No.444 愛川ゆず季引退試合。スターダム「STARDOM CHAMPIONS FIESTA2013〜両国シンデレラ〜」

週刊プロレス増刊 愛川ゆず季 引退記念号 2013年 6/10号 [雑誌]

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スターダム「STARDOM CHAMPIONS FIESTA2013〜両国シンデレラ〜」
2013年4月29日 両国国技館
同行者=なし

【第10試合・愛川ゆず季引退試合・vs世W虎】 

ゆずポンも試合見るのこれで最後かと思うと残念でならない。
まず最後の相手世W虎が驚きの電飾で登場。
続いて白いガウンで愛川登場。
愛川コールされると黄色いテープがリング内に投げ入れられる。すごい量。


↑黄色の紙テープでゆずポンキックが見えなくなるぐらい。

選手紹介の時すでに感極まって泣き顔。しかし試合が始まると気を入れ直して表情一変。

愛川手首を決めての投げ、世W虎スリーパー。
世W虎上になってチョーク攻撃。
愛川脱出してキック攻撃、かかと落とし。コーナーでキック、首4の字。
世W虎抜け出してストンピング。



世W虎髪の毛投げから顔面ウォッシュ。
さらに愛川をロープに貼り付けにして胸にキック。
愛川抜けてエルボー。パイパイアタック。コーナーで投げキッス。

世W虎体当たり、セクシーポーズで踏みつけ体固め。カウント2。
愛川STFから投げキッス。世W虎脱出、愛川キック、世W虎ブロック。
愛川水面蹴り、世W虎ジャンプしてかわす。
愛川フイッシャーマン狙いだが世W虎はずして卍みたいに固める。



さらに持ち上げて叩きつけ。
愛川背中にキックからフィッシャーマン、カウント2。
愛川アームロック。だが世W虎怪力でこれを持ち上げて叩きつけ、セントーン5連発(最後はコーナー上から)。
愛川エプロンでスタナー、世W虎が場外に落ちるとコーナー上からダイブしてボディアタック。10分経過。

リングに戻った愛川がシャイング「ゆ」ザード。
キック連発からタイガースープレックス狙い、世W虎に阻止されるとスタナー、カウント2。



張り手、エルボー合戦から世W虎ヘッドバット。
世W虎腕パンチ。愛川キック、カカト落としからタイガースープレックスを出すがカウント2。
愛川さらにかかと落とし、だがカウント2。
愛川もう一度タイガー狙いだが世W虎ラリアットからネックハンギング・ボム。
世W虎コーナー上に上がってダイビング・セントーン。これでカウント3。ラストマッチは世W虎が制した。

【引退セレモニー】
愛川が膝まづいて世W虎と握手した後、引退セレモニーが始まる。
マスコミ・芸能関係者が列をなして記念品や花束を贈呈。
タレントでは浜田翔子、山田花子、相沢仁美、木口亜矢など。
それからビデオレターという形式で新日本プロレスの棚橋弘至が登場してメッセージ。
その後所属選手らからも。
ブル中野も登場、DDT高木三四郎とはダブルのゆずポンキック(ブログの写真参照して下さい)を披露。
最後は小川団体代表から象徴とも言うべきワンダー王座の白いベルトが譲渡された。
ベルト永久保持!ちなみに新チャンピオンへのベルトは発注済みだそう。

選手一同と記念撮影の後リングに残った愛川がマイクを取りメッセージ。
「皆さん、プロレスラーとして短い期間だったのですけど、
プロレスラー愛川ゆず季を楽しんでもらえたでしょうか?」

「私は崖っぷちアイドル(でした)、そしてプロレスに救ってもらって、今ここにいます」

「これはスターダム選手の皆さん、関係者の皆さん、そして応援してくださる皆さんのお陰です。
本当に、本当にありがとうございました。私はプロレスが大好きです! スターダムも大好きです! 
だからこれからもっともっとプロレスを応援します」

「最後にひと言いわせてください。グラレスラーは強いのだー! 
ありがとうございました。私はプロレス界のシンデレラとして旅立ちます。本当に本当にありがとうございました」

途中で「わたしはもっともっと幸せになります」というと
客席から「(寿)おめでとー」?と言われて「結婚ではありません」と返すシーンも。
でもあとの記者会見ではお母さんに「孫の顔が見たい」とせがまれたということもあったそうです。

まあ30歳も近いから怪我するようなプロレスラーから女の幸せに進んだという選択はいいと思います。
この後照明が落ちて再度場内が明るくなった後、青のドレスのシンデレラのコスで再登場。
10カウントの後最後の選手コール、最後のグラビアポーズ、そして・・・



正真正銘、ラストゆずポンキック。
この後リング下で騎馬で「爆乳戦隊パイレンジャー」がかかる中退場。
いい引退セレモニーでした。やっぱり女子は華やかですね。
会場も満員とはいかないまでも5500人集まり、熱もあっていい試合でした。

【第8試合・高橋組vs松本組】
ジュエルスで活躍中の「美しすぎる」総合格闘家・長野美香が6人タッグマッチに参戦。



藤本と米山の後、長野登場。
すると相手側も朱里登場。
いや〜、朱里はハッスル時代のKGたん以来ですね、見るのは。
朱里はキックボクシング無敗のリアルファイターだから対長野要員か?注目の組み合わせ。
両者が構えると空気が違う。朱里得意のキックで威嚇。
バランスを崩してコーナーそばに倒れた長野に朱里がキックを入れる。
長野低いタックル決めるとマウントポジションになって胸にエルボー、
続いて腕ひしぎ十字固め炸裂!



