No.223
長州1度目の引退試合。新日本プロレス「FINAL POWER HALL in闘強導夢」


新日本プロレス「FINAL POWER HALL in闘強導夢」
1998(平成11)年1月4日 東京ドーム
同行者=千里眼

長州の引退試合という売りで6万5000人の観客を集めた東京ドーム大会。
内容はやや大味だった。
周知の通り長州はその後大仁田との電流爆破マッチでカムバックし、その後新日本を離れWJ(ワールド・ジャパン・プロレス)→リキプロなどで活躍中。
この日はさしたるセレモニーもなく、淡々と5人掛けを済ませた。
第1試合の相手が当時若手だった野獣・藤田和之なのには驚かされる。今対戦したらどんな試合が見られるのか。
4試合目、飯塚のサブミッションに屈するが最後はジュニアのライガーにリキラリアットで圧勝。
5人掛けとはいいながら若手・ジュニア主体の相手側にインパクトなし、長州の負けて引退したくないという気持ちから生まれたカードではないか。
小川は当時苦手だったフライのスリーパーに屈する。
橋本はK−1に出場経験のあるキックボクサーとの異種格闘技戦だったが、開始早々の橋本の足タックルで相手が足を負傷。
試合続行不可能で橋本のTKO勝ち、全く試合にならない内容で橋本も気の毒だった。
永田はこの日が凱旋帰国第1戦、足への関節で天山からギブアップを奪う。
メインの試合内容は、あまり記憶にない。

(2005.0821)

新日本プロレス 「FINAL POWER HALL in闘強導夢」
1998(平成11)年1月4日 東京ドーム
観客6万5000人(超満員札止め)=主催者発表

1.30分1本勝負
○ケンドー・カシン(腕ひしぎ逆十字固め、12:01)金本浩二●

2.IWGPJ.ヘビー級選手権60分1本勝負
○大谷晋二郎(飛龍原爆固め、17:06)U.ドラゴン●
*大谷が5度目の防衛。

3.45分1本勝負
○永田裕志(ナガタロック、11:33)天山広吉●

4. 45分1本勝負
○西村修、藤波辰爾(北斗原爆固め、12:39)中西学、小島聡●

5. 長州力引退試合5人掛け・各20分1本勝負
1.○長州(体固め、3:57)藤田和之●
2.○長州(片エビ固め、1:42)吉江豊●
3.○長州(サソリ固め、1:21)高岩竜一●
4.●長州(アキレス腱固め、2:02)飯塚高史○
5.○長州(体固め、5:09)獣神T.ライガー●

6.異種格闘技戦時間無制限1本勝負
○ドン・フライ(レフェリー・ストップ、8:47)小川直也●

7.異種格闘技戦3分10R
○橋本真也(TKO、1R1:34)デニス“ハリケーン”レーン●

8.60分1本勝負
○蝶野正洋(体固め、15:05)越中詩郎●

9.IWGPへビー級選手権60分1本勝負
○佐々木健介(体固め、25:18)武藤敬司●
*佐々木が2度目の防衛。

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