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2004年アメリカ
監督・脚本:ポール・W.S.アンダーソン
製作:ジョン・デイビス
音楽:ハラルド・クローサー
出演:サナ・レイサン、ランス・ヘンリクセン、ラウル・ボウァ、アガード・デ・ラ・ブレイユ
<あらすじ>
2004年10月3日、ウェイランド社の人工衛星が南極の地下に熱源を発見。
ウェイランド社社長、チャールズ・ビショップ・ウェイランド(ランス・ヘンリクセン)は氷世界のエキスパート・レックス(サナ・レイサン)、
考古学者のセバスチャン(ラウル・ボウァ)らと共に熱源の元の地下ピラミッドを調査しに出向く。
しかしそこは宇宙狩猟民族プレデターの「成人式」の場であり、
プレデターの獲物であるエイリアンが生贄に寄生しぞくぞく出現した。
レックスは生き残るためにプレデターの一人と共闘するが、
最強のクイーンエイリアンが拘束を破壊して暴れ出す。
AVP2の宣伝?で地上波放送したのを見た千里眼氏から
「オープニングに劇場ではやらなかった捕鯨基地のシーンがある」との連絡が。
ということで秋葉原で完全版を購入して見てみると・・・。
確かに最初に1904年の南極捕鯨基地のシーンが短いながらある。
他にも未公開映像がいくつかあったが、「ブレードランナー」や「T2」のように
特別ストーリーに関わるテイストが変わるというほどでもなさそうだ。
この映画最大の謎はウェイランド社とその最高指導者チャールズ・ビショップ・ウェイランド社長だ。
「エイリアン2」に登場したアンドロイドが「ビショップ」と呼ばれていたことを、この文章を読んでいて知らない人は少ないだろう。
製作年度はもちろん「エイリアン2」の方が早いが、作中の時代的にはAVP1が200年ほど早い。
つまり「エイリアン2」のアンドロイドはAVP1の社長をモデルにして創造された可能性が高い。
しかも「エイリアン3」のラスト近くにもビショップが登場する。
こちらのビショップは人間なのかアンドロイドなのか説明はない。
しかし150〜200年後の世界の話だからアンドロイドでもクローン人間でも不思議はない。
「AVP1」において病いで死期を察したウェイランド社長が南極行きを前に密かに自分のDNAを冷凍保存していたとしてもおかしくはない。
「エイリアン3」でのビショップは直系の子孫と言うこともありえそうだが。
ビショップ・ウェイランド社長が突起で机に置いた自分の指と指の間をつつく癖?パフォーマンスが同じで密かに笑える。
前半は南極のピラミッドの謎解き、後半は2大モンスターのバトルと楽しませる。
ラストはクイーンエイリアンとプレデター&レックスの氷上でのバトル。
走るプレデターとレックスの速度が同じなのは何故?プレデターの方が運動能力は高いはずだが。
1.成人式用の鎧が重かった。
2.南極が寒くって、熱い時期に活動するプレデターは動きづらかった。
おいら的には答えは2.かな。
プレデターは外観や体表が爬虫類が出自みたいな感じだし、変温動物で寒さに弱いのかも。
哺乳類の体毛や鳥類の羽毛のようなものは見受けられないし。
過去も登場したのは南米のジャングルや猛暑のロサンゼルスだったし。
一人生き残ったレックスはどんな報告をしたのだろう。
エイリアンの話は報告しても、クイーンとプレデターの話はしなかったのかも。
クイーンは海底に葬られたのだから、ウェイランド社が南極の海底を捜索すれば
クイーンの体は発見されただろう、いやもしかしたら海底でも生き続けて生きたままのクイーンが人類の手に渡ったかも知れない。
だとしたら約150年後のスラコ号、リプリーの悲劇は起こらなかったかも知れないし、
人類は未曾有の生物兵器を手に入れて、早くに破滅の道を進んだかも知れない。
レックスしか知らない、南極の海底のクイーンエイリアン・・・。
映画の出来はエイリアン(クイーン含む)、プレデター両方の設定をうまく押さえていてよくできていると思う。
だが謎は残る。
現在(2008年4月)まで150年以降のストーリーに一切プレデターが登場しないこと。
すでにその時期、プレデターは絶滅してしまったのか?エイリアンに駆逐されて?
それとも「エイリアン」第一作のあの・・・。
(08.0415)
P.S フランス出身の金髪ピンピンの女優アガード・デ・ラ・ブレイユがなかなか美しい。でも出番少なし。
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