No.191
曙、韓国で初日。「K-1WORLD GP 2005 in Seoul」(TV観戦)


曙‐角田戦からテレビ観戦したが自分なりの感想を述べたいと思う。
曙‐角田戦は身長差、リーチ差を克服するための戦略というものが角田の試合から見受けられず、
掲示板で予想したとおりの曙初勝利となった。
曙は相手との身長差があったからもあるが、以前の試合よりもコーナーに相手を追い詰めていく動きが良く出来ていた。
そして追い詰めてから連打、1本足で立つのが心配な膝蹴りまで出した。
かなり体調は良かったのではないか。
運営側でもある角田が貴重なキャラクターである曙をローキックで潰すことができなかったのは、
曙のWWEレッスルマニア出場などを考慮するとある程度仕方がないことだが、
それなら別の相手と対戦しても良かったのでは。

韓国の巨人「テクノ・ゴリアテ」チェは巨体に反してパンチの手が良く伸びる。
スピード感が見受けられるのは身体能力の高さからか。
テクニックを習得すれば相当やるのではないか。
それに反して若翔洋は体が全然絞れてなくて、
押し一辺倒の試合運びから戦略は感じられず、まったくこのリングには向いてなかった。

堀啓は日本人打撃系では貴重な1.9M台。
今回はガオグライのうまさに負けたが、日本陣営の期待の星として今後も頑張ってほしい。

準決勝では曙は入場曲「COME WITH ME」で登場。
レッド・ツェッペリンの「カシミール」をモチーフにしたハリウッド版ゴジラの曲。
ゴジラ→日本のカルチャー→大相撲の連想から
ハリウッド版ゴジラ→外国人横綱のイメージか、
でもわかる人いないぞ(笑:註1)。

注目の天下壮士(韓国相撲シルムの王者の称号)対日本の横綱の史上初?の対戦は
しかし曙の負傷でわずか42秒でタオル投入による幕。
曙の負傷の程度はうかがい知れないが、
B.サップが2003年のグランプリでE.ホーストを2度までも破りながら拳の負傷で準決勝を辞退したあと、
わずか1ヶ月足らずの間に行われた大晦日の「イノキ・ブンバイエ」のメインの高山戦に出場したことを考えると
やはりうしろのスケジュール、具体的に言うとWWEレッスルマニアを考慮しての動きと思われてならない。

特別戦のボンヤスキー対、元プロボクシング世界ヘビー級王者のレイ・マーサー戦は、
ボンヤスキーのハイキック1発が頭部に当たったマーサーが戦意喪失、ってまだ立ってるじゃない。
立ってる間は試合を全うして欲しかったが、
ああいう無気力試合をやった選手はギャラの何%かをカットするとかの措置ににはならないものか。
でないと後を追う選手が続出しそう。

決勝戦チェ‐ガオグライは驚異の身長差、特撮ではないかと思ってしまった。
飛び蹴りを掛け捨てと判定されてイエローカードをもらったガオグライは気の毒。
圧倒的な身長差を押して、空中戦やパンチなどでよく攻めた。
延長のチェの膝蹴りはそれほどポイントを取ったとは思えないが、明確に勝敗をつけなければならないのなら仕方がない。

こうしてチェが優勝し、決勝大会にその特異なキャラを披露することになったが、
おそらく敗退したガオグライも「前年ベスト4」の実績から決勝大会には進出するのではないか?
そうなればとりあえず丸く収まるような気がする。

それにしてもチェ、曙、セーム・シュルト、モンターニャ・シウバとこの大会は2M超の巨人の出場が多かったが、
K−1はこんなにでかい奴ばかり集めて何をしたいのか?(K−1アンリミテッド、何て大会が開催の予感・・・)

(2005.0321)

註1:そういえば映画ハリウッド版ゴジラの冒頭で、
ゴジラの襲撃をうける日本(?)の漁船の船長(?)は
部屋で食事しながらテレビ見てるんだけど、
その見ている番組が大相撲中継で、しかも貴乃花対曙!!!

「K-1WORLD GP 2005 in Seoul」
2005(平成17)年3月19日  ソウルオリンピック第1体育館
観衆1万5918人(超満員札止め=主催者発表)

1.3分3R
○コ・ヨンサク(延長判定2-0)キム・ジョンマン ●

2.リザーバーマッチ3分3R延長1R
○冨平辰文(KO、1R 1:21)カン・ミンキ●

3.アジアGPトーナメント1回戦3分3R延長1R
○ガオグライ・ゲーンノラシン(3R 判定3−0)張慶軍●

4.アジアGPトーナメント1回戦3分3R延長1R
○堀啓(3R 判定3−0)イ・ミンジュ●

5.アジアGPトーナメント1回戦3分3R延長1R
○曙(3R 判定3−0)角田信朗●

6.アジアGPトーナメント1回戦3分3R延長1R
○チェ・ホンマン(KO、1R 1:40)若翔洋●

7.3分3R延長1R
○セーム・シュルト(KO、1R1:22)モンターニャ・シウバ●

8.アジアGPトーナメント準決勝3分3R延長1R
○ガオグライ・ゲーンノラシン(3R 判定3−0)堀啓●

9.アジアGPトーナメント準決勝3分3R延長1R
○チェ・ホンマン(TKO、1R 0:42)曙●

10.3分3R延長1R
○ピーター・アーツ(延長 判定3−0)カーター・ウィリアムス●

11.3分3R延長1R
○レミー・ボンヤスキー(KO、1R0:22)レイ・マーサー●

12.アジアGPトーナメント決勝3分3R延長2R
○チェ・ホンマン(延長1R 判定3−0)ガオグライ・ゲーンノラシン●
*チェ・ホンマンがアジアGP初優勝、決勝大会進出。

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