猪木・アリ状態
猪木・アリ状態 【いのき-あり-じょうたい】
総合格闘技の試合において、一方がグランドで仰向けあるいは尻をつけて座った状態、
もう一方がスタンドの状態でお互い牽制しあう状況を指す。
昭和51年6月26日日本武道館で実現した「世紀のスーパーファイト」M.アリ対A.猪木の「格闘技世界一決定戦」で
ルールでがんじがらめにされた猪木が苦肉の策として披露した、
アリの打撃を封じ込めてかつ自分がローキックで攻撃することができるスタンス。
伝説の一戦から30年近く経過した現在においてもグランドの選手を立たせて再開するぐらいしかこの状況を打破する打開策は見つからず、
まさに格闘技史上空前のラビリンス(迷宮)。
↑別冊ゴング昭和51年8月号より
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