No.332
帝王R.カーマン日本初登場 全日本キックボクシング連盟「スーパーファイト3」
全日本キックボクシング連盟「スーパーファイト3」
1987(昭和62)年11月15日 東京・後楽園ホール
同行者=千里眼(他にもいたかも知れない)
注目の「キックの帝王」オランダのロブ・カーマンの日本初登場。
後楽園ホールは超満員、本当にすごい人、人、人。
セミファイナルに登場したカーマン、入場曲は2曲合体で前半はスペクトラムの「サンライズ」(S.ハンセンと同じ)。
入場するとリング四方に両手を上げてポージングするカーマン。
対戦相手のラクチャートは元ムエタイ・ウェルター級王者。
実はこの日までカーマンとは1勝1敗。
しかしレフェリーチェックで両者が向かい合うと、
ウェルター級のラクチャートとライトヘビー級ぐらいのカーマンではだいぶ体格差がある。
ゴングが鳴る。まずはローキックの軽い交錯。
その後カーマンがボディブローを打つと、まともに食らったラクチャートは「ぐえー!」って感じで大きな声で呻いて
そのまま後ろを向いてロープにもたれかかったまま動かない。
レフェリーがスタンディングダウンカウントを数えて、カーマンが僅か38秒でKO勝ち!
あまりのカーマンの強さ、あっけない結末に場内拍子抜けした感じ。
ということでカーマンの真の実力発揮は次回以降に持ち越された。
【第6試合】マリアーノ・リアーノ対青山隆
開始直後、両者交錯。
突き上げたリアーノの左膝蹴りが青山の顔面を直撃。
青山これで左目の上をカットして出血、TKO負け。
(2007.0816)
(株)日照エンタープライズ
全日本キックボクシング連盟「スーパーファイト3」
1987(昭和62)年9月5日 東京・後楽園ホール
観客数不明(但し見た目超満員)
1.3回戦
○小島圭三(判定)剛武士●
2.5回戦
○川谷昇(KO、2R1:06)石野直樹●
3.全日本フェザー級次期挑戦者決定戦5回戦
○沢山勇一(TKO、4R0:33)スウィート金吾●
4.全日本ウェルター級次期挑戦者決定戦5回戦
○菅原賢一(判定)村越浩信●
5.WKA世界フライ級タイトルマッチ(2分12R)
○ミゲール・モントーヤ(判定)赤土公彦●
*モントーヤが防衛。
6.5回戦(国際戦)
○マリアーノ・リアーノ(TKO、1R0:17)青山隆●
7.5回戦
○ロブ・カーマン(KO、1R0:38)ラクチャート・ソーパサドポン●
8.5回戦(国際戦)
○ロニー・グリーン(判定)斉藤京二●
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