No.208
新日本プロレス「超戦士 in 闘強導夢 」


1992(平成4)年1月4日 東京ドーム
新日本プロレス
「超戦士 in 闘強導夢 」
同行者=千里眼(他にいたかもしれない)

この大会より新日本のドーム大会が1月4日に固定。
関東圏のプロレスファンにとっては大きな大きな初詣となる。
WCWスタイルの、一方向からの長い花道もこの大会から定着。
第2試合後に誠心会館勢がリングに登場、白い空手着の斉藤彰俊が「対戦要望書」を読み上げる。
この後小林邦明、越中詩郎を相手として対抗戦が勃発する。
この大会はしかし新日本レギュラー、WCWとも巨漢の外国人選手が多く登場したが、
そのせいかどうかはわからないが大味な試合が多かった。
橋本と対戦したカズマイヤーはアメリカの怪力比べ大会の常連、リングスでC.ドールマンとも対戦経験あり。
馳は前年巌流島でシンと対戦し猪木への挑戦権を獲得。
レックス・ルガーは棒立ちになるシーンが多く、
アメリカン・レスラーの典型的なパワー・ファイターとしての印象しか残らなかった。
お付き合いしている蝶野は大変だなと思った。
メインはかつての名勝負数え歌だったが長州のバックドロップ、ラリアット連発で大味の決着。
要は1月4日の「器(うつわ)」としての東京ドーム大会という感じ。
1月4日の東京ドーム大会という器がまず先にあって、どういうカードで客を入れていくかという思想。
ハーフタイムショーは女性ロックグループのSHOW−YAの生演奏。

(2005.0611)

1992(平成4)年1月4日 東京ドーム
新日本プロレス
「超戦士 in 闘強導夢 」
観衆6万人(超満員札止め)

1.15分1本勝負
○B.キャット(片エビ固め、10:28)山本広吉●

2.20分1本勝負
○木戸修、小林邦昭(エビ固め、11:54)木村健吾、星野勘太郎●

3.30分1本勝負
○AKIRA、獣神T.ライガー、青柳政司(飛龍原爆固め、15:12)S.S.マシン、保永昇男、H斉藤●

4.30分1本勝負
○アーン・アンダーソン、ラリー・ズビスコ(片エビ固め、12:32)越中詩郎、小原道由●

5.30分1本勝負
○D.ローデス、D.ローデスJR(片エビ固め、14:23)M斉藤、K・ドク●

6.時間無制限1本勝負
○トニー・ホーム(片エビ固め、9:41)スコット・ノートン●

7.45分1本勝負
○橋本真也(片エビ固め、8:37)ビル・カズマイヤー●

8.45分1本勝負
▲B.ベイダー(両者リングアウト、4:49)エル・ヒガンテ▲

9.60分1本勝負
○A猪木(卍固め、10:09)馳浩●

10.60分1本勝負
○スティング、G.ムタ(エビ固め、11:03)R.スタイナー、S.スタイナー●

11.WCW世界ヘビー級選手権60分1本勝負
○レックス・ルガー(片エビ固め、15:09)蝶野正洋●
*ルガーが王座防衛。

12.IWGP&グレーテスト18クラブ両ヘビー級選手権時間無制限1本勝負
○長州力(体固め、12:11)藤波辰巳●
*グレーテスト18クラブ王者長州が2度目の王座防衛と共にIWGP奪取。

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