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1969年東宝
製作:田中友幸
監督:丸山誠治
特技監督:円谷英二
脚本:八住利雄
音楽:佐藤勝
<あらすじ>清朝義和団の乱鎮圧の後、各国は兵を引き上げたがロシアだけは兵を留まらせ、勢力を増強させていた。
日本の再三の抗議をロシアは無視し交渉は決裂。日露戦争が開戦した。
東郷平八郎・連合艦隊司令官は迫りくるロシアのバリチック艦隊に備える。
2014年9月、DVDで見る。
日露戦争海戦最大の攻防である「日本海大戦(対馬沖海戦)」を描いた作品。
海戦のシーンは迫力ありますが
人間ドラマの方が史実を追ってる感じが強くて
何か印象が弱い。
例えば広瀬少佐の有名な最期のシーンも、
その後の余韻と言うか、彼の死を悲しむシーンが全く出てこない。
ナレーションの説明が多いというのも感じる。
あとは東郷大将と乃木大将の邂逅するシーン、
一兵卒(黒沢年男)の場面、東郷が妻とともに駄菓子屋で盲目の(息子が戦死した)母に会うシーンぐらい。
面白い場面は、日本側が敵艦隊の勉強をするシーンで
教官が敵艦のシルエットの絵を見せて名前を覚えさせる。
ロシアの名前は覚えにくいから日本語の語呂合わせのように教える。
戦艦「クニャージ・スヴォーロフ」は「国親父、座ろう」、
戦艦「シソイ・ヴェリキー」は「薄いブリキ」、
旗艦「アレキサンダー3世」は「呆れ三太」、
巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」は「ごみ取り権助」など。
無理に覚えさせようとしないところが非常に実用性を感じる。
いよいよ出撃という時に「軍艦マーチ」はあまりにも当たり前の演出で
リアルタイムで見ていればどうと言うことはなかったのかもしれませんが
オリジナル曲をあてはめた方がよかったのではないかと思います。
最後に日本が大戦に参戦する(次の相手はアメリカ)という不安感を示すシーン。
(2014.0923)
出演:配役
三船敏郎:東郷平八郎海軍大将・連合艦隊司令長官
加山雄三:広瀬武夫少佐
仲代達矢:明石元二郎大佐
草笛光子:東郷てつ
笠智衆:乃木希典大将
松本幸四郎:明治天皇
黒沢年男、 久保明、 佐藤允、藤田進、平田昭彦、土屋嘉男、 佐原健二、田島義文、小泉博、田崎潤
加藤武、松山省二、佐々木孝丸、児玉清、稲葉義男、辰巳柳太郎
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