「バトルシップ」宇宙人の戦闘艦対日米軍の海の戦い。

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2012年アメリカ
監督:ピーター・バーグ
脚本:ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー
音楽:スティーブ・ジャブロンスキー

出演:配役
テイラー・キッチュ:アレックス・ホッパー(アメリカ海軍大尉、USSジョン・ポール・ジョーンズ艦長代行)
浅野忠信:ユウジ・ナガタ(海上自衛隊護衛艦「みょうこう」艦長)
ブルックリン・デッカー:サマンサ"サム"・シェーン(ホッパーの婚約者、リハビリ医師)
リアーナ:コーラ・レイクス(アレックスの部下の女性クルー)
アレクサンダー・スカルスガルド:ストーン・ホッパー(ホッパーの兄、アメリカ海軍中佐・USSサンプソン艦長)
リーアム・ニーソン:シェーン提督(アメリカ海軍大将・サムの父)
グレゴリー・D・ガトソン:ミック・キャナルズ(アメリカ陸軍退役中佐)
ハミッシュ・リンクレイター:キャル・ザパタ(国際ビーコンプロジェクトの研究員)

<あらすじ>ハワイ・オアフ島における国際ビーコンプロジェクト(宇宙人との交信)に変化がみられ、
宇宙から5機の宇宙船がリムパック(環太平洋合同演習)開催中のハワイ沖に飛来。
宇宙船はハワイ全土にバリアーを引き限定バトルフィールドを展開。
内部にとらわれたアメリカ海軍イージス艦・サンプソン、ジョン・ポール・ジョーンズ、
日本の護衛艦「みょうこう」らが迎撃するが圧倒的な宇宙人との攻撃で地球軍は大苦戦。
手駒を失ったアレックス・ホッパーは伝説の戦艦に最後の望みをかける・・・。

'12年4月15日、有楽町で見る。ユニバーサル映画100周年記念映画だということ。
予告で見た時はエイリアンの戦闘艦の「まるで怪獣映画みたいな」大変な迫力に驚きましたが
実際に見ると何だか海のシーンのCGが汚い感じがしてならない。わざとそういう作りにしているのか?
根幹ストーリーもテイラー・キッチュ:アレックス・ホッパーの直情型の性格の失敗連続ダメ人間が人間的成長を遂げ
最後には殊勲を挙げて婚約者のお父さんを納得させる、っていう小じんまりしたハナシで
超大作?のわりには妙にギクシャクした感じで脚本・設定など何だかいろいろなところで粗さが目立ちます。

例えばアレックスとナガタの親善サッカーでの接触プレー(浅野忠信が空中顔面キック!)が
前回のリムパックでの両者の艦の接触の遺恨をさらに増長した、ようにパンフでは書かれているが、
ストーリーの中ではわかりづらく、まあ最初にモメた者同士が最後に力を合わせる、っていう展開も読めてしまう。
アレックスの海軍入隊前のチキン・ブリトーのエピソードもありゃ立派な犯罪で
笑うに笑えないしアレックスに対する共感も生まれない。

エイリアンはまずバリアーでハワイ全土を封鎖し、
内部のイージス艦のレーダーを使用不能にする。レーダーが使えなくなったイージス艦は絶対不利。
それから100発100中の機雷を発射してサンプソン、みょうこうを撃沈し(この時アレックスの兄戦死)
ノコギリみたいな刃で完全武装した自走タイヤみたいな兵器で攻撃。
ただこの武器もそうなんだけど、エイリアン側は通信機と武器を持たない者は敵と認識しない描写がある。
それがあまりストーリー展開に生かされていない。

エイリアンの戦闘艦は巨大感たっぷりで迫力あります。
でも・・・地球側の通常兵器で破壊されちゃうなんて、相変わらずアメリカ軍が強いのか(笑)。
操縦席、ライフルでやられちゃうなんてあまりにももろ過ぎて攻撃力とのギャップがありすぎ。

またエイリアンのデザインですがパワードスーツ着ているシーンばかりなので全体のシルエットとちょっと顔ぐらいしか見えませんが
あごひげが生えた縦長のおじいさん顔色が白くてモンゴロイド風
手は親指側に指がもう一つあって握手拒否型
またパワードスーツの後頭部部分に何やら長いウロコ模様?の管みたいな部分が見られるが、これって辮髪
とするとエイリアンのモチーフは中国人
(辮髪は今でも中国人の象徴として見られるが、実際は清朝を支配していた満州族の風習で
現代中国の漢民族のものではない)

今度の仮想敵国、ってことなんでしょうか?などと煽るようなこと書いても仕方がない。
でも序盤で中国・香港は宇宙船の5つのうち、
地球側の人工衛星と接触して大破した1つが落ちてきて大災害になってしまうので
あながち間違っていないかも。
エイリアンと接触したアレックスの意識の中に戦争を続けたエイリアンの星のイメージが入ってくるシーンがありますが、
エイリアンが地球に来た理由もちょっと不明瞭(まあ侵略目的なのはまちがいないでしょうが)。

キャストではサム役のブルックリン・デッカーが知的な役で
しかもロング金髪の巨乳美人っぷりを見せつけてます。
傷痍軍人役のグレゴリー・D・ガトソンはアフガンで本当に両足を失った元軍人で
あの両足義足は本物なんですね。しかし表情といい威圧感といいすごい存在感があります。
ラスト近くでサムを救うためにエイリアンと肉弾戦!
両義足での三角絞めという荒技も披露してくれます。

(12.0429)


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