「ターミネーター：新起動/ジェネシス」若い自分と闘うシュワルツェネッガー、若い自分を助けるカイル・リース。

ターミネーター:新起動/ジェニシスブルーレイ DVDセット(2枚組) [Blu-ray]

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2015年アメリカ
監督：アラン・テイラー
音楽：ローン・バルフェ
エグゼクティブ音楽プロデューサー：ハンス・ジマー

出演：配役
アーノルド・シュワルツェネッガー：Ｔ-800/ガーディアン＝「オジサン」
ジェイソン・クラーク：ジョン・コナー/Ｔ-3000
エミリア・クラーク：サラ・コナー
ジェイ・コートニー：カイル・リース
イ・ビョンホン：T-1000
J・K・シモンズ：オブライエン刑事

＜あらすじ＞スカイネット軍のタイムマシンでサラ・コナーを守るべく
タイムトラベルを行ったカイル・リースだったが
到着した世界ではすでにサラ・コナーは親代わりになっていたＴ-800から、戦士としての教育を受けていた。

7月、錦糸町で見る。
久しぶりのシリーズ新作は
Ｔ-800、サラ・コナー、カイル・リース、ジョン・コナー、Ｔ-1000、ダイソンと
主要登場人物が、シュワルツェネッガー以外全員演じる人は変わりましたが一堂に会したという、
ターミネーターシリーズのオールスター戦でした（笑）。
でもシルバーマン博士が出てこなかったのは惜しい。実に惜しい。
表にしてみました。

作品名	公開年	Ｔ-800	Ｔ-850	サラ・コナー	カイル・リース	ジョン・コナー	Ｔ-1000	ピーター・シルバーマン博士	ダイソン
ターミネーター	1984	A.シュワルツェネッガー		リンダ・ハミルトン	マイケル・ビーン			アール・ボーエン
ターミネーター2	1991	A.シュワルツェネッガー		リンダ・ハミルトン	＊2	エドワード・ファーロング、マイケル・エドワーズ	ロバート・パトリック	アール・ボーエン	ジョー・モートン
ターミネーター3	2003		A.シュワルツェネッガー			ニック・スタール		アール・ボーエン
ターミネーター4	2009	＊1		リンダ・ハミルトン（声のみ）	アントン・イェルチン	クリスチャン・ベール
ターミネーター：新起動/ジェネシス	2015	A.シュワルツェネッガー		エミリア・クラーク	ジェイ・コートニー	ジェイソン・クラーク	イ・ビョンホン		コートニー・B・ヴァンス

ウィキなどを参考につくりました。
＊1：ボディビルダーのローランド・キッキンガ―の頭部に若きシュワルツェネッガーの頭部をCGで挿げ替えしたらしい。
＊2：回想シーンで出演していたらしいが、最終的にカットされたらしい。

シュワルツェネッガーが年取っちゃったからターミネーターの細胞組織も老化するっていう設定にしたのは笑いました。
でも、シュワルツェネッガーが出てこそのシリーズだから、それは仕方ないっていうか、まあ納得できる設定です。
オープニングの未来世界からカイルがタイムスリップするまでは長いような感じがします。
しかしカイルとＴ-800（若い方のシュワルツェネッガー）が未来世界からやってくるシーンは
1作目の序盤をこれでもかとトレースしていて
その徹底ぶりがスゴいというか、笑えるぐらい面白かった。
Ｔ-800が裸体でロサンゼルスの夜景を見つめるシーン、チンピラと絡んで「汚れちゃって着るものなしだ」、
逃走するカイルが靴のサイズを合わせるシーン、など。見ていて懐かしさまで覚えました。

白髪になったA.シュワルツェネッガー（T-800・ガーディアン）が
タイムスリップしてきたＴ-800、若いころの自分と闘うのも笑いがこみあげました。
自分と闘うシュワルツェネッガー（笑）。しかも年取っている方の、現役の自分が勝つ。

液体金属Ｔ-1000がアジア系の俳優でしかも「2」では最強だったのに前座扱いであっさり敗退。
でも今回のＴ-1000は「2」のロバート・パトリックのような、あの手の指を開いて猛然と走るシーンや
銃で撃たれた時のすっ飛び方とか、そういう思いっきりに欠けていたような感じです。
ただ「何を考えているのかわからない」表情の不気味さという点ではアジア系のよさが出ていたと思います。

橋でのバスひっくり返しの大アクションはすごかったです。
この後のＴ-800の顔写真撮影のシーンは笑わなかった方がいいと思いますね。

「人類の救世主」ジョン・コナーがT-3000に改造されてスカイネット側につくという衝撃のストーリーなんですが
ナノ粒子細胞って、細胞レベルのマシンということですか、液体金属でさえ構造がよくわからないのに
もう何でもアリ・・・過ぎですね。
マシンの進化はもう出尽くした感じがするので
次回作からは旧式のマシンでストーリーの方に工夫をするべきではないでしょうか。

新サラ・コナーのエミリア・クラークは目がぱっちりしていてかわいい！
パンフの写真より映画の中で動いている方がずっと魅力的でした。
タイムマシンに搭乗するシーンで、もう少し露出は望めなかったですかね。

それから現代のシーンで子供のカイルが登場するんだけど、
同じ時間軸に二人のカイル・リースが存在する、っていうストーリーはおかしいのではないか？
タイムスリップものは「同じ時間軸に同じ人間は存在できない」という設定の作品が多い。
そういうルールみたいなものになっているのではないか？
だからそのルールに則るとカイルはどちらかが消滅？するはずだけど。
もし子供の方のカイルが残って、
ガーディアンの言うところの「合体」をサラと行なうというストーリーってわけには・・・
「お姉さんがいいことしてあげる」子供が見に来れない指定になっちゃうかも。

（2015.1004）

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