの自己満足度とは反比例しているとは思います。
ネタ的には御小組圧勝ではないかと思います。

今年の「ファン感謝デー」は第1試合が面白かった。
武田梨奈って誰かと思ったらアクション系の女子タレントだったんですね。
蹴りのシャープさは目を見張るものがあり、
カズのキック、スリーパーなども結構ハードヒットしていたように見えた。
今後も期待大。



いつも論議を呼ぶ?F-1タッグ選手権だが、
RGが拝み渡りをやったのはどうか。
出来る、ってのはすごいかも知れないけれど
何だか「技の神秘性」をそがれてしまうような感じがした。

メインは重厚な試合と、レフェリーのアクシデント対応が興味深かった。
それから第4試合では負けたけど中之上が奮戦。
全員集合してのラストの〆のマイクも彼でした。
それから最後はサインボール投げやってましたね。

(11.1211-30)

大きい写真はこちら

全日本プロレス
「2011ファン感謝デー」
2011年12月11日 東京・後楽園ホール
観衆1700人

1.「ここが噂のエル・パラシオ」×全日本プロレス スペシャル6人タッグマッチ30分1本勝負
○愛川ゆず季、武藤敬司、武田梨奈(片エビ固め、16:54) 高橋奈苗、夏樹☆たいよう、カズ・ハヤシ●
*シャイニング・ゆザード。

2.This is チーム・ディストラクション 30分1本勝負
○近藤修司(逆片エビ固め、9:15) 征矢匠●

3.ラード・ウォリアーズvs.ハイブリッド・ウォリアーズ 30分1本勝負
○大和ヒロシ、船木誠勝、田中稔(片エビ固め、10:11)曙、吉江豊、菊タロー●

4.AJP New Generation Battle 30分1本勝負
○真田聖也、KAI(ジャパニーズレッグロールホールド、16:05)河野真幸、中之上靖文●

5.F‐1タッグ選手権試合60分1本勝負
○征矢学、RG(片エビ固め、25:46)長州小力、チャーシュー・リキ(浜亮太)
*ラリアート。第2代王者組が初防衛に失敗、征矢組が第3代王者組に。

6.王道原点回帰 60分1本勝負
○諏訪魔(万力固め(スモール・パッケージホールド)、20:57) 渕正信●


生観戦記2011に戻る
生観戦記目次に戻る
SAMEDASU扉に戻る

web拍手 by FC2