No.235
「ジャイアント馬場『引退』記念興行」


全日本プロレス 「ジャイアント馬場『引退』記念興行」
1999(平成12)年5月2日 東京ドーム
同行者=千里眼

1999年1月31日に亡くなった(発表は2月1日)ジャイアント馬場さんの『引退』記念興行。
「追悼興行」ではなく「引退興行」であるところが「生涯現役」を貫いた馬場さんの気持ちを汲んだ部分を感じる。
引退セレモニーではライバルであり友人であったデスト、サンマルチノ、キニスキーが登場。
16文のリングシューズをリングの中央に置いてテンカウント。
リングアナが最後のコールを行うと場内に入場曲「王者の魂」が響き渡る。
不謹慎かもしれないが「現役選手」としてレスラー人生を終えた馬場さんに晩年の汚さというものは感じられず、
そういった部分では宿敵アントニオ猪木に勝った、といえるのではないだろうか。
前座試合は永源がだんご3兄弟、第4試合のFMWのチームが変なダンスとパフォーマンスが目立った。
メインは弟子の三沢がベイダーにエルボーからのフォール勝ちで至宝・三冠王座を奪還。川田-馳戦も熱戦だった。

(2005.1029)

5月2日 全日本プロレス 「ジャイアント馬場『引退』記念興行」
1999(平成12)年5月2日 東京ドーム
観客6万5000人(超満員)=主催者発表

1.30分1本勝負
○菊地毅、丸藤正道(エビ固め、15:25)愚乱・浪花、橋誠●

2.30分1本勝負
○浅子覚、森嶋猛(片エビ固め、13:33)志賀賢太郎、金丸義信●

3.30分1本勝負
○G.キマラ、永源遙、泉田純(体固め、14:03)R木村、百田光雄、井上雅央●

4. 30分1本勝負
○本田多聞、渕正信、J.スミス(エビ固め、14:41)金村ゆきひろ、中川浩二、外道●

5. 30分1本勝負
△小川良成、M.モスマン、垣原賢人(時間切れ引き分け)ハヤブサ、G.サスケ、タイガーマスク△

*ジャイアント馬場『引退』セレモニー
ザ・デストロイヤー、B.サンマルチノ、G.キニスキー

6.45分1本勝負
○S.ハンセン、S.ウィリアムス、田上明(体固め、16:10)G.オブライト、大森隆男、高山善廣●

7.60分1本勝負
○川田利明(片エビ固め、20:55)馳浩●

8.60分1本勝負
○ホーク&アニマル・ウォリアー、J.エース(体固め、17:37)小橋健太、秋山準、白使●

9.三冠ヘビー級選手権時間無制限1本勝負
○三沢光晴(片エビ固め、18:07)ベイダー●
*三沢が第23代王者に。

【追記】
約5年前の興行なのだが参加メンバーを振り返ってみると
引退=馳浩、S.ハンセン、R木村
故人=ホーク・ウォリアー、G.オブライト
ハヤブサも負傷療養中であるし、昨今の時間の経過の速さを感じる。

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