No.99
中邑、はじける!新日本プロレス「WRESTLING WORLD2003」
新日本プロレス「WRESTLING WORLD2003」
2003(平成15)年1月4日 東京ドーム
同行者=千里眼
第一試合の藤波対西村は藤波の体調が明らかに悪いようで、動きにキレがなかった。
んで西村がそれにつきあっちゃったからもうひとつ食い足りない試合になった。
この組み合わせなら、絶対30分見せてくれるだろうと思った人、多いと思う。
まあ俺なんかもそうだった。
キーロック、コブラツイスト、ケツから落ちる正面式のドロップキック、
ブリッジの応酬など無我ワールドを楽しめたことには間違い無い。
本当に両者の体調が良い時にもう一度みたい、というのが本音。
それだけの価値はあると思う。
大魔人ってのはジャイアント・シルバだろ?
ああもうプロレスカフェにも出てたか…。
キャットがレフェリーやってたな。
タイガー服部が辞めるんで
(何とオープニング・セレモニーでマサ斎藤と共に花束もらってん
の!円満退社なのか?行く場所決まってんじゃん!)後釜って事ですかね。
ヒロさんのセントーンは今回はいまいちだった。気合入れとけよ!ミニマム!
いやあ、俺も長いこと見てるけどプロレスの会場で三橋美智也が聞けるとは!
破悧魔王‘Zは「はりまおーず」って読むのか?って気づいた瞬間、
「あの歌で出てくるの?」と思ったんだが、まさか本当に使用するとは!
「真ーっ赤な太陽ー、燃えーていーるー」
昭和30年代のテレビドラマ(当然白黒番組)「快傑ハリマオ」の主題歌!
ありゃー!誰もわからんぞ、このネタ!
ってじゃあ俺は何なんだ?
14通路の方の席でこの歌を大声で歌ってた「気さくなお兄さん」がこの私です。
「はりまおー!はりまおー!僕らーの、はりまおー!」
ちなみに、デビュー登場する前に予想していたテーマが当たったのは
「イヤー・エンド・イン国技館」でTPGたけし軍団(そういや12/31のブンバ
イエの時、たけし軍団出てきて猪木とスネ相撲やってたな、
これって最終決着戦だっ
たのか!?)の刺客として初登場した
ビッグ・バン・ベイダーの入場曲がレインボー
の「アイズ・オブ・ザ・ワールド」だったときに続いて2回目です、
え?今回のはその
まんま?そういうこという人は「快傑ハリマオ」知っとんのか!
それはともかく破悧魔王‘Zの片一方は長井みえみえ。
まあ芸を見せてお金をもらうっていうのもなかなか大変だ。
被りたくない覆面を被らなきゃならないときもある。
吉江と柳澤の何とかゼネレーション決勝は昨年10月の同じ組み合わせの時とは勝敗
逆の決着になった。
吉江はけっこう試合面白いと思うのは、俺だけか?でも裏拳は裏拳らしくからだ回して決めて欲しい。
苦し紛れにおててを相手の顔にぶつけただけじゃ、裏拳とはいえませんね、俺的には。
中邑のタッグマッチは良かった!
この日のベストマッチ!
中邑ブンバイエでイケメン・グレイシーに負けちゃった後だから心配してたら、何だ
かわからないうちに大流血!
それで村上にボコボコに殴られてコテンパンにやられる!
ところが立ち上がってくるんだな、これが!
「ちっきしょー!」
って感じが伝わってくるんだ!
でワザはドロップキックやタックルとか、あんまり派手な技じゃなくって地味な技で
向かっていくのも好感が持てた!
最後は「飛びつき前方回転ネックロック」とでもいうような技で安田に逆転勝ち!
はじけたねー!!
流血からの逆転勝ちっていうのも昭和のプロレスのテイストを味わった感じがして、
満足満足。
新間のアジテーションは、会場の人が新間氏自身を知らないせいか始めは反応が鈍か
った。
詳しい内容は省略するが「三人の鬼」とか「戦い」とか「緊張感」何ぞについ
て話しているうちに
だんだん支持する拍手が大きくなっていったのは本当に20年ぐ
らい振りに会場で新間節を聞いた自分には嬉しかった。
たのむぞ、仕掛人。
20年ぐらい振りっていえばNWFを争う試合を生で見るのもそのぐらい。
最後のNWF戦猪木対ハンセン、蔵前国技館で見ました。
あんときは生バンドの演奏があったな。
初代タイガーデビュー戦なんぞもありました。
何て感慨にふけってたら、リング上が停電になりました。
高山もビッグになったもんだ。
バーネットは磨けば光る逸材。手足が長くて実戦に強そう。
天コジ再会に興味なし。再会には短すぎる。
(新演撃カフェ 2003/01/07【2225】 )
追記:当日夜の録画放送ではあの前田対アンドレ戦が放送されたが、カットが多くて雰囲気を感じ取ることができなかった。
(追記は2004・0208)
新日本プロレス「WRESTLING WORLD2003」
2003(平成15)年1月4日 東京ドーム
観衆5万人(満員)=主催者発表
1.30分1本勝負
○西村(ジャパニーズレッグロール、8:10)藤波●
2.ヤングゼネレーション杯(30分1本勝負)
○吉江(片エビ固め、13:20)真壁●
3.同
○柳沢(片エビ固め、9:23)鈴木健●
4.30分1本勝負
○魔界1号、大魔人(反則、7:50)H斉藤、後藤達●
5.30分1本勝負
○魔界5号、4号(片エビ固め、10:54)垣原、飯塚●
6.30分1本勝負
○金本、ライガー、村浜(アンクルホールド、16:20)ヒート、T.マスク、成瀬●
7.ヤングゼネレーション杯決勝(60分1本勝負)
○柳沢(腕ひしぎ逆十字固め、6:48)吉江●
8.30分1本勝負
○中邑、小原(RSC、7:12)村上、安田●
*ネックロック。
9.30分1本勝負
○天山、小島(片エビ固め、23:18)中西、蝶野●
10.NWFヘビー級王座決定トーナメント決勝戦(60分1本勝負)
○高山(体固め、10:19)高阪●
*高山が第20代王者
11.IWGPヘビー級選手権(60分1本勝負)
○永田(片エビ固め、10:40)バーネット●
*永田が7度目の防衛
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