No.302
フレッド・ブラッシー(追悼)
若かりしH.ホーガンのマネジャーをやっていた、ステッキ持って。蔵前国技館で見た。
猪木‐アリ戦の時アリのマネジャーかアドバイザー的立場で来日した。
プロレスラーがボクシング側についたことでアリ戦後日本人の奥さんともども不当な批判を受けたそう(註1)。
力道山時代の映像はリアルタイムでは見ていないが、
流血の映像に興奮したお年寄りが何人か亡くなった。
何と言っても凄かったのは日本テレビの力道山追悼番組でのインタビュー。
ブラッシーへのインタビュー、いわく
「力道山が日本で俺に勝った?そんなのはインチキだ」
「何?証拠のフィルムが残ってる?そのフィルムがインチキだ!」
「力道山が天国へ行ってるって?冗談じゃねえ!やつは地獄に行ってるにきまってる!」
そういってヤスリで歯を研ぐ。
魔王デストとか鉄人テーズらが力道山の思い出を語っているのに。
最後までヒール貫きました銀髪鬼。
うん。
本来なら故人に対して失礼な言動に当たるだろうが
終身ヒールを演じきったブラッシー氏にはこの言葉がお別れの言葉として最もふさわしいと思う。
だから、おいらは声を大にして言わせてもらいたい!
「ブラッシー、地獄へ行け!」
(イビジェカフェ・プロレスカフェ 2003.0603、加筆20070311‐21)
註1:参照「超一流になれなかった男たち」流智美 1995年ベースボールマガジン社
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