No.160
猪木MSGシリーズ4連覇達成。
新日本プロレス「第4回MSGシリーズ第26戦(最終戦)」

新日本プロレス
第4回MSGシリーズ第26戦(最終戦)
1981年6月4日 東京・蔵前国技館
同行者=当時付き合っていた女



【坂口-木村】
「こら!もっとしゃきっとせんかい!」と野次が飛んだ、とノートには書いてある。

【タイガー、藤波-マスターズ、アダムス】
タイガーマスクは衝撃のデビュー戦の後、このシリーズ前半戦に参加、中盤でのメキシコ短期遠征を経てのこの日の参加だったが、
デビュー戦とは別人のような動きの悪さで観客の失笑を買った。
過食による太り過ぎと新造マスクの不出来による視界の悪さが原因だったらしい。

【ホーガン-長州】
ホーガンの「カリフォルニア・クラッシュ」と当時称されていたアバランシュ・ホールドで超人の圧勝。
しかしながらホーガンはまだもったりしていた印象。
長州は噛ませ犬時代だったので全くいいところなし。

【バックランド、ローデス-ダンカン、スローター】
試合途中でボビー・ダンカンが足を負傷、途中からずっとコーナーに引っ込んだ。
パートナーのスローターがバックランド、ローデスの2大メジャー選手を向こうに回して大奮戦!
しかし最後はボブのジャパニーズレッグロールに捕まった。
帰りの花道で、ダンカンに肩をかしてやりながら退場するスローターに暖かい拍手が起こった。
感動的だった。

【猪木-シン】
同点の猪木-シンが決勝戦進出をかけた試合。
ちなみにリーグ戦では猪木が反則負けになっている。
試合はシンがものすごく粘って一旦は両者リングアウトに。
しかしランバージャックで再試合となると、急所攻撃であっけなくシンが反則負け。

【猪木-ハンセン】
数分の休憩の後、猪木とハンセンがリングに上がった。
猪木は約22分シンと戦った後であり、逆にハンセンはノーダメージ。
ゴング前ボディーチェックがすんだ直後、ハンセンがラリアートで奇襲。猪木リング上に大の字。
そこにセコンドの坂口が猪木に気つけの張り手連発。
猪木ようやく復活。
だが試合が始まるとエルボー攻撃などでハンセンが攻め込む。
ハンセン場外でのラリアートは猪木がかわして自爆。
場外戦を一歩先に脱出した猪木がエプロンに立ったハンセンにドロップキックを決め
両手をロープに絡ませてしまったハンセンがリングに入れず猪木が4連覇達成。

(1984年6月頃のノートを元に再構成、2004.0911)

新日本プロレス
第4回MSGシリーズ第26戦(最終戦)
1981(昭和56)年6月4日 東京・蔵前国技館
観衆10500人=主催者発表

1.20分1本勝負
○仲野信市(体固め、10:43)保永昇男●

2.20分1本勝負
○藤原喜明(体固め、11:19)クロネコ●

3.20分1本勝負
○永源遙、星野勘太郎(片エビ固め、12:33)ジョージ高野、前田明●

4.IWGPアジア・ゾーン予選リーグ30分1本勝負
○坂口征二(体固め、8:10)木村健吾●

5.30分1本勝負
○タイガーマスク、藤波辰己(体固め、14:13)マイク・マスターズ、クリス・アダムス●

6.30分1本勝負
○ハルク・ホーガン(体固め、3:31)長州力●

7.45分1本勝負
○ボブ・バックランド、ダスティー・ローデス(回転足折り固め、9:11)ボビー・ダンカン、サージャント・スローター●

8.MSGシリーズ優勝戦進出者決定戦60分1本勝負
▲アントニオ猪木(両者リングアウト、18:34)タイガー・ジェット・シン▲

◎再試合=ランバージャックデスマッチ時間無制限1本勝負
○アントニオ猪木(反則、3:35)タイガー・ジェット・シン●

9.MSGシリーズ優勝戦60分1本勝負
○アントニオ猪木(リングアウト、7:45)スタン・ハンセン●
*猪木が4年連続4回目の優勝。

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