ラスト絶句。
「ホーリー・マウンテン」

ホーリー・マウンテン [DVD]

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1973年アメリカ
監督、脚本、音楽:アレハンドロ・ホドロフスキー
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ホラシオ・サリナス

<あらすじ>捕らえられた盗賊(ホラシオ・サリナス)は脱出し錬金術師(アレハンドロ・ホドロフスキー)と出会う。
その後盗賊は複数の男女と出会い、「聖なる山 ホーリー・マウンテン」の頂上を目指す。

同じ監督の「エル・トポ」がカルトに面白かったので期待して見に行きましたが・・・。
断片的な記憶しか残ってませんが書きます。
盗賊が街を荒らすシーンの前に、
模型の街の上を熱帯産の平べったくて棘があるトカゲを這い回らせて破壊のビジュアル。
模型が壊れると血のような赤い液体が出て来てグロテスク。

真ん中、盗賊と出合った男女の紹介、いちいち一人ずつ「第1の男は・・・」などと続くが退屈で中だるみ。

その後彼らは「聖なる山」を目指していくんだけど、
どんな結末になるかと思っていたら・・・。
山の頂上は芝生があって、そこにテーブルが。
テーブルには男が突っ伏していて起きるとその男は錬金術師、ってかアレハンドロ・ホドロフスキー。
何か言った後に衝撃のラストが。


劇中のホドロフスキーが「これは映画だ。カメラ、引け!」と言うと
ホントにカメラが引きになって周囲のセットが丸見え。


連中は何だか談笑しながら去って行き映画は終わる。
劇映画を否定するような終幕。
今までの退屈な展開が何のためにあったのかさっぱりわからん

頭の上にクエッションマークが飛び交う。
タイトルに「山」が入っている映画なのに山場ナシでござんした。

(08.0531)

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