No.437 パンクラス「PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR」
"つよカワ"中井りんが初代女王に前進。
パンクラス「PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR」
2012年9月1日 東京・ディファ有明
同行者＝なし
【第12試合（セミファイナル）中井vs超弁慶】
初代女王を目指す注目の中井りん登場。
ヴァルキリー金網の無差別級女王のタイトルを取ったそうですが意外と上背はない。
正直、雑誌の写真などでは体を大きく見せていたけど。
でも肩、上腕の筋肉はスゴい。腿も太くてインパクトある体型。
それでいてベビーフェイスだから、これは人気出るのでは。
第1R、両者見あってほとんど有効打が出ず。
客席からも野次が飛ぶ。
超弁慶のローキックが音を立てる。
中井、顔面にパンチ1発もらって右目のわきがやや色が変わる。
この回両者に消極的攻撃で口頭注意。
2R、中井の右ストレートが当たって超弁慶鼻から出血、ドクターチェック。
再開後中井が組み合ってテイクダウンを取る。
さらにバックを取ることに成功。
中井バックからパウンド。相手が嫌って逃げようとするところをうまくマウント奪取。
腕狙いをちらつかせながらパウンド、鉄槌打ち連打でレフェリーがストップ、中井勝利。
試合後中井バック転を披露、着地がちょっと決まらなかったので2回目をやる。
いやー、華があるいい選手です。
スタンドの打撃もやれるし、柔道がバックボーンだからグラウンドに安定感がある。
ルックスは抜群、巨乳だしムキムキの筋肉とのギャップが魅力。
それで勝利のバック転。試合コスチュームも目を引く。
あとは会社側が対戦相手を見つけてくるのが問題でしょうか。
【メイン・佐藤vs山宮】
山宮って、ずいぶん前からやってるよな・・・。40歳で総合、スゴい。
入場はグレート・ムタのコスプレ、曲もムタの曲。凝ってます（笑）。
山宮脱いでみると余分な油をそぎ落としたような、無駄のないいい意味で枯れたような肉体。
試合は1Rは見合うシーンが多い。両者ともサウスポー構え。
時折山宮が単発のジャブというかストレートというか微妙な右で佐藤の動きを止める。
このまま一進一退で第3Rまで進んだが、3R後半で佐藤がタックルを決めてグラウンドへ持ち込む。
佐藤バックを取ってコントロール、頭部、側頭部へ細かなパンチ。
結局これがポイントになったようで佐藤の判定勝ち。
緊迫していて面白い試合でした。
【木口チェアマンの紹介】
休憩中にチェアマンに就任した木口氏が挨拶。
「役職は・・・何だっけ？」冒頭から木口氏自分一人でボケと突っ込みをやる。
この後アマチュアの育成、「レスリング教えるならどこでも飛んで行きます」などとスピーチした後・・・
「わたしは中国の満州と言うところで生まれて・・・生まれた時は○○○グラムしかなくて・・・
引き上げる時親が置いていこうとしたらベアハッグして、それが生まれて初めての技で・・・
からだは小さかったんですが・・・階級制のレスリングならできそうなので・・・」
・・・などとリング上で延々と身の上話を始める！
途中で異常事態に気付いた酒井代表が機転を利かせてストップ。
この日一番の爆笑を生み出していました。
【その他】
第11試合田中対ISAO戦は入場曲がレッド・ツェッぺリンの「ロックンロール」対石川さゆりの「天城越え」のデラックスヴァージョン（笑）。
・・・まあ入場曲でエンヤの「ブック・オブ・デイズ」（近藤有紀）とか
ゴダイゴの「ビューティフル・ネーム」（故ジャイアント落合）とか出た時もびっくりしましたが、
「天城越え」もびっくりでした・・・。
試合はISAO選手がアームロックを決め勝利。
パンクラスはロープが太い気がします。
それから初めはロープが汚れているのかと思ったんですが、
よく見るとロープにもスポンサー名？が入っているのでした。
客席は・・・ゴツい人が多くて同じジム、道場の人が多く見に来ている印象。ファイトマネーがチケットで払われているのか？
それは逆に言うと一般客が少ないということで、その辺の客集めは今後の課題ではないかと。
それからリングサイドのカメラマンで帽子を被っている人がいて、帽子のつばが何だか気になった。
カメラマンはただでさえ客より前にいるのだから、帽子は被らないでほしい。
帽子と言えばメインのタイトルマッチで君が代が流れたのに脱帽しない観客がいて
そういうところのマナーが浸透していない感じがした、まあこれは団体とか関係ないが。
それから会場入ったら席がなくて！席っていうか「列」がなくて。
係りの人に聞いたら別の席のチケットに換えられましたが、
これってチケットがあまり売れなかったということなのでしょうか。
この時もロビーに張り紙とかしてくれれば混乱しなくて済んだんですが、
そういう配慮に欠けている感じがしまして、今後は是正してくれたらと思います。
この試合の大きい画像はこちら
ブログに飛びます。
(120902−0909)
パンクラス「PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR」
2012年9月1日 東京・ディファ有明
観客1831人（満員＝主催者発表）
＊アンダ―カード バンタム級5分2R
△藤井伸樹（引き分け1−0）CORO△
＊ジャッジの2者支持を得られなかったので引き分け。
1.ネオブラッド・トーナメント決勝戦フライ級5分2R
○木内崇雅（判定3−0）早坂優瑠●
2.ネオブラッド・トーナメント決勝戦スーパーフライ級5分2R
○古賀靖隆（判定3−0）島袋力●
3.ネオブラッド・トーナメント決勝戦バンタム級5分2R
○中島太一(アームロック、1R3：19)北郷祐介●
4.ネオブラッド・トーナメント決勝戦フェザー級5分2R
○原田惟紘(チョークスリーパー、2R1：52) 松岡崇志●
5.ネオブラッド・トーナメント決勝戦ライト級5分2R
○須貝幸市(判定3-0) 大橋省吾●
6.ネオブラッド・トーナメント決勝戦ウェルター級5分2R
○永木健二(チョークスリーパー、1R3：00) 西川純矢●
7.ウェルター級5分2R
レッツ豪太(試合結果保留、1R) 梁正基
＊梁が足を負傷して試合続行不能、攻撃かアクシデントか判断がつかないため
裁定は2週間以内に発表。
↓
12.0915に発表があり、この試合はノーコンテストになった。
（12.0923）
8.フェザー級5分2R
○太田駿平（判定3-0）伊禮真也●
9.フェザー級5分2R
○清水ダイキ（判定2−0）市川ランデルマン●
10.バンタム級5分2R
○清水俊一(三角絞め、1R1：53) 沼倉雄太●
11.ライト級5分2R
○ISAO(アームロック、1R3：25) 田中達憲●
12.バンタム級初代クィーン・オブ・パンクラス決定トーナメントAブロック アテナルール5分3R
○中井りん(レフェリーストップによるTKO、2R3：25) 超弁慶●
＊パウンド連打。
13.ウェルター級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチ 5分3R
○佐藤豪則(判定3−0)KEI山宮●
＊王者佐藤が4度目の防衛に成功。
生観戦記2012に戻る
生観戦記目次に戻る
SAMEDASU扉に戻る