No.269
大関白鵬の父親は五輪銀の強豪レスラー

    

平成18年大相撲夏場所に新大関で登場するモンゴル出身の白鵬(本名:ムンフバト・ダヴァジャルガル)は、
父がレスリング選手でオリンピックの銀メダリストだという。
大相撲で、肉親が五輪メダリストだという力士は日本人でも聞いたことがない。

日刊スポーツ18年3月28日付けの「新大関誕生」のコラムによると
『父ムンフバトさん(64)はモンゴル相撲で6度の優勝を果たした元大横綱。
元関脇だった朝青龍の父には生涯無敗だったという。
レスリングで64年東京大会から5大会連続で五輪に出場し、
68年メキシコ大会では87kg級で銀メダルに輝いた。
モンゴル初のメダリストとなった国民的英雄だ』

「レスリング・データベース」で調べてみると
Munhbat, Jigjidym(モンゴル)が’68メキシコ五輪で87kgフリースタイルで銀(金はソ連のGurewitsch, Boris Michailowitsch)、
’66年の世界選手権87kgフリーで4位、’67年は同3位、’69年90kgフリーで5位、’70年同4位の成績とある。
モンゴル相撲の横綱で五輪銀メダリスト、血筋は朝青龍より上か?
これで白鵬が大相撲の横綱になってしまったら最強一族の名はムンフバト家に行ってしまいそう。
一家でモンゴル相撲の横綱、レスリング五輪銀、大相撲の横綱の準三冠である。
相撲界は約730年振りの元寇が続いているが、さらなる勢いとなりそうな新大関白鵬である。

(2006.0504)


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