No.92
皇帝ヒョードル、プライド圧勝デビュー。「PRIDE21」
「PRIDE21」
2002(平成14)年6月23日 さいたまスーパーアリーナ
同行者=千里眼
まず日本人関連。
田村はボブ・サップに11秒でTKO負け。
やっぱり体格差ありすぎ。
もっと大事に使ってもらいたいなあ、田村。
大山はヘンゾ・グレーシーに僅差の判定勝ち。
勝ちに徹した大山を責めるつもりはないが、
今後は金を払って見せているプロということを意識
して試合に望んでもらいたい。
ノア・杉浦は第1R前半はパンチが当たって攻勢だったがその後逆にパンチをもらいつづけて判定負け。
しかしバックドロップ風のそり投げなどもみせて善戦、次回に期待したい。
高山はドン・フライとのぶん殴り合いが壮絶。
技術が高いとか低いとかじゃなくて男対男の意地のぶつかり合いを見たね。
俺高山見直しましたよ。
メイン満足しました、ちょっとプロレス的だったけど。
ギルバート・アイブルの試合ではグラウンドでこう着状態のとき、「どうするー?アイブルー?」の野次。
アイブルじゃなくてアイフルだろ、CMは。でも大受けだった。
ヒョードルが動いているのははじめてみたんだけど、強いねー!!あのセーム・シュルトが圧倒されてた。
高いタックルで相手の懐に入るタイミングが抜群。
グラウンドのポジショニングもうまい。
そして迫力のマウントパンチ。
勝負は判定だったけど、ヒョードルの強さはまだ底が知れない。次回も楽しみ。
中盤判定が多かった大会でしたが面白かったでした。
「プライド21」改めて録画で見ましたが、ボブ・サップってバックボーンの格闘技のところ「NFL」って紹介されてるのね。
NFLは格闘技ではないだろう、って突込みを入れたくなった(実際には確かWCWでプロレスの経験があるんだろう?)。
ということはサップは格闘家ではなくってフットボーラー、ということですねえ。
格闘家たちよ、サップに負けるな!サップが勝つということは球技のほうが格闘技より強いということだぞ!(我ながら強引な理論・・・)
でもキャラ的には面白いし、久々の怪物ファイターだから嫌いってわけではない。
サップは前に出る圧力は凄いけど、K-1中迫戦も含めて3試合すべて短時間決着。
「前に出る圧力」と「短時間決着」。このキーワードから導き出される答えは・・・・
はい、相撲ですね、そうサップは相撲。ご丁寧に股わりなんかやってる写真まで見てしまった。
じゃあどうすればサップ攻略できるか、っていうとまともにあの攻撃を受け止めるわけには行かないからアウトファイトで徹底的に引っ張りまわす。
ローとかミドルを適当に入れて後ろに引く。
コーナーやロープに詰まらないように注意して動き回る。
で疲れてきたら斜め後ろからタックルしてテイクダウンさせてグランドへ。
関節技だとパワーで返されるかもしれないのでスリーパーか。
まあいうのは簡単だけど、あの突進から逃げ切れるものか?
(旧演劇カフェ 2002/06/24・2129、2002/07/01・2385)
DSE「PRIDE21」
2002(平成14)年6月23日、さいたまスーパーアリーナ
観衆2万2586人(超満員)=主催者発表
*全試合1R10分、2,3R5分
1.○B.サップ(TKO、1R0:11)田村潔司●
2.○G.グッドリッジ(判定2−1)ラバザノフ・アフメッド●
3.○アンデウソン・シウバ(DSC、1R1:23)アレックス・スティーブリング●
4.○ジェレミー・ホーン(判定3−0)ギルバート・アイブル●
5.○大山峻護(判定3−0)ヘンゾ・グレイシー●
6.○ダニエル・グレイシー(判定2−1)杉浦貴●
7.○E.ヒョードル(判定3−0)Z.シュルト●
8.○ドン・フライ(RSC、1R6:10)高山善廣●
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