｢タイタンの逆襲」500メートルの巨神・クロノスが大暴れ。

2012年アメリカ
原題：Wrath of the Titans
監督:ジョナサン・リーベスマン
脚本:デヴィッド・レスリー・ジョンソン、ダン・マゾー、グレッグ・バーランティ
音楽：ハビエル・ナバレテ

出演：配役
サム・ワーシントン：ペルセウス（ゼウスの子、半神半人）
リーアム・ニーソン：ゼウス（天の神、ハデス、ポセイドンの弟）
レイフ・ファインズ：ハデス（冥界の神、ポセイドン、ゼウスの兄）
ダニー・ヒューストン：ポセイドン（海の神）
エドガー・ラミレス：アレス（軍神、ゼウスの子）
ビル・ナイ：ヘパイストス(炎と鍛冶の神）
トビー・ケベル：アゲノール（ポセイドンの子、半神半人）
ロザムンド・パイク：アンドロメダ（人間の王女）
ジョン・ベル：へレイオス（ペルセウスの子）

＜あらすじ＞クラ―ケン撃破から10数年後、ゼウスの子、半神半人のぺルセウスは息子と暮らし静かに漁師をしていた。
そこにゼウスが現れて「力を貸してほしい」と言う。
ゼウスが創造した人間は次第に力を持ち神を信仰しなくなったので神の力が弱まり
冥界の神ハデスと軍神アレスが力を合わせて
巨神(タイタン）クロノス（ハデス、ポセイドン、ゼウスの父）を復活させて世界の破滅を目論んでいるという。
ゼウスがハデスとアレスに捕まったことをペルセウスに伝えたポセイドンは死に、
息子の半神・アゲノールと力を合わせるようにとペルセウスに三又の槍を託す。
アンドロメダ女王も加わって一行はゼウス救出の旅へと出発する。

'12年5月4日、丸の内ルーブルで見る。
「タイタンの戦い」の続編です。でもずいぶん続編できるのが早い感じがします。

神々の力が弱まり、地上に魔物が出現。
ペルセウスが住む漁村にもキメラが出現して大暴れ。
・・・キメラ動きが早いせいかよく見えませんが
獅子と山羊(角がある）の双頭で火を噴き翼があり、尾が蛇頭。
ペルセウスは何とかキメラを自爆させて勝つんですが
片方の口から燃料を吹いて、もう片方から火をつけるという攻撃らしい。
これがちょっとよくわかりませんでした。

ペルセウスはペガサスを呼んでそれに乗ってアンドロメダ王女の元へ行く。
アンドロメダ王女は前作と配役が変わっていて、
「サロゲート」でB.ウイルスの奥さんやってたロザムンド・パイクでした。
頬が豊かで髪下げると日本人好みの大人の雰囲気。

でペルセウスはポセイドンの息子で盗賊として牢屋に入れられていたアゲノールを連れ出して
女王一行と鍛冶の神・ヘパイストスを尋ねる。
ここへ行くまでに山を守る一つ目巨人サイクロプスとの森での攻防があって
これがなかなかスリリング。

で彼らはゼウスが幽閉されているタルタロスの牢獄へ続く迷路へと赴く。
彼らは改心したハデスとともにゼウスを救出するが、クロノスの復活が始まってしまう。

で地上の火山噴火とともにクロノスが出現するんですが
まあここが最大の見所ですね。
クロノスは500メートルの設定だそうで、もろ火山と火砕流が巨人化したような感じです。
ちょっと手を振っただけで火山弾が飛んできて、人間の軍隊は大被害です。

で着弾した火山弾から「マカイ」という背中合わせで兜被った頭ふたつ、剣を持った手が4本というモンスターが多数出現して
回転しながらアルゴス王国の戦士を攻撃してゆく。

ハデスの力で一時復活したゼウスが雷撃で戦うシーンもいいですね。
ゼウスの雷撃の前にはマカイも一撃。
ペルセウスの活躍よりもむしろこういうシーンが好きだなあ。

今回は3Dで観ましたが、キメラの尾の先の蛇の頭が襲いかかってくるシーンとか
クロノスの火山弾が飛んでくるシーンで
前の席の客が頭動かして避けようとしていたのが笑えました。
これぞ3D効果の真骨頂ですね。

まあストーリーとしてはギリシャ神話がベースですからそれほどのサプライズはなく
やっぱり見どころはクロノス大暴れのクライマックスですね。
ちなみにクロノスこそがタイタン(族）であって、ゼウスらオリンポス12神以前の神であり
（ハデス、ポセイドン、ゼウスらの父でもある）巨人族とか古神とか表現されています。

（12.0506）


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