No.436 全日本プロレス「40th Anniversary Year SUMMER IMPACT 2012」
秋山vs船木の三冠戦は4分半の短時間決着!

全日本プロレス「40th Anniversary Year SUMMER IMPACT 2012」
2012年8月26日 東京・大田区総合体育館
同行者=なし



【メイン・三冠戦・秋山vs船木】
ノア対元パンクラスの三冠戦、という興味深いカード。
大田区体育館は改修後プロレスのこけら落としであり、
ジャンボ鶴田がS.ハンセンに勝利して初の三冠を決めたいわば「三冠誕生の地」でもある。



試合は組み合いから始まり、秋山が膝攻撃。
船木は捕まえて脇固め。
秋山早くもエクスプロイダ―、カウント1。
秋山膝のサポーターずらしてニーパット攻撃。船木ダウン。永田に顔面骨折させられた船木にとっては嫌な攻撃。
再開、秋山ネックロック。船木ロープブレイク。



スタンドで船木キック。秋山エルボー、ヘッドバット。

船木掌底連打からハイキック、すかさずハイブリット・バスター。



これが決まって3カウント、船木が三冠王座奪取。



って、試合時間5分も経ってない。おそらく三冠史上最短時間決着では?
攻防もそれほどかみ合ってなかったし。
なので船木(全日)が王座奪還に成功したっていう嬉しいニュースは別として、あまりにもあっさりした試合に驚いてしまいました。
秋山って、確かGHC王座を小川に奪われた時も7分ぐらいで首固めに屈してあっけなくフォールを取られてしまった記憶があるし。
そういうポリシーなのか?
まあ船木は秒殺が売りだったパンクラスって考えると
20〜30分以上たっぷりレスリングを見せる諏訪魔の三冠戦とは対照的ですが、今後はそういう道を歩むのでしょうか?
会場の使用時間の問題なども邪推の材料になってしまいます。
そんなこんなで好カードに期待していたのですが、拍子抜けでした。
いつぞやの同じノア対元パンクラスの対戦だった小橋対鈴木みのるが好勝負だったので期待感高かったのですが。
でもまあ船木の今後の防衛戦には注目しているのは今のところ確かです。

【第3試合】

真田のフランケン気味のウラカン・ラナがレフェリーを巻き込んで試合は乱戦・・・。
真田のジャパニーズ・レッグロールが決まったが3カウントを叩くレフェリーが不在・・・。
そのうち息を吹き返したドーリングが攻勢に出て回転式のパワーボムで勝利。
・・・んでドーリング去った後、
夕涼みみたいな、インパクトゼロの格好したあんちゃんが2人リングに登場して
倒れている真田を攻撃、「全日本はこんなもんか」などと挑発。
でもマイクかすれ声で何言ってんだか殆ど聞き取れませんでしたが。



・・・あとでこの人たちが宮本和志と本間だということがわかりましたが、
負けて倒れている真田を攻撃してどーなの?って感じです。
これが勝利したドーリングに突っかかって行って
2対1でもジョーリングをノックアウトさせたのなら賞賛物ですが、
何で負けてしかもダメージ受けて倒れている真田を攻撃するかなーって感じ。
・・・もう最初っから”卑怯者”を売りにしてるのか、
目標と言うか志が低いとしか感じられませんでした。
逆にこういう人たちを雇用する全日本っていう会社が暖かいっていうか、でも嵐とNOSAWA論外はさすがにもう上げてくれないでしょうけど。
そんな風にも思いました。
まあ多分に「次回予告」的なパフォーマンスではありましたが、個人的には萎えました。

【第1試合・時間差バトルロイヤル】



渕が定番のボディスラム連発からスモールパッケージで3人を料理したが
一番片づけづらい浜がDDTで渕に逆転勝ち。
浜優勝!と思っていたら場内暗転してあれ?この曲は?



唐突ですがステージにグレート・カブキ登場。
ヌンチャクを披露してリングに向かう。
浜の体重攻撃にしばし苦戦するも毒霧で逆転、トラースキックから丸めこんで、
あららカブキが優勝。

・・・でもなあ・・・。
サプライズ参加はけっこう面白かったけど、それなら事前に「]」とかしておくべきではなかったか?
あらかじめ参加が予定されていなければただの乱入ですよ。
それにカブキ背中が曲がっててもうヨボヨボ感が強くって、
それが現役の浜に勝っちゃうっていうのは説得力無いなあ・・・。

こういう時こそプロレスならではの「ズル」を実行すべきで
例えば渕が場外から浜の足引っ張ってカブキのアシストするとか
引退したヨボヨボのカブキが現役選手に勝つプラスアルファを持ち込めば
「ズル」で負けたのだから負けた浜もあまり傷つかない。
このあと渕がカブキに「賞金のおこぼれ」をせびるシーンがあれば完璧(笑)。

カズ・ハヤシ記念試合では新日本に移籍した小島に客席からブーイング。
そんな空気を察してか試合後にカズが小島に向けてエールを送る。

ブログの写真はこちら


(2012.0826‐0909)

全日本プロレス「40th Anniversary Year SUMMER IMPACT 2012」
2012年8月26日 東京・大田区総合体育館
観衆3800人(超満員=主催者発表)

1.全日本プロレス40周年記念 TIME LAG BATTLE ROYAL 時間無制限
(入場順)
1.KENSO
2.アンディ・ウー
3.井上雅央
4.浜亮太
5.SUSHI
6.MAZADA
7.近藤修司
8.中之上靖文
9.渕正信
10.ザ・グレート・カブキ

(退場順)
1.KENSO(ウーにOTTR)
2.アンディ・ウー(井上にOTTR)
3.MAZADA(浜にOTTR)
4.SUSHI(OTTR)
5.中之上靖文(渕のスモールパッケージ)
6.近藤修司(渕のスモールパッケージ)
7.井上雅央(渕のスモールパッケージ)
8.渕正信(浜のDDTからの片エビ固め)

決勝:○ザ・グレート・カブキ(片エビ固め、13:24)浜亮太●
*トラースキック。
*時間差で選手が1人づつ登場。勝敗方法はギブアップ、3カウント、ノックアウト、オーバーザトップロープ。

2.獅龍デビュー20周年記念試合スペシャル6人タッグマッチ時間無制限1本勝負
○ザ・グレート・サスケ、獅龍、MEN’Sテイオー(片エビ固め、8:20)TAKAみちのく、新崎人生、ヨネ原人●



3.30分1本勝負
○ジョー・ドーリング(片エビ固め、8:02)真田聖也●
*レヴォリューション・ボム。

4.30分1本勝負
○諏訪魔(体固め、11:52)KAI●
*ラストライド。

5.世界タッグ選手権60分1本勝負
○征矢学、大森隆男(片エビ固め、20:43)関本大介、岡林裕二●
*ワイルド・ボンバー。大森隆男&征矢学組が2度目の防衛。

6.世界ジュニアヘビー級選手権60分1本勝負
○大和ヒロシ(クロスアーム式スープレックス、21:48)田中稔●
*大和ヒロシが初防衛。

7.カズ・ハヤシデビュー20周年記念試合スペシャルタッグマッチ時間無制限1本勝負
○カズ・ハヤシ、小島聡(片エビ固め、20:02)武藤敬司、ジミー・ヤン●
*パワープラント。

8.三冠ヘビー級選手権試合60分1本勝負
○船木誠勝(体固め、4:37)秋山準●
*船木が新王者。

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