No.49
プロレス初生観戦にタイガー・ジェット・シン歓迎のサーベル攻撃。
新日本プロレス「新春黄金シリーズ第19戦」
新日本プロレス「新春黄金シリーズ第19戦」
1976(昭和51)年1月25日 東京・足立区体育館
同行者=同級生2名
地元の体育館にて。
当日券だったので試合前会場入り口前で並んでいると、猪木が体育館周辺をランニング。
たちまち人だかりができる。当時小学生だった筆者の目には猪木が大変な大男に見えた。
その後、選手を乗せたバスが到着。
バスの窓から布に包まれた棒状のものを振り回す腕が見えた。
タイガー・ジェット・シンだ!
バスから降りてきたインドの猛虎に入り口周辺の当日券の列の人たちは騒然!
サーベルを振り回しながら体育館入りするシン!
もう列なんかめちゃくちゃになってみんな逃げ回った。
後に「テロリスト」として前座脱却を果たす藤原喜明が第三試合に出場。
前年に行われた「第2回カール・ゴッチ杯争奪戦」において藤原は木村聖えい(健悟)を破って優勝しており
この日の登場の時は背中に「K・ゴッチ杯優勝」と大書きされた短いチョッキを着て入場。
小沢はのちキラー・カーン。B・オットーはのちオットー・ワンツ。
第七試合、坂口征二のパワーファイトは圧倒的で、
アクロバチックかつ本格的な技のレスリングを見せたいライトはまったくいいところなくブレンバスターに屈した。
メインエベントはシンのやりたい放題。
ストロング小林はこの2年前猪木とNWF世界王座を書けた名勝負を展開していたがこの頃から凋落ぶりが目立ち始めた。
この時期は新日本初の武道館興行「猪木-ルスカ戦」直前。
このシリーズではのちにブラジルでのルスカとの試合が物議をかもす柔術のイワン・ゴメスが参加していたが、
この日の出場はなかった。
第一試合、毛むくじゃらの大城は覚えているけどなぜか荒川の記憶が全然無い・・・。
(1984年6月頃のノートを元に再構成、2003・0830)
新日本プロレス「新春黄金シリーズ第19戦」
1976(昭和51)年1月25日 東京・足立区体育館
観衆3300人(超満員)
1.15分1本勝負
△大城大五郎(時間切れ引き分け)荒川真△
2.20分1本勝負
○魁(吊り天井、11:36)栗栖●
3.20分1本勝負
○藤原(回転エビ固め、13:22)木村聖●
4.20分1本勝負
○山本小鉄(体固め、12:24)小沢●
5.30分1本勝負
○インフェルノ2号、3号(体固め、16:36)永源、柴田●
6.30分1本勝負
○星野(逆エビ固め、7:58)ブルドッグ・オットー●
7.45分1本勝負
○坂口(片エビ固め、8:09)スティーブ・ライト●
8.60分3本勝負
○T.J.シン、B.ムルンバ(2-1)A猪木、S小林●
1.▲外人組(両軍リングアウト、18:32)日本組▲
2.○シン(体固め、7:22)小林●
*1本目の判定については「外人組のリングアウト勝ち」と報道している記事もある。
そうなると2-0で外人組の勝ちになる。ここでは当時の東京スポーツの試合結果を元に記載した。
実際会場での雰囲気は微妙。倍賞リングアナの場内発表も良く聞き取れなかった。
まあローカルの試合なんでねえ・・・(笑)。
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