国際






国際 【こくさい】

ここでは昭和42〜56年まで日本国内に存在したプロレス団体
「インターナショナル・レスリング・エンタープライズ」
IWE、通称国際プロレスを指す。
「人間風車」ビル・ロビンソンに代表されるヨーロッパ選手の紹介、
バーン・ガニアのルートによるAWA系選手の招聘、
日本初の金網デスマッチ、インディアンストラップデスマッチ、
チェーンデスマッチ、メキシカン・キャプテンフォールマッチなどの実現、
選手入場時のテーマ曲の導入、など
旗揚げ時のキャッチフレーズである「パイオニア精神」を如何なく発揮し、
老舗日本プロレスでは見ることのできない試合を提供していた。
反面日本側選手が決定力に欠けていたのか全日本プロレスでのオープン選手権、
新日本プロレスのヤマハ・ブラザースとのIWA世界タッグ王座を巡る攻防などで格の差を見せ付けられる。
時期は違うがTBS・テレビ東京の2つのテレビ局から契約を解除され56年北海道羅臼大会を最後に崩壊。
現在の多団体時代を考えるとプランの全てが早すぎた感があり、
かつ所属日本人選手の多くが「スマートさ」に欠けていたようであったが
またそれが独特のテイストを醸し出していた、名残惜しい昭和の思い出となった団体である。
→草津
→マイティ

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