No.308
藤原、「大人の態度？」で猪木の卍をアシスト。「’86ジャパンカップ争奪タッグリーグ戦第24戦（最終戦）」
新日本プロレス「’86ジャパンカップ争奪タッグリーグ戦第24戦（最終戦）」
1986（昭和61）年12月11日 東京・両国国技館
同行者＝千里眼（他にいたかもしれない）
86年緒戦のシリーズのUWF代表決定戦で藤原に破れ、
3月の5対5では上田馬之助の場外心中で葬られ、
IWGPではマードックにリングアウト負けで決勝進出ならず、
猪木との対戦がままならない前田がタッグリーグながら駒を進めた決勝戦。
リング上、猪木のパートナーはなぜかUWFの藤原。
4人中3人がUWFという、5対5の上田参戦より不穏な雰囲気。
しかしながら前田がニールキック失敗して場外に落ち、
リング上が猪木と木戸の二人だけになると
大人の態度？の藤原がわざわざ自分のコーナーからぐるっと回って来て前田の足を引っぱる。
おかげさまで余裕を持って木戸に卍固めを決める猪木（笑）。
またしても猪木と前田の対戦は小手調べ程度でお預けになってしまい、
だんだんやらなくってもいいやみたいに思うようになった自分。
これも猪木の戦略だったのかも知れない。
なおこのシリーズ、11・24札幌大会で前田対ブルーザー・ブロディ（特別参加）、
12・10大阪城H大会でアンドレ対ブロディのシングルマッチが予定されていたが、
ブロディそしてアンドレの来日が中止となったため幻の対戦カードとなってしまった。
（2007.0407）
新日本プロレス「’86ジャパンカップ争奪タッグリーグ戦第24戦（最終戦）」
1986（昭和61）年12月11日 東京・両国国技館
観客1万50人（超満員）＝主催者発表
1.15分1本勝負
○蝶野正洋（逆エビ固め、10：46）船木優治●
2.20分1本勝負
○後藤達俊（片エビ固め、9：28）橋本真也●
3.30分1本勝負
○小杉俊二（片エビ固め、9：04）トンガ・キッド●
4.30分1本勝負
○越中詩郎、星野勘太郎（原爆固め、12：48）木村健吾、B.キャット●
5.30分1本勝負
▲ジョージ高野（両者リングアウト、17：28）J.スヌーカ▲
6.ジャパンカップ争奪タッグリーグ戦優勝戦進出チーム決定戦30分1本勝負
○前田日明、木戸修（回転エビ固め、14：43）D.マードック、M.スーパースター●
＊前田組が優勝戦進出。
7.45分1本勝負
○武藤敬司、藤波辰巳（体固め、9：37）K.ナガサキ、M.ポーゴ●
8.ジャパンカップ争奪タッグリーグ戦優勝戦時間無制限1本勝負
○A.猪木、藤原喜明（卍固め、13：32）前田日明、木戸修●
＊猪木組が優勝。
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