No.116
2002・10・05 K−1 GRAND PRIX 2002 1回戦(TV観戦)
ボブ・サップ対アーネスト・ホースト
ちょいと時間たっちゃったけど、土曜のK−1はなかなか興味深かった。
テレビ観戦したが自分なりの感想を述べたいと思う。
ハント対ベルナルド
ベルは何らかの理由で顔面、頭部を殴られるのを極端に嫌がっていると
しか思えない動き。
リーチ短めのハントに対して待ってのカウンター狙いはどう見ても消極
的。
おそらくパンチを受けることへの恐怖心、ひいてはドランカー化への恐
怖ではないか。
セフォー対ホルム
ホルムの膝蹴りが入っていたように思えたがなあ。
昨年の東京ドーム大会のフィリオ対イグナショフでも感じたがK−1は膝
蹴りのポイントが低いのではないか?
パンフレット買うと大会規約って
いうかルールが細かく書いてあるんだけど字が小さすぎて途中で挫折し
ました。
アーツ対フェイド−サ
なんていうか、アーツってあんなに自分からクリンチする選手だったっ
け?
試合後のコメントでは相手の足を潰すことを心がけたらしい。
まあクリンチも作戦だというのなら勝ってなんぼの部分あるんだからそれはそれで正しいとは思うが。
しかしアーツらしさっていうのは全然見られなかった。
完全に全盛時は過ぎたと思う。ちょっと寂しいが。
レコ対イグナショフ
イグナショフは昨年から俺のイチ押しなんだけど、今回はレコの調子が
よかったか?
TV解説ではイグナは急激な増量でスタミナが失われたということだが。
まあそういわれればそんな感じ。
シュルト対マクドナルド
シュルトはプライドに出場した時はジャブだけで佐竹や高山をノックア
ウトしていたけど、ジャブ以外のパンチはあまりきちんと打ててない。
おそらく体が大きすぎて練習相手に恵まれなくてストレートなどを習得できていないの
ではないか?
今回の試合見たら自分から組み付いたりして全然恵まれた肉体を利用し
ていない。
もっと腕を前に出して前蹴りなどを多用して、相手を入れさせなくて制
空権をうまくとれば、身長差のある相手にはもっと楽に勝てると思う
が。
バンナ対グッドリッジ
開始直後からバンナが圧倒、すぐゲイリーの表情が余裕なしになった。
最後の右ストレートはカウンター。
バンナは昨年の東京ドームでのハント戦、ノーコンテストになった今年
のベルナルド戦と、
ロープを背にするとプレッシャーを感じるのか余裕
がなくなってしまい
なし崩しに乱打戦に持ち込まれて打たれ弱さを暴露
してしまう、という負けパターンがある。
だから対戦相手は正面激突を避けて時間をかけて勝負したらどうか、と
思うのだが
いうのはカンタンだけどあのプレッシャーは相当なものだか
らやはり一筋縄では行かないか。
ホースト対サップ
力か技か、注目のカード。場内の異様な興奮がテレビ画面からでも伝わ
った。
俺好みの雰囲気!
序盤ホーストのローキックが炸裂してサップが棒立ちになったときは
「これはいける!」と思ったが
あれだけローキックをもらっていてもサ
ップ前進してパンチの連打、
ホーストのブロックの上からでも連打!2
度ダウンして左目の上をカットしたホーストにストップがかかりサップ
の勝ち!
短かったけどかなり面白かった。
ノゲイラがどこかのインタビューで言ってたけどやはりサップの正面に
立っては勝つ可能性が少なくなっていくと思う。
ホーストもそうだけど
真後ろに下がってコーナーに閉じ込められてしまうとパンチの連打を浴
びてしかもそれがガードの上からでもかなり効いてしまう。
だから斜め
前に立ってリングをまわってスタミナを消耗させる作戦にでないと攻略
できないのでは?
しかしいうは易し、だ。あの圧力から逃げ回るのは容
易ではない。
試合後、中西と蝶野が少し映って挑発してたのが笑っちゃうけどちょっ
とうれしかった。
(旧演撃カフェ 2002/10/08 5812 )
「アルゼK-1 WORLD GP 2002 開幕戦」
2002(平成14)年10月5日 さいたまスーパーアリーナ
*全試合3分3R
第1試合
○マーク・ハント(延長判定3-0) マイク・ベルナルド ●
第2試合
○レイ・セフォー (判定2‐0) マーティン・ホルム ●
第3試合
○ピーター・アーツ (判定3-0) グラウベ・フェイトーザ ●
第4試合
○ステファン・レコ (延長判定3-0) アレクセイ・イグナショフ●
第5試合
○セーム・シュルト(判定3-0) マイケル・マクドナルド ●
第6試合
○ジェロム・レ・バンナ(KO、1R 0:42) ゲーリー・グッドリッジ ●
*右ストレ−ト。
第7試合
○ボブ・サップ(TKO、1R終了)アーネスト・ホースト ●
※ホースト選手が左まぶた負傷のためドクターストップ 。
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