ここはロープブレイクになり高橋と松本の体当たり合戦となる。
そのあとはコーナー串刺し攻撃で踏み台やったり、ドロップキックも披露。
3人合体では長野が朱里に十字、高橋が松本に膝十字、藤本が米山にパロスペシャル。



最後は高橋のワンセコンドEXが決まる。
長野もスリーパーで松本をストップするアシスト。

長野選手タッグマッチが慣れないのか動きがドタバタしてました。
でも飛びつき十字など見せ場があって面白かったです。

【第5試合・ワンダー・オブ・スターダム王座決定戦・安川vsダーク・エンジェル】
安川がコスチュームイメチェンしての登場。
戦国武将か九の一女忍者みたいな格好。
でも抜いた刀を鞘に戻す時逆に入れて入らなくなって失敗してましたぜ。まだ身についてないんだろうなあ。
コスチュームも右足の方だけ袴のイメージで長くなってますが、動きづらいのでは?
試合は案外グダグダになってしまって、得意のフロントチョークも決まらず。



逆にバックブリーカーを決められて動けなくなりギブアップ。
安川選手雰囲気も良く期待してましたが残念。
もっとロックアップから始まるレスリングのスパーリングをして
地に足がついた足運び、安定感を身につけないとならないのではないかと思う。
ゆずポンの白いベルト王座継承を狙っているようなので期待していますので頑張ってほしい。
会場人気も高かった。

【第4試合・彩羽匠デビュー戦 vs里村】
彩羽匠(いろは・たくみ)のデビュー戦。
発表身長170cmということで大きいし体が出来あがってる印象。立ち姿だけでも新人離れしています。
両者とも長与千種の「赤」を継承したコスチューム。
彩羽ロックアップからエルボーで里村を押し込む。
彩羽ドロップキック。モンキー・フリップから入る腕ひしぎ十字。
三角絞めからオモプラッタ、アンクルホールドへと変化。



脱出した里村に彩羽飛びつきの三角絞め。
さらにバックドロップ、ジャーマン。
しかし里村キックで反撃、彩羽ダメージが大きく場外に落ちてなかなか上がらない。
里村自分から強引にリングに入れる。彩羽ダメージが残ったか明らかに精彩が悪くなる。
その後里村がダイビングプレスからバックドロップ、キック、
そしてスリーパー。レフェリーが止めて里村勝利。

彩羽確かに新人離れした体格と動きでした。
総合格闘技でもできそうなスキルを感じます。
ただ悔しがるところとか表情の作りが出来てなくてその辺がやはり新人という感じ。
まあそういう部分はまだこれからですが。

【第2試合・豊田vs脇澤】



レジェンド豊田がスターダム初登場。
脇澤が先にローリングクレイドル出すと豊田も同じ技で応酬。
脇澤場外へのダイビング、豊田もダイブ。



往年のミサイルドロップキック、ムーンサルトなどを仕掛けた豊田だが
脇澤の一瞬の逆さ押え込みに捕まり3カウントを聞く。

けっこうバタバタした試合もありましたがそれなりに面白い大会でした。
この日特別に?登場した今井リングアナの名調子もよかった。往年の感じが出てました。
この時期女子で両国に5500人集めたというのも健闘の部類に入るのではないでしょうか。
ゆずポンの引退試合は好試合。引退する選手だから花道飾らずに現役に負けて終わるというのも納得できる結末でした。
最後の引退セレモニーも良かった。
まあ引退はいろいろ理由はあるでしょうが残念ですね。2年半のプロレス活動ですか、初代タイガーマスク並みの賞味期間でした。
しかし華やかさと激しさを併せ持った表現は独特のもので
確かに技の数などは決して多くはなかったですが
本当に楽しませてもらいました。
感謝します。

('130429-0506)

この大会の大きい写真はこちら
ブログに移動します。

スターダム「STARDOM CHAMPIONS FIESTA2013〜両国シンデレラ〜」
2013年4月29日 両国国技館
観客5500人(=主催者発表)

1.15分1本勝負
○横尾由衣、吉乃すみれ(片エビ固め、6:00)山口ルツコ、世羅りさ●
*ランニングエルボー。         

2.20分1本勝負
○脇澤美穂(バックスライド・フロム・べノム逆さ押え込み、10:37)豊田真奈美●              

3.20分1本勝負        
○岩谷麻優、リン・バイロン、飯伏幸太、伊橋剛太(飛竜原爆固め、12:02)須佐えり、真琴、佐藤光留、中澤マイケル●                      

4.彩羽匠デビュー戦 20分1本勝負
○里村明衣子(裸絞めによるレフェリーストップ、10:54)彩羽匠●

5.第2代ワンダー・オブ・スターダム王座決定戦 30分1本勝負
○ダーク・エンジェル(レイネーラ、10:42)安川惡斗●
*腰抱え式背骨折り。ダーク・エンジェルが第2代王者。

6ハイスピード選手権 30分1本勝負
○夏樹☆たいよう(体固め、12:06)夕陽●
*王者4度目の防衛。

7.ゴッデス・オブ・スターダム選手権 30分1本勝負
○宝城カイリ、翔月なつみ(4173、12:30)木村響子、ヘイリー・ヘイトレッド●
*挑戦者チームが第4代王者チーム。

8.30分1本勝負
○高橋奈苗、藤本つかさ、長野美香(体固め、14:21)松本浩代、朱里、米山香織●
*ワンセコンドEX。

9.メインエベント・ワールド・オブ・スターダム選手権 30分1本勝負
○紫雷イオ(片エビ固め、12:54)アルファ・フィーメル●
*頭部へのキック。挑戦者イオが第3代王者。

10.愛川ゆず季引退試合 ゆずポン引退全力ファイトFINAL 30分1本勝負
○世IV虎(片エビ固め、15:11)愛川ゆず季●
*コーナー上からのセントーン。

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