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1967年松竹製作
監督:二本松嘉瑞
音楽:いずみたく
出演: 和崎俊哉 、原田糸子、岡田英二、藤岡弘、
<あらすじ>宇宙空間でUFOと遭遇した宇宙船が謎の宇宙胞子を地球に持ち込んだが
それは大怪獣ギララへと成長し暴れまわる。
松竹製作唯一の巨大怪獣映画とのこと。
前半は全然関係ない話で(しかもすごく長くて退屈)宇宙空間にUFOが目撃されるので調査の宇宙船が出る。
でそれに付着していた胞子が地球に運ばれて成長してギララになって大暴れ、っていうお話。
まんずオープニングの歌が驚く。
「ちっきゅう〜、僕たち〜の星〜、銀河〜(以下略)」
ものすごく脳天気な歌で、これから怪獣が登場するっていう東宝でいうと伊福部の曲みたいな緊張感ゼロ。
・・・ボニージャックスと倍賞千恵子が歌う「ギララのロック」っていう曲だそう。
月ステーションの隊員の一人が藤岡弘、ってのは何だか微笑ましい。
月から帰還したらショッカーに捕まって改造されたのか。
まあそれはともかくギララが登場するまでがすごく長いし、その間の見せ場もゼロで忍耐必要。
ギララがめでたく登場した後は・・・まあまあ楽しめる。
「ギララ」って名前はおいらが覚えてる限りでは一般公募で、女の子が命名したはず。
名前が書いてある大きなカードを首に下げた着ぐるみのギララとその命名者の女の子のツーショットの写真を
むかーしの怪獣図鑑みたいな本で見て「怪獣の名前決められるなんてうらやましいな」と思った記憶がある。
ギララって類似性が見当たらない独特のデザイン。
蛙、っていえばカエルがモチーフかも知れないがその辺は不明。
頭部にアンテナ状の触角のようなものがあり同じ映画に登場する人類の宇宙船アストロボートとちょっと似ている。
黒目のない無表情な眼。
根本に向かってだんだんと太さを増していく手足。
その中心にひらひらとついているヒレ状。
細かいディティールがある薄い緑色の皮膚。
ライトモチーフも独特、「だったたったたら(ボエー)」って感じでユーモラスな中に力強さを感じる、感じる?
大きく動く時は火の玉と化して空中移動。敵の攻撃をエネルギーに変えるっていうから無敵かも?
最後はギララを倒すために月から持ってきたギララニウム(このネーミング!)で退治される。
映画は先に書いたとおりギララが登場するまでは相当な忍耐を必要とします。
20世紀の終わり頃、某スポーツ新聞に「ギララ復活」という記事が出たのを見たが
どうやら今夏(’08年)本当に復活して洞爺湖サミットを襲撃しビートたけし演ずる「タケ魔人」と対戦するらしい。
(08.0604)
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