No.279
新日本プロレス’86IWGP優勝戦 猪木人間橋崩落




新日本プロレス「IWGPチャンピオンシリーズ第32戦(最終戦)」
1986(昭和61)年6月19日 東京・両国国技館
同行者=千里眼他

リーグ戦最終戦で前田がマードックにリングアウト負けして決勝は猪木対マードックのカードに。
一緒に見に行く予定だったある友人は当日の朝電話で決勝のカードを自分に聞いてきた。
デイリースポーツで結果を知っていた自分は「前田敗退、決勝は猪木対マードック」と伝えた。
猪木対前田の決勝を期待していたその友人はがっかりした感じで「行く気なくなっちゃった」と言った。
前田は猪木と闘いたがっていたが後一歩というところで藤原とかマードックに負けちゃって猪木まで届かない、という展開がこの頃続いた。
決勝戦は長期戦となったが猪木がジャーマン・スープレックスを炸裂。
久々の大必殺技で決まるかと思われたがブリッジが崩れてカウント2。
場内揃ってため息。
その直後とりつくろうような延髄斬りが唐突に決まって猪木の勝利。
せめてジャーマンでの勝利になってたら猪木対前田が実現しなかった残念な思いを少しでも払拭できたと思うのだが、
それすら出来ずにただただ白けた雰囲気が漂う会場だった。

(2006.0605)

新日本プロレス「IWGPチャンピオンシリーズ第32戦(最終戦)」
1986(昭和61)年6月19日 東京・両国国技館
観客1万1080人(超満員)=主催者発表

1.15分1本勝負
○橋本真也(体固め、8:56)船木優治●

2.20分1本勝負
○B.キャット、後藤達俊(サソリ固め、13:50)山田恵一、蝶野正洋●

3.30分1本勝負
○星野勘太郎(片エビ固め、10:09)T.セントクレアー●

4.30分1本勝負
▲ザ・コブラ、越中詩郎(両者リングアウト、14:12)高田延彦、山崎一夫▲

5. 30分1本勝負
○藤原喜明(脇固め、9:01)クラウス・ワラス●

6.30分1本勝負
○前田日明、木戸修(逆さ押さえ込み、11:55)ジミー・スヌーカ、ワイルド・サモアン●

7. 45分1本勝負
○上田馬之助、坂口征二、木村健吾(反則、8:46)M.アサシン、M.スーパースター、A.T.ジャイアント●

8.IWGP優勝決定戦60分1本勝負
○A.猪木(体固め、30:07)ディック・マードック●
*猪木が3度目の優勝。



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