No.134
小川圧勝、ヒョ―ドル辛勝、ミルコKO負け「PRIDE GRANDPRIX 2004 開幕戦」

 

「PRIDE GRANDPRIX 2004 開幕戦」
2004(平成16)年4月25日  さいたまスーパーアリーナ
同行者=千里眼

全試合1本決着、しかも全8試合中7試合が1ラウンド決着という見事な大会。
おかげで帰りも早かったでした(笑)。

1.ヒース・ヒーリング-高橋義生
ヒーリング序盤は右ハイキック多用。
高橋グランドでネックロックを決めるもはずされ上からパウンドを食らう。
しかし驚くべきことに高橋は最初はパウンドのパンチをよけていて、なかなかヒットさせなかった。
だがやはり最後はヒーリングの重爆パンチに沈んだ。高橋左眼を腫らす。

2.セルゲイ・ハリトーノフ-ムリーロ・ニンジャ
ハリトーノフ先に鼻から出血するもスタンドでニンジャの右わき腹にこつこつパンチを当てて弱らせる。
最後は左フックでぐらついたニンジャに追い討ちの連打。
スタンドの打撃だけで勝ったのは脅威。大会最大のダークホースか。

3.ジャイアント・シルバ-戦闘竜
シルバはアンドレ・ザ・ジャイアントの曲で入場。
戦闘竜突っ込んでいって倒して上になるもシルバの長い手足に阻まれて思うようにパンチを出せず。
サイドに移行した戦闘竜の右腕を取ったシルバが徐々にアームロックの形を作ってゆき、そのままタップアウト。
戦闘竜はサブミッションに持ち込まれた時の脆さを露呈。力士出身者の今後の課題か。

4.セーム・シュルト-ガン・マッギー
スタンドの打撃合戦になるかと思われたが意外にもマッギーの早いタックルでグランドに。
マッギーが早々といいポジションを取って時間の問題でマッギーの勝利かと思ったがなぜか攻めあぐむ。
シュルト下からパンチを打つとマッギー鼻血。もつれたあと形勢逆転でシュルト腕ひしぎ。

5.小川直也-ステファン・レコ
小川の左ストレートでレコ尻餅。小川すかさず詰め寄ってグランドに。
肩関節を決めてタップ。圧勝。

6.ミルコ・クロコップ-ケビン・ランデルマン
開始早々ランデが高いタックルで距離をつめミルコをコーナーに押し込む。
ブレークのあとの再開、ランデの左ロングフックでミルコダウン!
マウントを奪ったランデが下からしがみつくミルコをふりほどいて左パンチの連打、ミルコ1発も出せずKO負け!

7.アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ-横井宏考
横井善戦!今日初めてラウンドガールにお仕事を与える。
しかし2Rグランドでネックロックの体勢になったノゲイラが2,3発プライド膝を打ち込むと首をロックしたままローリング。
半回転するとフロントスリーパーの体勢が出来上がり、横井無念のタップ。

8.エメリヤーエンコ・ヒョードル-マーク・コールマン
コールマンがヒョードルのバックを制してコーナー付近でスリーパー、フェースロック。
ヒョードルピンチ!ガードポジションながら上からコールマンがパンチ、サフォケーション・クローで攻め立てる。
ヒョードルしかし下からコールマンのパンチを振り下ろす腕をキャッチ。
一瞬の動きで体をエビ状にして相手の左腕を両足で挟みこみ腕ひしぎ逆十字、コールマンギブアップ。
ヒョードルがついに関節技を見せた。背中、腰、股関節の柔らかさをフルに使っての見事な攻撃。
やはりただ者ではない。

(2004.0425)

DSE 「PRIDE GRANDPRIX 2004 開幕戦」
2004(平成16)年4月25日  さいたまスーパーアリーナ
観衆4万2110人(超満員)

*全試合グランプリトーナメント1回戦 1R10分、2,3R5分
1.○ヒース・ヒーリング(KO、1R4:59)高橋義生●
*パウンド。

2.○セルゲイ・ハリトーノフ(KO、1R4:14)ムリーロ・ニンジャ●
*左フック。

3.○ジャイアント・シルバ(アームロック、1R4:04)戦闘竜●

4.○セーム・シュルト(腕ひしぎ逆十字固め、1R5:02)ガン・マッギー●

5.○小川直也(肩固め、1R5:02)ステファン・レコ●

6.○ケビン・ランデルマン(KO、1R1:34)ミルコ・クロコップ●
*左フックから左パウンド連打。

7.○アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(フロントスリーパーホールド、2R1:25)横井宏考●

8.○エメリヤーエンコ・ヒョードル(腕ひしぎ逆十字固め、1R2:11)マーク・コールマン●

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