No.102
面白いほうが勝ち!敗者髪切りタッグマッチ。GAER JAPAN「旗揚げ8周年記念大会 LIMIT BREAK 2003」
GAER JAPAN「旗揚げ8周年記念大会 LIMIT BREAK 2003」
2003(平成15)年4月6日 横浜文化体育館
同行者=千里眼
1・○永島対 天野●
両者リング中央でのロックアップでスタート、永島が正面タックルを披露。
なかなか女子で見られる技ではない。
永島はレスリングっていうかグランドっていうかマットさばきっていうかうまいね。
天野は飛びつき逆十字狙うけどあんまりグランドはやりたくないみたい。
2・○浜田、植松対 佐藤、輝●
動いてる文子は初めてなもんで注目。
だけど技の失敗は多いし動きはほかの選手とかみ合ってないしいまいち。
なんか動きにオリジナルなものが感じられなかった。
それに文子だけなんか男子の試合を見てるような動きだった。
エルボーからソバットの動きは三沢みたいだった。
場外ムーンソルトはすごかったが。
植松っていうのは以前「メモリアル力道山」などで見た記憶があるが当時は緑のコス
チュ-ムで長い髪だったのが今回は黒いコスチュームでトンガリ短髪。
で当時から小さいけど動きがよかった。
今回も試合を引っ張って何とか文子にフォール勝ちさせようと一生懸命働いていた。
試合の流れは完全に植松が掌握していたな。
文子は本当にあんなもんなのだろうか、体調が悪かったのか、ちょっと残念。
3・○関西、山田、三田対 デビル、飛鳥、下田●
いきなりの場外乱闘。デビルと関西の乱戦はジャパン女子で何度となく見たものだが大
型同士なので迫力が違う。
そのあとコーナーでしゃがんでリング内の試合を見ているデビルを見て連れ(千里眼)がいう。
「あの人は本当にああいうところがすごい」
つまり一時的に身を低くして後ろのお客さんが試合を見やすくしているわけだ。
それで思い出したのはその昔埼玉の小さい会場で見たジャイアント馬場のタッグマッ
チ。
馬場もずーっとコーナーに立っているわけではなく時々エプロンの上を歩き体の位置
をずらして方々のお客さんに気を使っていた。
デビルの姉御もいよいよ馬場さんの域に迫ってきたってことか。
三田は足か腰が悪いようでロープに走るのも遅いし立ってるのがやっとみたいで痛々
しかった。
関西のスプラッシュ・マウンテン久々に見れたのはうれしかった!
あの技、形になって決まるまで時間がかかるから長い時間楽しめていいんだ。
試合は最後関西がデビルの顔面にキックをぶち込みフォール勝ち。
4・ガイアボーイズデビュー戦
4人ともそれぞれ赤(デビッド)青(ミラー)対黄(シンプソン)緑(マック)と完璧なコス
チュームの色分けが成されている。
プロレスカフェにも書いたけどデビッドって選手どこかでデビューしてると思う。
動きがほかの選手より全然よく、試合をリードしていた。
ただリングが女子用だからか彼らには小さいよなあ。
試合はそれなりだった。あまりロープに飛ばないが結構動きっぱなし。
印象としては新日本ジュニアのような試合。
プランチャー、ボム系の技なども出たが特別オリジナルな動きというものは感じられなかった。
まあこれからのものなのかもしれないが。
最後は黒人のシンプソンが長身のミラーにフォール勝ち。
5・アジャ 対 堀田(延長戦のあとノーコンテスト)
いきなり殴り合いでスタート、しかし乱戦はアジャの方が得意のようで終始アジャが
圧倒の内容。
裏拳が冴え渡る。
10分時間切れの後延長戦、頭突きの打ち合い。
堀田の顔面の腫れがひどくレフェリーがストップ。
凄惨さだけが目立って食い足りない内容、グローブマッチにするなどもっと別の選択肢もあったのでは。
試合後にレフェリーのトミー蘭がマイクで経緯を説明。
「自分の勝手な判断ですけど、堀田の顔面が見る見るうちに腫れてきたので(危険だと判断して)ストップしました」
レフェリーなんだから勝手な判断も何もないだろうに、添え物じゃないんだから。
ちょっと裏が垣間見えた瞬間か。
6・○長与、広田対 尾崎、KAORU● 敗者チーム髪切りマッチ
広田のマイクは笑えるし、長与の豪快なランニング・フリーは見れるし、D―FIXは髪切られるしもう満足!
たしかに真剣勝負論とはかけ離れたものではあるけれどそういう意見を吹き飛ばすパワーを感じた。
最後は長与が尾崎にアルゼンチンでギブアップ勝ち。
D―FIXは髪切られ丸坊主、ついでにセコンドのポリスも髪切られる。
7・○豊田対 里村●
途中里村の逆十字で腕をいためた豊田が大ピンチ!王座交代かと思ったが里村攻めき
れず、豊田が逆転勝ち。
豊田は体が大きくなった印象。
腿なんか太い太い。
でもあれは練習してないと維持できないような、そんな太さだった。
まあガイアは前にも行ったことあるんだけど、はずれがないな!今のところ。
何しろ面白い!独自の世界を構築している。
あと客層が一定していないというのも驚かされた。
(新演撃カフェ 2003/04/10【6947】 ほか)
GAER JAPAN 「旗揚げ8周年記念大会 LIMIT BREAK 2003」
2003(平成15)年4月6日 横浜文化体育館
観衆5950人
1・30分1本勝負
○永島(ウラカン・ラナ、 17:12)天野●
2・30分1本勝負
○浜田、植松(片エビ固め 、18:59)輝、佐藤●
3・45分1本勝負
○関西、山田、三田(体固め、17:35)飛鳥、下田、デビル●
4・ガイアボーイズデビュー戦(15分1本勝負)
○シンプソン、マック(エビ固め、12:31)デビッド、ミラー●
5・特別試合(10分1本勝負)
△アジャ (10分時間切れ)堀田△
*延長戦(5分1本勝負)
アジャ(ノーコンテスト、1:40)堀田
6・敗者チーム髪切りタッグマッチ(時間無制限1本勝負)
○長与、広田(アルゼンチン式背骨折り、23:42) KAORU、尾崎●
7・AAAWシングル選手権(60分1本勝負)
○豊田(日本海式女王蜂ボム、26:28) 里村●
*豊田が2度目の防衛
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