「ヤッターマン」最高の実写版。

ヤッターマン “てんこ盛りブルーレイ” [Blu-ray]

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原作:竜の子プロダクション
監督:三池崇史
音楽:山本正之他
出演、配役:
櫻井翔(高田ガン=ヤッターマン1号)
福田沙紀(上成 愛=ヤッターマン2号)
深田恭子(ドロンジョ)
生瀬勝久(ボヤッキー)
ケンドーコバヤシ(トンズラー)
阿部サダヲ(海江田博士)
岡本杏里(海江田翔子)

<あらすじ>4つに割れたドクロストーンを巡り世界を股に駆けて対決するヤッターマンとドロンボー一味。
可哀相な翔子のため行方不明のお父さん・海江田博士を探す役目も引き受け、
また敵のドロンジョがあるきっかけから1号に惚れてしまいヤッターマンは大忙し。

09年3月21日、有楽町マリオンで見る。
素晴しい出来です。
キャラクターデザイン、決め台詞、お約束の展開など
原作アニメにほぼ忠実に作られているので
見ていてまったくストレスがない。

アニメに限らず原作がある作品はどうしても比較してしまうが
この映画はアニメの実写版映画としてはかなりの高得点。
札束の山を前にしてのドロンボー一味の緩いダンスもいい味。
メカ対決などのアクションシーンはCG駆使(ワイヤーも)だが元々がアニメなのでか違和感なく見れた。

さて、注目の深キョンのドロンジョだが、これは大成功。
アニメのドロンジョは現在の深キョンより年齢が高いように感じられるが、
深キョンの演技はアニメのイメージを崩すことなくかつ自己の素材を生かしきっている。
また殆どのシーンで仮面をつけての演技だが、表情も豊富で本人の力の入れようも感じられる。
つまり、単なるコスプレに留まっていない高水準。
頭打って前のめりに倒れてきたヤッターマン一号と間違ってキスしてから一号に恋してしまい
ストーリーは二号⇔一号⇔ドロンジョ←ボヤッキーと変形四角関係になりより観客に期待感を持たせる。
お約束の爆発&おしおきシーンそして入浴シーンもあり楽しませてくれる。

ボヤッキーの下履きが脱げて尻丸出しになったり、
博士役の阿部サダヲが終盤「きんたま」を連呼したりと子供が大好きな下ネタも。
オープニングの渋山(渋谷がモデル=作品内の地名は全て架空。ナルウェーとかオジプトとか)
での対決シーンでは竜の子プロネタが見られて
その筋のファンを狂喜させるようなマニアック?なくすぐりがある。
馬鹿馬鹿しいぐらい金がかかってそうな豪華なセット、
細かなアイテムの作り込み(例えばドロンボー一味のデザインは全てドクロで統一)など美術スタッフもお手柄。
笑える場面も多数ありでお得感高し。
一番笑ったのはラスト近くの「2号さんありがとう」の絡み。まあ、見るまでは想像して下さい。

【プロレスネタ?】
トンズラーがドクロストーンが手に入ったときの願いの夢を見るシーンはアニメとの合成での表現だが何とプロレス。
トンズラー試合をして勝ってチャンピオンになるが、
対戦相手のレスラーが「タイガーマスク」に登場した「虎の穴」の「覆面ワールド・リーグ戦」に登場するレスラーのパロディ!
こりゃトンズラー役のケンドーコバヤシがプロレス好きだからか?
何というレスラーのパロディかは「タイガーマスク」見てたらわかりますから注目してて下さい。
クレジットに「大森隆男」という名前が出るからこの相手レスラーの動きのベースなんじゃないかな、と思います。

【一つだけ言わせてもらうと・・・】
パンフレットも購入したんだけど情報量が多くてその分文字が小さくって読みづらかった(おいらが年とっただけか?)。

【次回作?】
んで最後に早くも次回作予告があるのね。
2号の愛ちゃんが「イカタゴサク2の弱点はのどちんこよ!」(笑)。
監督、どうしても愛ちゃんに「ちんこ」って言わせたいんですね(下ネタ好きなのか?)。
そして「白ドロンジョ」とは?

(09.0322)

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