No.323
シュートボクシング シーザー武志vsチャーリー


シュートボクシング「格闘技スポーツ元年」(第2戦)
1987(昭和62)年3月21日 東京・後楽園ホール
同行者=千里眼他

前回のシーザー対バシム戦が好試合となったので期待が高まるSB2度目の観戦。
エキスパートクラス昇格第1戦の平が、
前年シーザーらとホーク級王座決定リーグ戦を戦ってきた高野と対戦。
回し蹴りなど変幻自在の試合で幻惑した平だが、
本戦終了寸前に高野の右フックを食ってリングに大の字。
カウント中右手を上げて勝ち誇りリングを周回する高野。

メインの異種格闘技戦は前回力忠勝を破ったムエタイ戦士のチャーリー対
マーシャルアーツのバシムにKO勝ちしたシーザー。
しかしチャーリーの長い手足を利したのらりくらり戦法にシーザー苦戦。
結局延長2回でシーザーの僅差?判定勝ち。
試合後リング上でシーザーがマイクを持ち
「今日はKO出来なくてすみませんでした。
でも毎回KOで決着がついていたら、それはシュートではなくなってしまいます。
わかってください」
といった意味のコメントを。
まあ要するにリアルファイトだからこういう試合もあります、理解してください、と言いたかったのだろうと思う。
言いたい事はわかります。
今回は高野の豪快なKO勝利がよかったので救われた感じ。
阿部健一も前回から連勝。




(2007.0729)

全日本シュートボクシング協会
「格闘技スポーツ元年」(第2戦)
1987(昭和62)年3月21日 東京・後楽園ホール
観客2200人(満員)=ゴング格闘技より

1.女子(本戦6分、延長3分)
○福田麻理子(判定延長2回)鍋島美保子●

2.フレッシュマンクラス・イーグル級(本戦6分、延長3分)
○雷 鈴木(判定延長2回)津山圭介●

3.フレッシュマンクラス・カーディナル級(本戦6分、延長3分)
○大江慎(KO、本戦4:33)中原健三●

4.フレッシュマンクラス・スパロー級(本戦6分、延長3分)
○香取義和(判定延長2回)新井教善●

5.エキスパートクラス・ハンディキャップマッチ(本戦10分、延長5分)
○阿部健一(判定延長1回)大津享一●

6.エキスパートクラス・ホーク級(本戦10分、延長5分)
○高野真澄(KO、本戦9:54)平直行●

7.カーディナル級王座決定戦(本戦10分、延長5分)
○大村勝巳(判定延長2回)黒沢久男●
*大村が初代王者。

8.異種格闘技戦(本戦10分、延長5分)
○シーザー武志(判定延長2回)チャーリー・リア・チャオファー●



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