No.97
サップ台風、K-1ドームを直撃。「K-1 WORLD GRAD PRIX 2002決勝戦」

K-1「K-1 WORLD GRAD PRIX 2002決勝戦」
2002(平成14)年12月7日 東京ドーム
同行者=千里眼、馬券師(仮)

良くも悪くもボブ・サップ台風が直撃、通り過ぎていったような大会だった。
サップの相手は当初オランダの大巨人セーム・シュルトだったが
先に行われたプライドのノゲイラ戦で負傷したとのことでホーストが浮上、
さいたま大会の再戦となった。
ホースト対サップ戦は1ラウンド、サップのわき腹にパンチを決めてダウンを取ったホーストが優勢かと思われたが
2ラウンドに入ってサップが復活。左右の振り回しでホーストからダウンを奪い返して逆転勝ち。
ホーストは再び「驚異の素人」サップにKO負けを喫した。
しかし、この直後異変が起こる。勝ったサップがこぶしに異常を訴えてドクターチェックを受ける。
その結果骨折の疑いがあるサップが準決勝戦をドクターストップになり、KO負けしたはずのホーストが再び復活。
あれよあれよと勝ちまくり4度目の王座に。
決勝戦はホーストのミドルキックをガードしたバンナが腕を骨折。
しかしサップは年末の猪木祭には出場したので疑念の残るドクターストップではあった。

(2003・0813)

K-1「K-1 WORLD GRAD PRIX 2002決勝戦」
2002(平成14)年12月7日 東京ドーム
観衆7万4500人(超満員札止め)=主催者発表

1.リザーブファイト(3分3R)
○マーティン・ホルム(判定、2-0)マイケル・マクドナルド●

2.トーナメント2回戦(3分3R)
○レイ・セフォー(判定、2−1)P.アーツ●

3.トーナメント2回戦(3分3R)
○B.サップ(KO、2R2:53)E.ホースト●
*パンチ連打によるレフェリーストップ。サップ勝つも負傷で準決勝辞退、ホーストが準決勝進出。

4. トーナメント2回戦(3分3R)
○M.ハント(KO、3R1:16)ステファン・レコ●
*左フック。

5. トーナメント2回戦(3分3R)
○J.バンナ(TKO、2R0:51)武蔵●
*パンチ連打、タオル投入。

6. トーナメント準決勝(3分3R)
○E.ホースト(KO、1R1:49)レイ・セフォー●
*ホーストのローキックブロックでセフォーダウン。

7. トーナメント準決勝(3分3R)
○J.バンナ(判定、3-0)M.ハント●

8. トーナメント決勝戦(3分3R・決勝のみ3ノックダウン)
○E.ホースト(KO、3R1:25)J.バンナ●
*3ノックダウン、ホーストが4度目の優勝。

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