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2015年日本「虎影」製作委員会
監督・編集・原作・脚本・キャラクターデザイン:西村喜廣
音楽:中川孝
出演:配役
斎藤工:虎影
芳賀優理亜:月影(虎影の妻)
しいなえいひ:幻斎(忍者の首領)
鳥居みゆき:夜馬(くの一)
三元雅芸:鬼卍(ライバル忍者)
水井真希:目なし(からくり忍者)
仁科貴:徳三(発明家の農民)
板尾創路:謎の男
↑ロビーの展示物。右が徳三製作の竹製のモビルスーツ、左がからくり忍者の「目なし」。
<あらすじ>
財宝の所在が記されている二つの巻物をめぐる争奪戦に
引退していた最強の忍者虎影は妻の月影を人質にされたために参加する。
6月21日、新宿武蔵野館で見る。
「愛と誠」で弱そうな岩清水演じてた斎藤工が今や人気俳優。
この作品でも野性味満タンの最強忍者を演じています。
また、「東京残酷警察」などに出演したしいなえいひが冷酷な忍者の親玉を演じていて
歯ぐきむき出しでヒステリックで迫力ある演技を披露しています。
財宝獲得に対してものすごい執念を感じさせます。
大して強そうでもないのになぜ忍者の親玉なのかは謎です。
敵陣の堀(ダム)のシーンはけっこう壮大な絵です。
ライバル忍者・鬼卍との戦いもスピーディー。
あとくの一の合体!「人間手裏剣」には笑った。
虎影が怪我を治す時ポーズ付きのあのセリフを言ったり、
エンドで凧が出てきたりと、あのTV忍者ドラマのオマージュ作品だったのですね。
あの作品はおいらも大好きでしたよ。時代解釈が「ライオン丸」に文句言えないぐらいめちゃくちゃでね・・・(笑)。
それからお宝の中にであれがあったときには「おおっ!」と思いましたよ!
あれがもしかしたら最終兵器になるのかな・・・とわくわくしました。
忍者「目なし」はパンフによると「からくり忍者」だそうですが
今の言葉でいうとサイボーグとか改造人間などに当てはまるのでしょうか。
デザインは複数の目を持ち、人間の手のひらが集合したような羽を持っている。
この、手が集まって羽になっているというデザインは監督の趣味を感じさせる。
「グロテスクな天使」っといったイメージ。
胸隠してるから女性なんでしょうね。
しかしせっかく目がたくさんあるのにそのビジュアルがビジュアルだけで機能として使われていない。
振り向かないで後ろの相手を察知するとか、そういうシーンがあればと思いました。
まあ・・・羽があるから飛ぶシーンはありましたが。
【その他】
・おおまかなストーリー展開はポルトガル人の忍者博士(演じているのは日本人)と語りと影絵で表現。
・壺女は映画「西太后」のイメージ。何で出てきたかいまいちわからない。
まあフィニッシュとか残酷なシーンは
この監督の作品としては極力抑えられていますので、お子様でも見れます。
お子様っていえば、お子様たちが大好きなう○こネタもありました(笑)。
・干上がった堀の壁での攻防で現代の遊具の名前を出してしかも歌にまでするのはちょっと抵抗ある。
そういう動き、ってだけにしたらよかったと思う。
・あのTV忍者ドラマもそうでしたが、虎影、月影とも髪型が今風で、ちょんまげとかしてない(笑)。
・それにしても若奥さん忍者月影が弱すぎ。全然抵抗できてない(笑)。
・同時期に上映された「極道大戦争」でKAERUくんを演じた三元雅芸が素顔で登場。殺陣が迫力あります。
エンドっていえば板尾創路がちょこっと出てきますが顔面ペイントといい雰囲気が「東京残酷警察」のキーマンそのもの。
ハナシがつながっているとしたらからくり忍者=エンジニアってことなんでしょうか。
目なしを作った人なんでしょうか、謎ときはまた次回?(次回はあるのか?)
(15.0809)
↑「目なし」女性なんですね。だとするとあのフェイスはちょっとかわいそう。
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