「渇き。」

2014年日本 「渇き。」製作委員会
原作:深町秋生「果てしなき渇き」
監督:中島哲也
脚本:中島哲也、門間宣裕、唯野未歩子
音楽:GRAND FUNK.Inc
挿入曲:ディーン・マーティン「Everybody Loves Somebody」
でんぱ組.inc「でんでんぱっしょん」
出演:役所広司、 小松菜奈、妻夫木聡、オダギリジョー、黒沢あすか、國村隼、康芳夫、中谷美紀 <

<あらすじ>離婚中の元刑事(現在は警備員)のもとに元妻から連絡があり「高校生の娘が失踪した」。
元刑事は娘を捜すがその過程で娘の持ち物から覚せい剤、使用の為の注射器などが見つかり
さらに娘が裏社会と組んで少女買春組織を運営していたことを知る。
そして元刑事は過去に娘に対して行った行為を思い出す。

7月6日、池袋で見る。

キャッチコピーからするとすっごいサイコなキャラクターが登場するのかと思っていましたが、
話の筋では「失踪した女子高生の娘」がそういう役どころでしたが
映画的な見せ方としてそういう部分は感じられませんでした。

例えば「冷たい熱帯魚」のでんでんの役には共感は得られないが、
でんでんのあの機関銃のように言葉を投げかけるキャラクターは見せ場。
だがこの映画にはそこまでモンスターな人物は出てこない、と言うか
役にそこまではまっていないと言うか、描き切れていないと言うか
殆どの登場人物に魅力が感じられないのです。

ネットの感想で、共感できる登場人物が一人もいないという文章を読みましたが
自分は唯一、娘を闇の世界に連れ込まれた中谷美紀の母親が復讐するのはまあ筋が正しいかな、とは思いました。

組織の店でアニメっぽいようなPOPな演出が出てくるのはタランティーノ風という感じがしました。
でもその演出はダークな部分とは真逆な感じがしました。

黒沢あすかは太ってしまったようで(それともそういうアプローチなのか?)
「冷たい熱帯魚」(また名前を出してしまったが)の時のエロい雰囲気がなくなってしまった。

ラストも途中で切れるような終わり方でよくわかりませんでした。

それからこの映画は時間を切って高校生割引みたいな売り方をしていたようですが
こういう映画は積極的に高校生に見せるということはしない方がいいと思いました。

(14.0810)



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